現在自宅にあるAmazon Echoデバイスは、Echo dotとEcho Plusの2つだ。
Amazon Echo dotについてのレビューは以下で紹介した。
同時に購入していたAmazon Echo Plusの方は、時間が取れずまだレビューできていなかったので、今回、Echo Plusの使い勝手等をレビューしたい。
Amazon Echo Plusとは?
Amazon Echo Plusは、Amazonが発売している音声だけで音楽の再生や、情報検索、家電操作等を行うことができるスマートスピーカーAmazon Echoシリーズの一デバイスだ。
Amazonでは、2018年9月17日現在、Echo Dot(エコードット)、Echo(エコー)、Echo Plus(エコープラス)、Echo Spot(エコースポット)の4種類のデバイスをEchoシリーズとして販売している。
各デバイスの特徴や機能の比較については以下の記事を参考にしてほしい。
Amazon Echo Plusの最大の特徴は、スマートホーム・ハブ機能を標準搭載していることだ。
これにより、ZigBee Light Linkという無線通信規格を採用しているPhilips Hue(ヒュー) ランプ等をEcho Plusからすぐに操作できるようになっている。
Amazon Echo Plus以外のEchoデバイスで同じことをしようとすると、別売りのPhilips Hue(ヒュー) ブリッジの購入が必要となる。
他には、Amazon Echoと同程度の高機能スピーカーを搭載しているので音楽を高音質で楽しむことが出来るようになっている。
Echo Plusでできること
Amazon echo Plusでできることを知りたければ、パッケージの背面を見ればいい。
何ができるのかを簡潔にまとめてくれている。
声だけで簡単操作、スマートホームハブも内臓
Alexaに話しかけるだけで、情報の検索、音楽やニュースの再生、アラームのセット、スマートホーム対応端末のコントロールなどの操作を行うことができる。
Echo Plusで、クラウドベースの音声サービス「Alexa」と対話できる。Alexaに話しかけるだけで、音楽の再生、タイマーや目覚ましのセットなど、いろいろな操作が可能。
スマートホームハブが内臓されているため、デバイスのセットアップやコントロールをすぐに始めることができる。
家中の音楽を声でコントロール
聞きたい曲名、アーティスト名、ジャンルを言うだけで、利用している音楽ストリーミングサービスの楽曲を再生可能。
マルチルームオーディオ機能で、各部屋にあるEcho端末で同時に再生することもできる。
ニュースやスポーツの試合結果をチェック
Alexaに話しかけて、ニュースやスポーツの結果を聞くことが出来る。
スマートホームのセットアップと操作も簡単
スマートホームハブが内臓されているため、デバイスのセットアップに別売りのスマートホームハブを購入する必要はなし。
Alexaに話しかけるだけで、対応するスマート照明やスイッチなどを検出して、操作することが可能。
クリアで豊かな臨場感あふれるサウンド
パワフルな360度全方向スピーカーで、クリアなボーカル、ダイナミックな低音を再現。上質なオーディオを楽しめる。
第2世代遠隔音声認識テクノロジー
7つのマイクとビームフォーミング&ノイズキャンセリング技術によって、どの方向から話し掛けても、音声認識することができ、音楽再生中でも問題なく認識可能。
日々進化するAlexa
Alexaには、新しい機能やスキルが続々追加されており、テレビのコントロール、アラームやタイマーのセット、予定の確認、買い物リストの作成など、声だけでさまざまな操作が可能。
自分独自の機能を追加できる
パッケージには書いてないが、Echoで利用する音声サービスAlexaでは自分でオリジナルのスキル(機能)を開発して利用することが可能なのだ。
さらに、開発したスキルを一般に公開して誰かに使ってもらうことも可能だ。
世界中の開発者が便利な機能を開発してどんどん進化していくことができる、これがAmazon Echoの大きな特徴だ。
開封の儀
パッケージはこんな感じ。
内箱を引き出し、封印シール破ってパカっと開けるとAmazon echo Plusが顔を出す。
黒い箱の中にACアダプタが入っている。
中身を全部取り出したのが以下の写真。
内容物は、Amazon echo Plus本体、ACアダプタ、簡単な説明書、使い方カードの4点。
Amazon echo Plus本体はこんな感じ。
Amazon echo Plusは、Echoシリーズの中で一番重く、954gもあるので、片手で持つと結構な重みを感じる。
デバイスの一番上部には、マイクオフボタンとアクションボタンの2つのボタンが用意されている。
Echo dotにはこれに加えて、音量UPとDOWNのボタンが搭載されていたが、Echo Plusでは音量操作ボタンはなく、デバイス上部を左右に回転させることで音量操作ができるようになっている。
デバイス下部背面にACアダプタを差し込むジャックとAUXオーディオ出力端子が用意されている。
Echo Plusを使うための準備
Amazon Echo Plusを使うためには、最初に少しセットアップ作業が必要になる。
Alexaアプリをダウンロード
Amazon echo PlusをセットアップにはAlexaアプリが必要になるので、まずはアプリをダウンロードしよう。
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設定・セットアップ方法
利用しているルーターでMACアドレスフィルタリングを設定している場合は、セットアップが完了するまで一時的に解除しておこう。再び有効にするときは、Echo PlusのMACアドレスをルーターに登録することを忘れずに!
