以前、個人事業主が最初に持つビジネスカード・法人カードのおすすめとして、オリコEX Gold for Bizを紹介した。
今回は、クレジットカードはやっぱりステータスでしょと考える個人事業主や法人経営者にお勧めのカードとして「アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード」を取り上げたい。
ある程度事業がうまくいっている個人事業主の方や、ベンチャー企業の経営者なら高ステータスを得られるアメリカン ・エキスプレス・ ビジネス・カードは非常に魅力的だ。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードとは?
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.が発行している中小規模企業の経営者や個人事業主様向けのクレジットカードだ。
アメリカン・エキスプレスカードは通称アメックスカードという略称でも有名だが、ビジネスカードの場合はアメックス・ビジネスカードと言われたりする。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、一般カード(アメリカンエキスプレス・カード)と同じく券面が緑色のデザインとなる。
年会費は12,000円(税抜)と高めだが、他社の法人ゴールドカード並みに付帯サービスが充実しており、高ステータスを求める個人事業主や中小企業経営者にお勧めのカードとなっている。
さらにワンランク上のカードとして「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード」も用意されている。最上級のステータスとサービスを求めるならアメックス・ビジネス・ゴールドがお勧めだ。
カードスペック
カード名 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード |
---|---|
年会費 | 本会員:12,000円(税別) |
追加カード:6,000円(税別) | |
ポイント制度(メンバーシップリワード) | ・100円につき1ポイント(還元率約0.3~0.5%)
※メンバーシップ・リワード・プラスの登録(+3000円+税)で0.5~1.0%還元 |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険(年間最高5000万円)利用付帯 |
海外旅行傷害保険(年間最高5000万円)利用付帯 | |
ショッピング保険(年間最高500万円) | |
オンラインプロテクション(第三者による不正使用を保証) | |
リターン・プロテクション(返品を受け付けて貰えない時、1商品最高3万まで、年間最高15万円まで払い戻し) | |
その他特典等 | ・国内外30ヶ所の空港ラウンジが同伴者1名様まで無料 ・オーバーシーズ・アシスト ・手荷物無料宅配サービス ・空港パーキング ・無料ポーターサービス ・空港クロークサービス(中部国際空港で荷物無料預かり) ・「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料 ・「クラウド会計ソフト freee」へのデータ連携 ・ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」月会費無料 ・ビジネス代行調査サービス年間登録料無料 ・チケットアクセス ・ゴルフデスク |
なぜアメックス・ビジネスカードを作るべきなのか?
単純に持っていると信用されるしモテル!
アメリカン・エキスプレス・カードは世界7大ブランドの1つで国際シェア4位を誇っている。
一般的な人は、Visa、Master、JCBを使うためアメックスを持っている人は少なく、その分非常にステータス性が高い。
非常に安直だが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを持ってるとそれだけでかっこいいし信用される。
そして女性から好印象を持ってもらえるし、モテルこと間違いなし。
それは、ビジネスカードであっても同様だ。ビジネスも順調なのかなと思わせてくれる効果がある。
アメックス・ビジネス・ゴールドならなおさら。
私もいつかはアメックス・ビジネス・ゴールド・カードを持って世界中を駆け回れるような人物になりたいものだ。
企業一年未満でも作れると評判!実は審査は厳しくない!?
アメリカン・エキスプレス・カードは企業設立1年未満でも審査に通る可能性のあるカードとして巷では評判だ。
高ステータスカードのアメリカン・エキスプレス・カードは審査は厳しそうというイメージがあるが、信用情報等に問題なければ審査に通過する可能性があり意外と申し込みやすいビジネスカードなのだ。
そして個人事業主でも申込可能なので年会費を払える余裕があるなら是非チャレンジしておきたいカード。
実際、IT系企業の経営等は、アメックス・ビジネスやアメックス・ビジネス・ゴールドカードを持っている人が多いようで、やはりどちらかは持っておくと様になる。
事業が順調で年収もそこそこあるなら「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード」に是非チャレンジしてみるといいだろう。
柔軟な限度額設定
アメリカン・エキスプレスのカードは、一律の利用可能枠が設定されておらず、個々のカード会員の利用状況や支払い実績等によって異なってくる。
通常より高額の決済予定がある場合も事前にあらかじめ電話で相談しておけばフレキシブルに対応してもらえる。
JCBと提携しているので国内でも利用しやすい!
アメリカン・エキスプレスは、日本国内で利用できる店が少なくて普段利用がしずらいと思ってはいないだろうか?
