セールの時に安く買ったまま放置していた「Amazon純正スマートプラグ」。
ようやく時間が出来たのでレビューしておく。
スマートプラグは使い道に困るってよく聞くけどどうなの?と疑問にお持ちの方もいると思う。
当記事では、使い方から効果的な活用法も紹介しているので、Amazon純正スマートプラグに興味のある方は参考にしてほしい。
Amazon純正スマートプラグとは?
Amazon純正スマートプラグは、AI音声アシスタントのAlexaに対応しているAmazonブランドのスマート電源プラグだ。
Amazon Echo DotのようなAlexaデバイスを通して、物理スイッチでコントロールするような家電製品のオン/オフを声でコントロールすることができるようになっている。
定型アクションをAlexaアプリで作成をすれば、電源のオン/オフを自動化することもできるし、Alexaアプリで外出先から電源のオン/オフ操作を行うことも可能だ。
接続にはWi-Fiを使用するので特別なハブデバイス等は一切必要ない。
設定はAlexaアプリから簡単にセットアップすることが可能だ。
商品仕様
サイズ | 70 mm x 38 mm x 36 mm |
---|---|
重量 | 79.4g |
電気定格 | 入力: 100V ~、50/60Hz、最大15A 出力: 100V ~、50/60Hz、最大15A |
wifi接続 | 802.11 b/g/n 2.4GHz wifiネットワークに対応。5GHzまたは、アドホックモード(またはピアツーピア方式)のwifi ネットワークには非対応。 |
MAC アドレス | 製品パッケージに記載されているMACアドレスは間違っている可能性があるため、デバイス上のMACアドレスを参照 |
用途 | 屋内専用 |
互換性 | Amazon スマートプラグはAlexaのみに対応。その他の音声コントロールやスマートハブには非対応。 |
Alexaアプリ | iOS、Android、Fire OS、パソコンのブラウザ |
保証とサービス | 1年間限定保証付き。Amazon スマートプラグ使用時は利用規約が適用されます。 |
同梱内容 | Amazon スマートプラグ (差込み口1個、wifiプラグ)、スタートガイド |
商品・パッケージ紹介
パッケージ表面

パッケージ裏面。

紙類は以下の3点。左からクイックスタートガイド、重要な情報、セットアップの案内。

スマートプラグ本体。端っこの小さい点はLEDランプになっている。

裏面のプラグ側。裏面にはMACアドレスが書かれている。

左サイドにON/OFFボタンを搭載している。

セットアップ方法
事前準備:Amazon Alexaアプリのダウンロード
Amazon純正スマートプラグのセットアップには、Amazonアレクサアプリが必要となる。
最新バージョンのAmazon Alexaアプリをご利用のスマートフォンにダウンロードしておこう。
セットアップ手順
まずは、Amazon純正スマートプラグをコンセントに挿そう。すると、LEDインジゲーターが青点滅を始める。

Amazon Alexaアプリから「新しいプラグが見つかりました。」という通知が来るのでタップする。
すると、Alexaアプリが立ち上がりしばらくすると「Amazon Smart Plugをセットアップする準備ができました」という画面が表示されるので「次へ」ボタンをタップする。

「Alexaアプリに許可する」という画面が表示されるので「許可」ボタンをタップする。
この時スマートフォンの設定でBluetoothやカメラの許可が有効になっていない場合は、ダイアログが出てスマートフォンの設定画面へ誘導されるので、Bluetoothとカメラの設定を有効にした後、再度この画面に戻ってこよう。
次に「AmazonプラグのQRコードを探します」という画面が表示されるので、「バーコードをスキャン」ボタンをタップする。

スマートフォンがカメラモードになるので、クイックスタートガイドに記載されているバーコードをスマホのカメラで読み取ろう。
読み取りに成功すると「Amazonのプラグを検出中」と表示されるのでしばらく待つと「デバイスをwifiに接続する」という画面が表示される。
ここで、利用するWi-Fiネットワークを選択し、「次へ」ボタンをタップする。

次の画面で、Wi-Fiパスワードを入力し「次へ」ボタンをタップする。
すると、「Amazonのプラグを(Wi-Fi名)に接続中」と表示されるので完了まで待とう。

「Amazonのプラグが接続されました」と表示されたら「次へ」ボタンをタップする。
次に「遠隔操作開始同意文」画面が表示されるので「同意します」ボタンをタップする。

「プラグはどこにありますか?」という画面が表示されるので、所属させたいグループを選択するか、グループに入れない場合は「スキップ」をタップする。
今回はスキップをタップした。「一番目プラグはセットアップ済みですぐ使えます」と表示されたら「完了」ボタンをタップする。

以上で、デバイスのセットアップは完了だ。
Amazonスマートプラグできること
スマートプラグ本体のボタンで電源をON/OFFする
Amazonスマートプラグの側面についているボタンを押すことで、スマートプラグのON/OFFを切り替えることが可能。