Amazon Echo Plus本体と電源アダプタを接続後、約1分ほどたつと上部のライトリングがオレンジ色に変わりAlexaが挨拶メッセージを発してくれる。
挨拶を聞き終わったら、Amazon Alexaアプリを起動しよう。
ここでは、iPhoneアプリを使用した設定方法の解説を行っている。
ログイン画面が表示されたら、Amazonアカウントのメールアドレス、パスワードを入力し「ログイン」ボタンをタップする。
Alexaアプリを初めて起動する場合は、以下の利用条件画面が表示されるはず。
利用条件画面が表示されたら「続行」ボタンをタップする。
ここで、セットアップ画面が表示されたら、「セットアップするデバイスを選択」画面でEcho Plusを選択しよう。
もし、セットアップ画面が表示されなかった場合は、アプリの左上のハンバーガーアイコン(メニューアイコン)をタップし、表示されたメニューから「設定」をタップする。
私の場合、AmazonからEcho Plusを購入した時点でアカウントに紐づけられているのか、Alexaアプリのデバイス一覧にEcho Plusがすでに登録された状態になっていた。
もし、デバイスリストにEcho Plusが表示されていない場合は、「新しいデバイスをセットアップ」ボタンをタップし、セットアップするデバイスを選択」画面で「Echo Plus」をタップしてセットアップを進めよう。
もし、デバイスリスト上に、Echo Plusがすでに表示されていたら、そのデバイス名をタップしよう。すると「Alexaデバイス」という画面が表示されるので、ワイヤレス項目のWi-Fiネットワークの横にある「変更」をタップする。
「Echo Plusのセットアップを開始」画面で、「Wi-Fiに接続」ボタンをタップし、オレンジのライトリングが回転するまでお待ちくださいと表示されたら、Echo Plusのライトリングがオレンジ回転していることを確認して「続行」ボタンをタップする。
「iPhoneとEcho Plusを接続」という画面が表示されたら、スマートフォンのWifi設定画面を起動しよう。
Wi-Fi設定画面で、Amazon-xxxというネットワークが一覧に表示されているはずなので、それを選択して利用するWi-Fiに設定する。
Wi-FiがAmazon-xxxに接続できたら、「Echo Plusに接続できました Alexaアプリでセットアップを完了してください」とEcho Plusからのアナウンスがある。
アナウンスを聞いた後すぐにAmazn Alexaアプリを再度表示させると「Echo Plusに接続しました」という表示に変わっているので、「続行」ボタンをタップする。
「Wi-FIネットワークを選択」画面が表示されるので、Echo Plusで利用するWi-Fiネットワークを「その他のネットワーク」から選択しよう。
すると、選択したWi-Fiネットワークのパスワードを入力する画面になるので、パスワードを入力し「接続」ボタンをタップする。
無事に接続が出来れば、セットアップ完了画面が表示されるので「続行」ボタンをタップする。
「Echo Plusの構成を選択」画面で「スピーカーなし」をタップする。
動画が始まるので最後まで見たら、「次へ」ボタンをタップ。
スマートホームデバイスを設定する準備ができたら、次のように言います。と表示されたら「スキップ」ボタンをタップする。
これでおしまいです!と表示されたらセットアップは完了だ。
「試してみよう」にアクセスするとAlexaの使い方ガイドを参照することが出来る。
必要ないなら「ホームに戻る」を選択しよう。
以上でAmazon Echo Plusのセットアップはすべて終了だ。
使い方
基本的な使い方については、Amazon Echo Dotのレビューで紹介しているので、そちらを参照してほしい。
スマートホーム機能
Amazon Echo Plusには、スマートホームハブを内臓しているため、PhilipsPhilips Hue(ヒュー) ランプ等の対応機器をすぐに音声操作することが可能だ。
Echo Plusのスマートホーム機能を使った対応デバイスの操作については、以下の記事を参照してほしい。
スマート学習リモコンを使ってEchoデバイスから照明やテレビを操作する方法は以下を参照。
また、Wi-Fiスマート電球をEchoデバイスで操作する方法は以下を参照。
スピーカーの音質は?
