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「B’s動画レコーダー7」レビュー!手軽に画面録画したい人におすすめ

「B's動画レコーダー7」レビュー!手軽に画面録画したい人におすすめ

B’s動画レコーダーは、ソースネクストが販売するパソコン画面に表示されている映像や音声そのものを録画する事が出来るWindows専用のソフトウェアだ。

B’s動画レコーダー6については、使い方などを含め以下のレビュー記事で詳しく紹介している。

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今回、ソースネクスト様よりレビュー用にB’s動画レコーダー7のシリアル提供を頂けたので、前バージョンと何が変わっているのかかを中心に詳しく紹介したい。

2023年11月7日より、新バージョンの「B’s動画レコーダー10」が発売されている。

目次

B’s動画レコーダー7とは?

「B’s動画レコーダー7」は、デスクトップ画面を録画することができるソフトだ。

PC画面内に表示されるものならなんでも録画できるので、YouTube等の動画共有サイトにある動画やウェビナー、WEB会議、WEB講義やライブ配信などありとあらゆるものを録画して保存することが可能だ。

2020年の有力家電量販店の販売本数の実績データにおけるweb動画保存用ソフトのシェアは「B’s 動画レコーダー」が49.8%と第1位(ソースネクスト調べ)になっており、利用実績は抜群の成績を誇る。

バージョン7では、「B’s 動画レコーダー 7」と、DVDビデオディスク作成ソフト「B’s DVDビデオ 4」を付け加えた上位版の「B’s 動画レコーダー 7+DVDビデオ」の2つのラインナップが用意されている。

B’s 動画レコーダー 7+DVDビデオを購入すれば、録画したファイルや手持ちの動画をDVDにすることが可能になる。

それぞれの標準販売価格は以下の通りだ。

 B’s 動画レコーダー 7B’s 動画レコーダー 7+DVDビデオ
標準価格(税込)4,290円5,390円

「B’s 動画レコーダー 7+DVDビデオ」は、Amazon等でも購入する事が可能だ。

バージョン7の変更点をチェック!

前バージョンと何が違う?B’s動画レコーダー7で追加・変更されたポイントを以下で紹介。

インターフェースの若干の変更

B’s動画レコーダー6とB’s動画レコーダー7とでは、アプリのインターフェースに若干の変更が行われている。

メイン画面が横長から縦長に変更になったり、録画範囲の指定画面がよりシンプルな画面に変更されている。

動画配信サイトで録画範囲自動選択とタイトルを自動取得できる

動画配信サイトで、動画が表示される領域だけを録画範囲として自動選択してくれるようになっている。

例として、Youtube動画を録画する場合を見てみよう。

以下のようにYoutubeで録画したい動画ページを表示させておき、B’s動画レコーダー7を起動させる。

B’s動画レコーダー7で「録画する」ボタンをクリックする。

「録画範囲の指定」ダイアログが表示されるので「特定のウィンドウ」をクリックする。

緑いろのカーソルが表示されるので、動画の再生範囲をクリックする。

以下のように、録画範囲自動選択機能によって動画の再生範囲に赤枠が表示される。

これまでは、自分で録画範囲をドラッグで指定してやる必要があったが、今回からは動画表示領域をクリックするだけ。余計な手間がかからなくなったのはうれしい所だ。

あとは、録画ボタンを押せばOK。

以下のダイアログが表示されたら「はい」ボタンをクリックする。録画範囲が4の倍数になっていない場合は、4の倍数になるように録画範囲が微調整される。

カウントダウン後、楽画が開始されるので録画が開始されたら動画を再生しよう。

録画を終了すると、動画が自動的に作成され「録画が完了しました。ファイル一覧画面を開きますか?」というダイアログが表示されるので「はい」をクリックする。

すると、以下のように録画済ファイル一覧が表示される。動画のタイトル名を見てみると、Youtube動画のタイトルが含まれたファイル名で動画が作成されていることがわかる。

いちいち自分でファイル名を付ける必要がなくなり、動画配信サイトから録画する際に面倒な手間を極力省けるようになった。

録画済ファイル一覧画面で動画の一元管理が可能!

バージョン7では、過去に録画した動画を見やすく表示できるファイル一覧画面が追加された。

メイン画面の「ファイルを見る」ボタンや、録画完了ダイアログからアクセスすることが可能だ。

ファイル一覧画面では、録画済みファイルをサムネイルのタイル表示もしくは詳細リスト表示の2種類の方法で表示することができる。

また、サムネイル上にマウスカーソルをのせると、3秒間だけ動画が再生されるホバー再生機能が搭載されており、ファイルを開かなくても冒頭部分のみ中身を確認することが可能だ。

他にも、ファイル名、お気に入り、作成日時、再生時間、ファイルサイズ、ファイルの場所でソートすることができたり、動画、静止画、音声でフィルタリングをかけることもできる。

録画した動画をこの一覧画面で一元管理できるので動画の管理が非常にやりやすくなった。

録画済ファイル一覧画面からDVDビデオを簡単作成(上位版のみ)

上位版の「B’s 動画レコーダー7+DVDビデオ」の場合に限るが、録画済みファイル一覧画面からDVDビデオにしたい動画を右クリックして、簡単にDVDビデオ作成用のデータを作成できるようになっている。

今回はB’s 動画レコーダー7のみの使用なので、以下のように「DVDビデオ作成」がグレーアウトしている。

NVIDIAとAMDのハードウェアエンコーダーが利用可能に!

