4KモニターとノートPCを手持ちのUSB Type-C 多機能ハブを使用して接続しようとしたところ、4K60Hzで接続できないことがわかり、仕方なく別途変換ケーブルを購入する事にした。
詳しくは以下で取り上げてるので参照してほしい。

で、今回購入したのが、4K60Hzに対応しているCableCreationのUSB Type-C to DisplayPort変換ケーブル(3m)だ。
USB-C to DisplayPort,CableCreation 4K@60Hz Type C(Thunderbolt 3対応) to DisplayPortケーブルDP Alt モ...
このケーブルを使って4K60Hz出力で問題なくパソコン画面を4Kモニターに表示する事が出来たので当初は満足していた。
しかしながら、このケーブルを接続しているとなぜかHDMIポートに接続している他の機器の電源連動機能等に不具合が生じてしまい、残念ながら返品することとなってしまった。
CableCreation USB Type-C to DisplayPort変換ケーブル(3m)について
CableCreation USB Type-C to DisplayPort変換ケーブル(3m)は、ノートPCの映像出力ポートとして一般的になってきている「USB Type-C」とPCモニター等に映像入力用ポートとして用意されている「DisplayPort」を直接接続するための変換ケーブルだ。
ケーブルの長さは3mある。
面倒な設定が不要のプラグ&プレイで、音声と映像を同時に伝送することが可能だ。
CableCreationという会社が販売しており、公式HPを見てみると、アメリが合衆国カリフォルニア州のホーソーンにある会社らしい。
10年以上の製造経験があるクリエイティブチームが2015年ごろ新しく立ち上げたブランドで、ただのブランド展開ではなく自社工場(ただしMade in China)を保有し製造販売している模様。
仕様
コネクタ | サイド1:USB Type C オス 金メッキコネクタ |
---|---|
サイド2:Display Port オス 金メッキ端子 | |
ケーブル色 | ブラック |
ケーブル長 | 約3M |
最大解像度 | 3840*2160@60Hz(SSTモードのDP1.2) |
注意事項 | ・DP Altモード対応のUSB-C端子を搭載する ラップトップ、スマートフォン&タブレットのみ対応 ・Apple 12″ MacBook の場合、最大解像度が4K@30Hz |
特徴
- 最大解像度は3840×2160@60Hz (4K) ※Apple 12″ MacBookの場合は最大4K@30Hz
- PCのミラーモード&拡張モード表示に対応
- ケーブル長は3mあるので大画面モニターとの接続に最適
- 12ヶ月の長期間保証
対応機種例
対応機種としては以下のような機種が上げられているが、もちろんこの限りではないのであくまで参考に。
- 2017 iMac/iMac Pro
- 2017 & 2016 MacBook Pro
- Retina MacBook 12″ 2015 / 2016
- Chromebook Pixel 2015
- Dell XPS 13 & 15 (第6世代/ late 2015-2016)
- Samsung Galaxy S8 / S8+
- 次世代のVESA【DP Altモード対応のUSB Type-Cコネクタ標準】に準拠したラップトップ、タブレット&デスクトップ
開封の儀
商品パッケージはこんな感じ。

パッケージ裏面の写真。

DisplayPort端子はこんな感じ。端子に爪がついていて接続機器からケーブルを外す時は柄の盛り上がった所を押さないと抜けないようになっている。
柄の所は透明な保護シートで一応被われているので、必要なければ使用時に取っておこう。

以下は、USB Type-C端子側の写真。こちらも柄の所に透明な保護シートが巻かれている。

接続に使用した機器環境
私がこのケーブルを使用するにあたって使用した接続機器を以下に紹介する。
43インチ4Kモニター 「I-O DATA EX-LD4K431DB」
モニターとして、I-Oデータが製造販売する43インチ4Kモニターの「EX-LD4K431D」を使用した。
EX-LD4K431Dは映像入力端子として、「DisplayPort」を1つ、「HDMIポート」を3つ、「アナログRGB」を1つ搭載している。

ノートPC「HP Spectre x360」
「HP Spectre x360」は、私が現在メインで使用しているノートPCだ。
映像出力に使えるのは2つの「USB Type-C」ポートのみ。
そのため、変換アダプターや変換ケーブルを使用しないとPCモニター等と接続する事が出来ない。