Amazon Echo Plusは、Dolbyデュアルスピーカーを搭載し、さらに、2.5インチウーファー+0.8インチツイーターという構成だけあって低音も高音もしっかり出してくれる。
Amazon Echo Dotとは比べるまでもないが、音質は雲泥の差だ。
ウーファーの効果で重低音ががんがんびんびん響いてくる。
Dolbyデュアルスピーカーで非常に立体感のある音も楽しめるし、音楽好きには申し分ない音質なのではないかと思う。
Amazon Primeには加入すべし
せっかくいい音質を醸し出してくれるAmazon Echo Plusなのだから、これを購入するなら100万曲が聞き放題のAmazon Primeに入らないと何のために購入するのかわからなくなる。
よって、Echo Plusを購入するならアマゾンプライムには入っておこう。
私は現在、Amazon Echo Plusで毎日Amazon Prime Musicの曲を聞いている。すっかり毎日音楽を聴く生活となってしまった。
私が10代のころは、コンポも高かったし音楽を聴くにもそれなりにお金がかかったわけだが、今の若い子は大量の曲を数百円払えば聞き放題なのだから心底うらやましい限りだ。
2018年9月27日まで500ポイントが貰えるPrime Music Unlimitedの無料体験キャンペーンをやっていたので申し込んでみた。
Prime Music Unlimitedでは、4000万曲聞けるわけだが、Unlimitedにしても邦楽はやはり弱いまま。それでもただのPrime Musicよりはましになるので、ぜひ一度試してみてほしい。
Echo Plus対応製品を使う予定がないのであればAmazon Echoで充分
Amazon Echo Plusはスマートホームハブ機能を内蔵しているため、Echo Plus対応製品をすぐに音声で制御することが出来るようになっている。
対応製品は今のところ、Philips Hue(ヒュー)製品しかないので、こいつらをEchoデバイスと連携させて使わないと自信を持って言える人は、Amazon Echo Plusではなくスピーカー品質がほぼ同等のAmazon Echoを購入すればよい。
Amazon Echoを購入した場合は、Hue(ヒュー)ブリッジを別で購入すればPhilips Hueランプを制御できるようになるので、後になってやっぱりHueランプを使いたいと思っても支障はない。
Hueブリッジを手に入れたい場合は、HueブリッジとHueホワイトグラデーションシングルランプが2個、Hue DimmerスイッチがセットになったPhilips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセットの購入がお勧め。
それぞれ単体で揃えるよりもトータルコストは安くなり、お得に手に入れることが出来る。
Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセットのレビュー記事は以下の記事を参照してほしい。
まとめ
Amazon Echo Plusは通常のEchoにスマートホーム機能をプラスしたものだ。
そのため、Philips Hue(ヒュー)ランプを家中で使用する予定の人には、ブリッジを別途購入する必要がないAmazon Echo Plusの購入がお勧め。
Philips Hue(ヒュー)ランプを使う予定のない人で、高音質な音楽を楽しみたいなら通常のAmazon Echoを購入すればよいだろう。
最近はWi-Fi対応スマート電球が安く出回っているので、Philips Hue(ヒュー)ランプを使わずともWi-Fi経由で電球のスマートホーム化が可能になっている。
ただ、Wi-Fi対応スマート電球の場合、Wi-Fi電波が届かない場所では使えないので使用場所を選ぶというデメリットがある。
Philips Hueランプの場合、無線規格Zigbeeを採用しているため、hueランプ自身が直線距離30m程度の通信を中継することができ、うまく配置すれば家中のあらゆる電球をAmazon Echoデバイスから制御できるようになる。
Wi-Fi電波の届かないような場所でも制御が可能になり、商品の品質も安定しているので、できることならPhilips Hueランプを使用してスマートホーム化することをお勧めしたい。
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