実はアメリカン・エキスプレスは、JCBカードと提携しており、JCBカード加盟店で利用する事が出来るのだ。
一部利用できない店舗もあるみたいだが、大抵のJCB加盟店で利用する事が可能で、国内でも問題なく普段利用することが可能だ。
2019年現在でアメリカン・エキスプレス・カードはほぼ不自由なく日本国内の支払いに使えるようになっているので、利用しずらいのでは?と敬遠していたも是非カードの作成を検討してみるといいだろう。
高額の国内海外旅行傷害保険はやはり魅力的
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードには、最高5,000万円までの国内・海外旅行傷害保険が付帯している。
自動付帯ではなく旅行代金などをカードで決済する必要のある利用付帯にはなるが、グリーンカードでありながら他社ゴールドカード並みの保険内容となっており、国内・海外を頻繁に移動するアクティブなビジネスオーナーには非常に魅力的だ。
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードに付帯している主な保険・保証サービスは以下の通り。
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯)
- 海外旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯)
- ショッピング保険:年間最高500万円まで
- オンライン・プロテクション:不正利用は全額保証
- リターン・プロテクション:購入店が返品を受け付けない場合、1商品最高3万円相当、年間15万円相当まで払い戻し
ショッピング保険は年間最高500万円までと高額保証もあるし、購入店が返品を受け付けてくれない時に利用可能なリターン・プロテクションも利用できるので安心してショッピング利用することが出来る。
空港ラウンジが利用可能
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード会員なら国内28か所、海外1か所の空港ラウンジを無料で利用する事が可能だ。
さらに、カード会員本人だけではなく同伴者1名まで無料で利用する事が出来る。
オリコEX Gold for Bizよりも多くの空港ラウンジが利用でき、アクティブなビジネスオーナーにお勧めのカードになっている。
利用可能な空港は以下の通り。
国内空港
- 新千歳空港
- 函館空港
- 青森空港
- 秋田空港
- 仙台空港
- 羽田空港
- 成田国際空港
- 新潟空港
- 富山空港
- 中部国際空港
- 小松空港
- 大阪国際空港(伊丹空港)
- 関西国際空港
- 神戸空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 米子空港
- 山口宇部空港
- 高松空港
- 松山空港
- 徳島空港
- 北九州空港
- 福岡空港
- 長崎空港
- 大分空港
- 熊本空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
海外
ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)
ビジネス向けのお得な特典も利用できる
あらゆる支払いをアメックスビジネスに集約させれば経費処理を削減できる
「クラウド会計ソフト freee」へのデータ連携が可能
カードの利用情報を個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフト「freee」へ自動的に安全かつ正確に取り込むことが可能。
freeeは、経理・決算を初めて行う方でも簡単に使いこなすことが可能なソフトで、月額1,980 円(税抜)~利用できる。
freeeを利用している方は、アメックスビジネスカードの利用がお勧めだ。
アメックス・ビジネスカード会員なら、通常の無料利用期間最大30日間に加えて、さらに30日間無料で利用することが可能な特典が付いている。
社員の仮払いや精算などの手間を軽減できる「追加カード」発行
社員用に追加カードを発行することで、「いつ、誰が、いくら」利用したかを容易に把握することが可能になる。
追加カードは、+6,000円(税抜)で発行する事が可能。
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」を年会費無料で利用できる
G-Search(ジー・サーチ)は、株式会社ジー・サーチが提供する入札・落札公告情報、企業情報、新聞・雑誌記事、人物情報などまで、幅広く収録した日本最大級のビジネス情報データベースサービスだ。
「帝国データバンク企業情報」や「東京商工リサーチ企業情報」などからビジネス情報をオンラインで入手でき、取引先情報や市場動向などのリサーチに役立てることが出来る。
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード会員なら、この便利な「ジー・サーチ」を、年会費無料で利用する事が可能。
福利厚生プログラム「クラブオフ」の年間登録料が無料
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード会員は、75,000以上の契約施設を特別優待料金で利用可能な福利厚生プログラム「クラブオフ」の年間登録料が無料になる。
基本カード会員だけでなく、追加カードを持っている社員も利用できるので、社員の福利厚生としても使うことが可能だ。
以外に穴のあるポイント制度
アメリカン・エキスプレスのポイント・プログラム「メンバーシップ・リワード」は利用代金100円につき1ポイントがたまるポイント制度となっている。
見た感じ還元率1%あるのかと思いきや、交換レートが悪いため、実質的には約0.3%~0.5%ほどの還元率となってしまう。
そのため、通常のままであれば還元率は非常に低いカードとなってしまう。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば還元率は最大1.0%に
通常のままだと非常に低い還元率になってしまうアメリカン・エキスプレス・ビジネスカードだが、「メンバーシップ・リワード・プラス」というものに登録すれば、ポイント還元率を最大1.0%まで引き上げることが可能だ。
メンバーシップ・リワード・プラスは、年間3,000円(税別)の有料サービスだが、通常3年間のポイントの有効期限が無期限になる特典もあり、大きくポイントを貯めたいなら「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録がお勧めだ。
ボーナスポイントプログラムを併用すれば還元率は最大3.0%に!!
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、さらに「ボーナスポイントプログラム」に無料登録する事ができる。
ボーナスポイントプログラムに登録すれば、対象加盟店での利⽤が100円=3ポイント(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント)と通常の3倍ポイントを貰うことが出来る。
対象加盟店には、ヤフーショッピングやヤフオクの支払い、iTunes Store/App Store、JAL、HIS、Amazon.co.jpが含まれているので、ヤフーやAmazonでオンラインショッピングをよく使用する方にも非常にお勧め。
ANAマイルへのポイント移行レートは「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録している場合1000ポイント=1000マイルなので、最大3%の高還元クレジットカードに早変わりだ。
こんな人にお勧め
アメックス・ビジネスカード以下のような人にお勧め。
- とにかくステータスを重視したい人
- 企業設立・事業開始1年目以内の法人経営者・個人事業主で法人カードを作りたい人
- 利用限度額が柔軟なカードが欲しい人
- 国内出張や海外出張が多い方
- お得にマイルやポイントを貯めたい方
上記に当てはまる人はアメリカン・エキスプレス・ビジネスカードを発行を検討してみるといいだろう。
まとめ
アメリカン・エキスプレス・カードは、高い年会費がネックだが、その価格に見合うだけの保険や付帯サービスが利用できるので各種サービスの恩恵を受けられる人であればむしろお得なカード内容になっているのではないかと思う。
アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は、経費で落とすことが可能なので、高いステータスを確保するために是非カード発行にチャレンジしてみてほしい。