使ってみた感想・レビュー
4K60Hzで問題なく映像・音声出力ができた
ノートPCと4Kモニターを4K60Hzで問題なく接続することが出来、大画面で非常に奇麗な動画を楽しむことが出来た。
ノイズも一切なく音声出力も全く問題なし。
3mのケーブル長が丁度良い
大画面4Kモニターは、画面から離れて使用する事が多いと思う。
だから、よくある1.8mのケーブル長だと少し長さが足りず不便だったりする。
3mのケーブル長は、離れて使うにはちょうどベストな長さだった。
ケーブルの太さも標準的な太さでしっかりしていて取り回しもそれほど悪くはない。
なぜかHDMIポート接続機器で不具合が発生
ノートPCとこの変換ケーブルを使用して4KモニターのDisplayPortに接続していたわけだが、私の場合、4KモニターのHDMIポートにPS3も接続していた。
そして、この変換ケーブルをPCに接続しているとなぜかPS3のCEC機能に不具合が発生する事に気が付いた。
本来は、PS3の電源をオンにするとモニターの電源も自動でONになるようになっていて、さらに4Kモニター付属のリモコンからCECボタンを押してPS3のメニュー操作が出来るようになっている。
でも、この変換ケーブルをノートPCに接続しているだけで、PS3の電源をONにしても、モニターは自動でONにならず、さらに、PS3の画面を表示してCECボタンを押してもPS3のメニュー操作ができないのだ。
なぜか別のポートで不具合が発生するといういまいち理解しずらいこの現象。
最初、I-O DATAの方に問い合わせしてみたら、付属のDisplayPortケーブルを使って確認しろと言われた。
いや、ノートパソコンにDisplayPortが搭載されてねーから変換ケーブル使ってんだよと憤慨しつつ、私が利用しているデスクトップPCに運よくDisplayPortがあったのでそちらで接続して確認したところ不具合は発生しなかった。
これで、変換ケーブルに原因があるという事がわかり、AmazonからCableCreationに問い合わせしたら相性問題の可能性ということで返品を勧められた。
そんなこんなで、結局のこのCableCreationのUSB Type-C to DisplayPort変換ケーブルは返品することにした。
本来、ケーブルに相性問題があるのはどうなのって話だが、どうにもUSB Type-C周りって昔からいろんなトラブルがあるようだ。
モバイルPCでは、USB Type-Cポート搭載が主流になってきているが、この流れに一抹の不安を抱いてしまった。
サポートの対応には満足
CableCreationのサポートへの問い合わせだが、問い合わせをした当日中に返信を貰うことが出来、対応が非常に早かった。
回答についても適切な回答を貰えて満足している。
非常に信頼できるサポートなので、安心していいだろう。
メリット・デメリットまとめ
CableCreation USB Type-C to DisplayPort変換ケーブル(3m)を使用するメリット・デメリットを以下にまとめておく。
メリット
- 4K60Hzに対応しており4Kモニターで高画質な動画を見ることが可能
- 3mの長さがあるので、離れて使用する大画面モニターとの接続に便利
- このケーブル一本だけでUSB Type-C搭載機器とDisplayPort搭載モニターを接続できる
- 1年の長期保証付
- サポートの対応はまとも
デメリット
- 変換ケーブルなのでケーブルの長さを調整することができない
※変換アダプタだと、好みの長さのDisplayPortケーブルを用意する事で調整が可能 - 相性問題が存在する
最後に
3m長のUSB Type-C to DisplayPort変換ケーブルは稀というかほぼないのでCableCreationの存在は非常にありがたかったのだが、なぜか関係のないHDMIポートに悪影響が発生し残念ながら返品という結果を取らざるを得なかった。
「I-O DATA EX-LD4K431DB」以外のモニターとの接続で同じような現象が発生するのかどうかは、確認できる環境がないのでわからない。
CableCreationには相性問題という事で片づけられてしまったが、DisplayPortへの映像出力自体は普通に4K60Hz出力できているだけに今回の結果は非常に残念だった。
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