Amazonスマートプラグに接続した電気製品のON/OFFを、この物理ボタンて直接コントロールすることができる。
Amazonスマートプラグの電源がONの時は、LEDインジゲーターが青色点灯する。
AlexaアプリからON/OFFする
Alexaアプリのデバイス画面、上部にある「プラグ」をタップすると、登録されたスマートプラグの一覧が表示される。
デフォルトだと〇番目プラグという名前で登録される。
この一覧画面のオン/オフボタンから当該のスマートプラグの電源のON/OFFコントロールが可能だ。

また、一覧から当該のスマートプラグ名をタップすると以下の画面が表示され、画面内に表示されているボタンをタップすることでON/OFFを切り替えることが出来る。

スマートプラグ名を変更したい場合は、右上の設定ボタン(歯車アイコン)をタップして表示される設定画面から変更することが可能だ。
Amazon Echoデバイス等からAlexaに音声で指示してON/OFFする
Amazon Echo dot等のAlexa搭載デバイスにアレクサ、(スマートプラグ名)をON、アレクサ、(スマートプラグ名)をOFF等と発話することで、スマートプラグのON/OFFをコントロールすることが可能だ。

Amazon Echo DotのようなAlexaデバイスを持っていないとAmazon純正スマートプラグの便利さの大部分が失われてしまうので、まだ持っていない方はこの機会に一緒に購入しておこう。

デバイスの自動制御
Alexaアプリで定形アクションを設定することで、デバイスのON/OFFを条件に合わせて自動制御することが可能だ。
下画像左画面は、定形アクションの新規作成画面。右の画面は実行条件を設定する画面だ。

実行条件にはさまざまな条件を指定できるようになっているが、一番わかりやすいのがスケジュールだ。
スケジュールを利用すれば、時間指定でデバイスのON/OFFをコントロールすることが出来る。
使ってみた感想まとめ
良かった点
セットアップが非常に簡単
Amazon純正スマートプラグをコンセントに差し込むと、Alexaアプリに通知がきてアプリの指示通りに操作するだけで簡単にセットアップできてしまう。
セットアップの簡単さは一番簡単なのではないだろうか。
性能面で特に問題はなし
Amazon純正スマートプラグの電源をON/OFFした時に「カチッ」という稼働音がなる。
この音のおかげでON/OFFが切り替わったことがしっかりとわかる。
この辺は他のスマートプラグも同じようになっている。
Alexaアプリからの操作や、Alexaデバイスからの音声による操作時において遅延などはなくすぐに反応してくれた。
プラグに大小がないので日本のあらゆる電源タップ類に対応可能
スマートプラグによっては、プラグ側の左右が大小異なるサイズになっている場合がある。
例えば、以前私が購入した以下のスマートプラグもプラグ側の大小が異なっていた。

日本にはプラグの大小に対応していない電源タップや延長コードも多く販売されている。
直接コンセントに挿す場合は問題ないのだが、使用する電源タップや延長コードによっては挿すことが出来ない場合がありその点が不便な時があった。
しかし、Amazon純正スマートプラグの場合は、プラグの左右が小さいサイズに統一されているため、あらゆる電源タップや延長コードに挿すことができ、また上下どちらの方向でも挿せるので便利だ。
写真を見ればわかるが、プラグのサイズが左右同じであることがわかる。

残念な点
外箱に記載のMACアドレスが間違っている場合がある
私が購入したものは問題なかったが、物によっては外箱に記載してあるMACアドレスがまったくでたらめな場合があるらしい。
MACアドレスを利用する必要のある方は、製品本体側にプリントされているMACアドレスを利用するようにしよう。
Google Home等他のスマートスピーカーには非対応
Amazon純正というだけあってAlexaデバイスと一緒に使ってほしいようで、Google Home等の他のスマートスピーカーと連携させることはできない。
他のスマートプラグは、AlexaにもGoogle Homeにも対応しているものがほとんどなので、この点は他製品より劣っているポイント。
ただ、Google Homeなんて利用しない、うちはAmazonのAlexaデバイスで統一してるよという人はまったく気にする必要はなし。
IFTTT(イフト)連携などは出来ない
IFTTT(イフト)は、ネット上の様々なサービスを組み合わせて自動化を行う事が可能なサービスの事だ。
IFTTT連携が出来ると、様々な使い方ができるので非常に便利だ。
スマートプラグの中には、IFTTT連携もできる製品があるのだが、Amazon純正スマートプラグは残念ながら対応していない。
ただ、複雑な制御には興味がないという方は特に気にする必要はない。
以前私が購入したSTYLEDのスマートプラグもIFTTT連携が可能だったが、すでに販売を終了してしまっているようだ。