これまでGPUのハードウェアエンコーダーとしてはIntel QSVのみに対応していたが、バージョン7からNVIDIAのNVENC、AMDのVCE/VCNにも対応。

NVIDIAやAMDのグラフィックカード搭載PCでも、録画時の負荷が軽減されるようになるので、音ずれ・コマ落ちが発生しにくくなるはずだ。

マイク入力も同時に録画可能に!

バージョン7では、PC上のサウンドだけでなく、マイク入力も同時に録音することが可能になった。

これにより、自分が参加するWEB会議・リモート会議などの録画にも使用することができるようになった。

機能一覧

B’s 動画レコーダー 7の機能は以下の通り。

機能B’s 動画レコーダー 7B’s 動画レコーダー 7+DVDビデオ
対応GPU NVIDIA NVENC
AMD VCE/VCN
Intel QSV
動画録画範囲の微調整
録画範囲の前回値記憶
ショートカットキーで録画開始/停止
録画開始待ち時間の設定
マウスカーソルの録画
録画、録音前に音が小さすぎる場合、通知
録画のテスト
バックグラウンドで録画
音ずれを防止
4K解像度での録画
(Windows 10 64bit環境のみ)
動画タイトルをファイル名に
録画範囲の自動選択
マイク音声を同時録音
音楽MP3コーデックの標準搭載
録音設定の記憶
複数の予約録音
ショートカットキーで録音開始/停止
画像静止画キャプチャ
編集動画のカット編集
シーンの切れ目を自動検出
動画から写真切り出し
録音したファイルの編集
保存保存形式MP4(H.264/H.265)
対応ストレージサービスDropbox
iCloud
OneDrive
リアルタイムエンコード
管理録画済みファイル一覧
その他文字サイズ大の環境に対応
高解像度ディスプレイに対応
DVDビデオ作成録画ファイルから簡単DVDビデオ作成

使ってみた感想・評価

B’s動画レコーダー7を使ってみた感想・評価を以下にまとめた。

前バージョンよりも使い勝手が上昇!

少しもっさい印象のあった「録画範囲の指定ダイアログ」がメインUIの配色に合わせられたことによって全体的に統一感を感じれるようになり、UIの印象はさらによくなった。

また、録画済ファイル一覧画面が新たに搭載されたことにより、録画した動画の管理が非常にやりやすい。

サムネイル表示でどのような動画なのかがすぐに把握でき目的の動画を簡単に探せるのは非常に便利だ。

マイク音声の同時録音に対応したことで、あらゆる録画シーンに対応できるようになったことは非常に喜ばしい。

スクリーンレコーダーソフトとして着実に進歩してきているといっていいだろう。

4K解像度+拡大縮小設定はいまだ問題あり

前回指摘した4K解像度の録画の問題点については変わらず同じ現象が発生している。

まず、4K解像度のモニターを全画面で録画すると録画映像がカクカクした映像になるし、拡大縮小設定150%以上で録画しても動画出力されない問題は変わらず。

また、今回新たに追加された録画範囲自動選択機能においても4K解像度で拡大縮小設定150%以上で自動選択される領域がずれてしまうという問題がでた。

どうもこのソフトは、4K解像度+拡大縮小設定150%以上ではうまく動作してくれない。

4K解像度で録画するには、拡大縮小設定を120%以下に設定して、全画面録画ではなく部分録画にしたほうが良いと思う。

バックグラウンド録画は結構便利!評価を変更

B’s 動画レコーダー 6のレビュー記事において、バックグラウンド録画について使い物にならないと低評価を下していたのだが、B’s動画レコーダー7で改めてバックグラウンド録画を利用してみたところ、問題なく使えることがわかり、評価を180度改めることにした。

今回利用した限りにおいては、何の問題もなくバックグラウンド録画を行うことができた。

バックグラウンド録画が開始されると、ウィンドウが強制的に最小化されてしまうため、開始前カウントダウン中に録画対象の映像を再生しておく必要があるのが少々ネックだが、その点を除けば、便利に使えると思う。

動画録画中に同一PCで他の作業ができるのは、時間を有効に活用できて非常に快適だ。

マウスカーソル強調機能が今だ搭載されないのが残念

B’s 動画レコーダー 6のレビュー記事にも書いているが、B’s 動画レコーダー7においてもマウスカーソルを強調表示したりクリックアニメーション付きで録画することはできない。

この機能があると、スクリーンレコーダーソフトとしてもう一段進化できるのだがこの機能がないのが唯一非常に惜しい点。

ちなみに、2021年9月21日に発売開始されたB’s 動画レコーダー8でもこういった機能は搭載れていない模様で非常に残念だ。

個人的にはこのマウスカーソル強調録画機能の搭載を一番望んでいる。

こんな人におすすめ

B’s 動画レコーダー 7は以下のような人にお勧めだ。

  • 簡単にさくっとPC画面の録画を行いたい
  • WEB会議・リモート会議を録画したい方
  • パソコン、ソフトウェアの操作解説ビデオを音声解説付きで作りたい人
  • 音声セミナーやポッドキャスト配信用に自分の音声を録音したい人
  • youtube等の動画共有サイトの動画を録画したい人
  • 録画した動画に対してカット編集を行いたい人
  • WEBライブ配信を録画したい人
  • 日本製のソフトがいい人
  • あまりPCに詳しくない人
  • 使い方で困ったときにサポートが欲しい人

最後に

2023年11月7日より、新バージョンの「B’s動画レコーダー10」が発売されている。

興味がある方は公式ページにて最新情報をチェックしてみよう。

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