Googleが7月24日に「Chrome」の新バージョン68を公開した。
これにより、常時SSL化(HTTPS化)していないWEBサイトには。ブラウザのアドレスバーに「保護されていません」という警告が表示がされるようになった。
非HTTPSサイトは「保護されていません」という警告が表示される
非HTTPSサイトとは、常時SSL化を行っていないサイトのことをいう。
常時SSL化とは?
常時SSL化は、WEBサイトすべてのページをSSL/TLS化することを言う。常時SSL化を行うとそのサイトと訪問者とのすべての通信が暗号化されるため、盗聴や改竄を防ぐことができより安全にそのサイトを使用する事ができるようになる。
ウェブサイトのアドレスが「https://」から始まっていればそのサイトは常時SSL化されているサイトとなる。
2018/7/26日現在、ITmediaというサイトがまだHTTPS化されていなかったので、Google Chromeバージョン68で表示させてみた。
ブラウザのアドレス欄左に「保護されていません」という表示がされていることがわかる。
当サイトのようにHTTPS化しているサイトをGoogle Chromeで表示した場合は、アドレスバー左に「鍵マーク+保護された通信」と緑色で表示される。
非HTTPSサイトはユーザーに悪印象を持たれるおそれあり
Googleはhttpsに対応したWEBサイトをランキングで優遇すると発表しており、https化していないサイトはSEO的に不利になる。
そして、Google Chromeの「保護されていません」警告の開始により、非HTTPサイトはユーザーの印象が悪くなる可能性がある。
「保護されていません」なんて表示されているサイトを使用したいと思うだろうか?
私ならそんな表示があったら敬遠してしまう。
すでに公開しているサイトを常時SSL化するのは結構面倒なことが多々あるのだが、デメリットが大きくなってきているので、まだ常時SSL化していないWEBサイトは早めに対応した方がよいだろう。
常時SSL化については、以下の記事でも取り上げているので今後ウェブサイトを新規に立ち上げる人は参考にしてみてほしい。