私が現在使用しているiPhone8にはイヤホンジャックが標準で搭載されておらず、3.5mmプラグのイヤホンを使いたい私にとって、その点は不便で仕方がない。
また、以前紹介したiPhone用のコンデンサーマイク(3.5mmプラグで接続)も接続することができなくなってしまった。

そこで、イヤホンジャックのないiPhone 8でも3.5mmプラグ接続のイヤホンや外部マイクを使用できるようにするため、以下のApple純正Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを購入してみた。
iPhoneを充電しながら使えないのが残念な点ではあるが、今までのイヤホンやマイクが使えるようになったので満足することができた。
Apple Lightning-3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタとは?
Apple Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタは、iOSデバイスのLightning端子を3.5mmのヘッドフォンジャックに変換することができるApple純正のアダプタだ。
Apple販売のものなのでiOSデバイスとの相性は完璧なので安心して利用することが出来る。
マイクにも対応しているので、接続したマイクを経由した音声の録音や会話も可能になる。
製品仕様
システム条件 | iPod touch、iPad、iPhoneなど、Lightningコネクタを搭載し、iOS 10以降に対応するすべてのデバイス |
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互換性 | ■iPhoneの各モデル
■iPodの各モデル
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開封の儀
まずはパッケージ紹介。以下は表面の画像。

裏面はこんな感じ。

中に入ってたのは以下の3点。

変換アダプタ自体はこんな感じの代物だ。

3.5mmミニプラグのマイクを使うにはこの純正アダプタが必須
巷には以下のような充電とイヤホン利用が同時に行える2in1タイプのLightning変換アダプタが多数で回っているが、実はこの2in1タイプのアダプタではマイクはサポートされていないのだ。
つまり、2in1タイプではイヤホン用途でしか使えないので、マイクを使いたい方は以下の純正変換アダプタを購入する必要がある。
実際に使ってみた感想・評価
有線イヤホンが不通に使える
Bluetoothイヤホンってケーブルがないので一見便利なように見えるが、充電が必要だったり、遅延や音質の問題があったりとあまり使い勝手がいいとは言えない。
やはり接続するだけでいつでもすぐに使える普通のイヤホンの存在は今でもかなり有用だ。
このアダプターを使えば、3.5mmミニプラグの有線イヤホンがこれまでのように使用できるようになるのでイヤホンジャックのないiPhoneを使っている人は是非とも1つは手元に置いておきたい代物だ。
イヤホンジャックがiPhoneから標準排除されてしまったのは本当に残念でしかたがない。
音質は問題なし
普通の安物イヤホンを接続してみたが、ノイズが乗るようなこともなく音質が悪くなるようなこともない。
イヤホンジャックが標準でついているiPhone SEにこの変換アダプタを接続して、イヤホンジャック直挿しの場合とこのアダプタを介した場合とで音楽を聴き比べしてみたのだが、このアダプタを介したほうが音質がよくなっているような気がしている。
外部マイクで音声入力が可能
3.5mmプラグのコンデンサーマイクを接続してボイスメモで録音してみたが、以下のように波形がしっかり出ており、正常に録音することができた。

外部マイクを使って通話も可能
Apple Lightning-3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタは、外部マイクを使用した通話機能にも対応している。
実際に、コンデンサーマイクを使って通常の電話機能で通話してみたが問題なく相手に声を届けることが出来た。
サードパーティー製の類似の変換アダプタは通話機能に対応していないものばかりだが、Apple純正品のこのアダプタなら問題なく通話可能だ。
Bluetooth非対応のカーステレオにも接続できる
iPhone7以降のモデルはイヤホンジャックが搭載されていないので、Bluetooth機能の付いていないカーステレオだとカーステレオに接続することができない。
でも、Apple Lightning 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを使えば、カーステレオに接続することが可能になる。
以前紹介した以下のような使い方がiPhone 8でもできるようになりうれしい限り。

Apple正規品のため将来使用も安心
サードパーティー製のアクセサリーは、正式に許諾を受けていない製品だとAppleのOSアップデート等で使用できなくなってしまう可能性がある。
この「Apple Lightning-3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は正規品なのでそのようなリスクは一切ないので安心して利用することが可能だ。
耐久性が少し心配
ケーブルが細いこともあり、取り扱いを気負付けないと断線する可能性が高そうだ。
Amazonのレビューでも断線の報告があがっているので少し心配。
また、ライトニングの接触不良なども起こる可能性があるので、そういった点でも注意する必要があるだろう。
充電しながら使えない
この変換アダプタを使用するとLightning端子が塞がってしまうため、充電することが出来なくなる(ワイヤレス充電を除く)。
充電しながらイヤホンを使うことができないで、ある程度充電した状態でないと使いずらい。
メリットデメリットまとめ
メリット
- イヤホンジャックのないiPhoneで有線イヤホンが不通に使える
- 音質が悪くなることはない
- 外部マイクをサポート(音声入力、通話が可能)
- Bluetooth非対応のカーステレオにも接続できる
- Apple正規品なので将来使用も安心
デメリット
- 変換アダプタケーブルの耐久性が心配
- 充電しながら使えない
まとめ
イヤホンジャックがないiPhoneで3.5mmミニプラグの有線イヤホンを使用するには、変換アダプタが必要になるが、マイクをサポートしているのは「Apple Lightning-3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」だけだ。
3.5mmミニプラグのイヤホンマイクやヘッドホンマイク等の外部マイクをイヤホンジャックのないiPhoneで使いたい人は現状これしか選択肢がない。
なので、現状では「Apple Lightning-3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」がベストバイだ。
サードパーティー製の変換アダプタを購入してしまうと、マイクが使えず後から後悔することになるので気を付けてほしい。
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