以下のMerossというスマートプラグは、IFTTT連携に対応している。
以下の記事で、スマートプラグとIFTTT連携を使った使用例を紹介しているので興味がある方は参考にしてほしい。

Amazonスマートプラグの使い道
スマートプラグって使い道がかなり限定されるので、いざ購入してみたものの使い道に困っているという人も多いのではないだろうか?
何せ最近の家電は赤外線リモコンでON/OFFがするものがほとんどで、ロッカースイッチやスライドスイッチのように物理的スイッチで電源をONにし続けられる家電は非常に限られてくるからだ。
なので、活用できそうなアイデアを以下にまとめてみたので参考にしてみてほしい。
デスクライト・テーブルライト・ベッドランプ等
スマートプラグの王道的活用方法がデスクライト、テーブルライト、ベッドランプ等の照明器具に使用する方法だ。
スイッチでON状態を固定できる照明器具である必要があるため、商品選定に注意しなければならないが、気軽にスマートホームを体験するのには照明器具類は最適だ。
電球タイプの場合は、スマートLED電球を購入する選択肢もあるが、既存の電球を活用したい場合はスマートプラグを利用するのが良いだろう。
スマートLED電球に興味のある方は以下の記事も参照してみてほしい。


水槽ライト
水槽ライトとAmazonスマートプラグの相性は抜群だ。
外出先から電源のON/OFFをコントロールすることが出来るので、急に自宅に帰れなくなったという場合であっても水槽のライトを外出先からオフにする事が可能だ。
また、Alexaアプリで定形アクションを作成して、特定の時間に自動的に水槽ライトをON/OFFするように設定しておけば、手間いらずで水槽のライト管理ができて非常に便利。
自宅に水槽置いて熱帯魚等を買っているアクアリストは、スマートプラグ是非導入してみてほしい。
卓上小型扇風機
大きい扇風機だと電源をONにしっぱなしにできないものがほとんどだと思うが、卓上小型扇風機であれば物理スイッチでONしっぱなしにできるものが多いので活用できる。
卓上扇風機はロータリースイッチになっていたりするが、結構オンオフ操作に手間がかかる。
でも、AmazonスマートプラグとAmazon Echo dot等のAlexaデバイスを使えば、音声で簡単に卓上扇風機の電源コントロールが可能になる。
水性キンチョウリキッド
夏に大活躍する蚊取り器の水性キンチョウリキッドの電源オン/オフコントロールにもAmazon純正スマートプラグは活用できる。
帰宅前に外から電源を入れたり、寝る時に電源をONにしておいて指定の時間にオフするようにしたりと使い方はあなた次第で便利に使えるはずだ。
加湿器
ダイヤル式の加湿器であれば、Amazonスマートプラグを有効に活用可能だ。
夜寝る前に電源をONし、明け方にOFFする等の自動化を行うことも出来るし、気が向いた時にアレクサにお願いして電源をオンにしたりと便利に活用することができる。
電気こたつ
日本の冬には欠かせない電気こたつ。
朝起きてからこたつの電源を入れる場合は、温まるまでに時間がかかりその間寒い思いをすることになる。
しかし、Amazonスマートプラグを使用して定型アクションを設定しておけば、朝起きる時間に自動で電源をONにして起きてすぐ温まることが可能だ。
外出先から自宅に帰る少し前にAlexaアプリから電源ONにしてあらかじめ温めて置いたり、切り忘れ防止に指定時間に必ずオフするように設定しておくといった使い方もできる。
また、Alexaデバイスから音声でこたつのON/OFFをするのはかなり便利なので是非試してほしい。
私が利用しているのは以下のこたつ台。
電気カーペット
電気カーペットも冬に大活躍する製品だ。
電気カーペットもこたつと同じようにAmazonスマートプラグを有効活用することが可能だ。
電気毛布
Amazon純正スマートプラグは電気毛布と一緒に使用するのもおすすめだ。
あらかじめ就寝時間の30分前ぐらいに電源をONにする定型アクションを登録しておけば、毎日あったかほかほかの状態で布団に入ることが出来るぞ。
また、就寝後30分から1時間後に自動オフにするようにしておけば、低温やけどを心配することなくぐっすり安眠することが可能だ。
最後に
スマートプラグは、使い道がなくて困るという声もよく聞こえてくるが、いやいや今でも十分便利に使うことができる。
そういう事をいう人は、想像力が貧困すぎるだけだ。
当記事で紹介している活用法を事前に把握したうえで、便利だと思える人は是非Amazon純正スマートプラグを購入してみるといいだろう。
もちろん、今はデバイス自体にAlexaを搭載している製品も非常に多くそちらを購入した方がより便利に使える場合もある。
どちらを購入するかは用途次第なので、どういう使い方が便利になるのかを事前によく検討してみよう。
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