一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを使用している方、ネックストラップは使用されているだろうか?
私はソニーのα6400を使用しているのだが、付属の純正ネックストラップを付けてこれまで使用していた。
外出先で撮影する時、落としてしまう危険性があるのでストラップはつけておきたいのだが、常時つけてると自宅で撮影する場合かなり邪魔になる。
かといって、毎回ストラップを取り外したり取り付けたりするのがめんどくさい。
なんとかしたいと思っていたところ、カメラとの着脱が容易になるアンカーリンクシステムを採用したPeakDesign(ピーク デザイン)のスライド/スライドライトという商品があることを知った。
これを利用すると、カメラへのストラップの取り付け・取り外しをめちゃくちゃ簡単に行うことが出来る。
ただし、価格が高すぎる。ストラップごときにこの価格を出すのはちょっと・・・
ってことで、同じような商品がないのか調べたところ「Cobby カメラストラップ 【丸アンカー設計】」という類似製品を発見。
ネックストラップだけでなく、リストストラップまでついてきてこの安さ。
コスパ好きなら買うしかないでしょっとことで、Amazonでぽちっと購入してみた。
実際の使い勝手を詳しく紹介したい。
Cobby カメラストラップ【丸アンカー設計】とは?
Cobby カメラストラップは、アンカーリンクス(アンカーリンクシステム)を採用しているカメラストラップだ。
アンカーリンクスとは、カメラストラップを簡単に着脱できる機構のこと。
アンカーと呼ばれる丸いパーツをカメラの三角リングに取り付け、ストラップ側のアダプター部分にスライドさせて取り付けれるようになっている。
これにより、カメラストラップの取り付け/取り外しが非常にスムーズに行うことができる。
アンカーリンクスで有名なのはPeakDesignブランドのスライド/スライドライトが有名だが、このCobby カメラストラップは、そのコピー商品といったところ。
Cobby カメラストラップは、品質面ではPeakDesignに劣るが、非常に低価格で入手できるのが大きな特徴だ。
商品仕様
ネックストラップ | 長さ | 80~145cm |
---|---|---|
幅 | 2cm | |
重さ | 50g | |
リストストラップ | 長さ | 28~40cm |
幅 | 2cm | |
重さ | 25g | |
素材 | ナイロン+プラスチック | |
梱包寸法 | 約8.8 x 13.5 x 2.7cm | |
内容物 | 1 x ネックストラップ 1 x リストストラップ 3 x アンカー 2 x スペアアンカー 2 x 三角リング | |
対応カメラ | ・各型番の小型一眼レフカメラ ・ミラーレス一眼カメラ ・デジカメ ・GOPROなど ※2kg以上の大型一眼レフカメラには非対応 |
開封の儀・商品紹介
以下が商品パッケージ。小さい小箱になっている。

小箱を開けたところ。

以下が箱に入っていた内容物の全て。

以下が、ネックストラップ。途中のアジャスター部分にスペアのアンカーが括りつけられていた。

以下は、リストストラップ。こちらもアジャスター部分にスペアのアンカーが括りつけられている。

ハウジングからアンカーを取り外すとこんな感じ。

以下は、三角リング。中古でカメラボディを買った人はこういった三角リングがついていないことが多いそうなので、中古カメラユーザーにはうれしいポイント。

そして、うれしいサプライズ。販売ページに書かれていない「レンズキャップ紛失防止用ストラップ」がささやかな贈り物として入っていた。

毎回付いてくるのかは定かではないが、本来日本人が得意とするこういう細かな心遣いを最近は中国メーカーがやってくるのでなかなか中華製品も侮れないね。
「レンズキャップ紛失防止用ストラップ」自体はこんな感じ。3Mの両面テープがキャップ取り付け部に取り付けられている。

ソニーα6400にストラップ(アンカーリンクス)を取り付けてみた
ソニーのミラーレス一眼「α6400」にCobbyのアンカーリンクス カメラストラップを取り付けてみた。

α6400の両サイドにある三角リングにCobby カメラストラップのアンカーを取り付ける。

両サイドにつけるとこんな感じ。

あとは、アダプタ(ハウジング)部分にアンカーを差し込むだけ。簡単すぎる。

以下はリストストラップを付けたところ。

ちなみにおまけとしてついていた「レンズキャップ紛失防止用ストラップ」は、以下のようにレンズ部分にバンドを通して、紐の先端についている丸い部分をカメラの蓋に両面テープで取り付けて使用するようだ。

私は、撮影中にレンズキャップがぶらぶら下がっている状態は嫌なので、おそらく使用することはないが、使用される方は、丸いパーツ部分にくっついている3M両面テープの保護シールを外して、レンズキャップにくっつけよう。
使ってみた感想
ストラップの幅はちょっと狭め。
α6400付属のSONY純正ストラップの幅は約2.9cm程度だが、Cobbyのカメラストラップ幅は2cmとなっている。

なので、実際に体にかけた際の付け心地や安定感は純正ストラップよりは劣る。
とはいっても、特に問題になるレベルではなく普通に使用することができるので個人的にはあまり気にならない。
そんなことよりも、やはりアンカーリンクスによって簡単にストラップの着脱ができるのが素晴らしすぎる。
ストラップを使いたい時はすぐにつけられて、外したい時もすぐに外せる。
これがどれほど便利なことか。
さらにリストストラップが付いているので、状況に応じてネックストラップとリストストラップを使い分けることができるのもうれしいポイント。
ただし、価格が安いだけに当然マイナス面も存在する。
まず、縫製に雑なところがある点。
ネックストラップはそれほど気にならなかったが、リストストラップの縫製は以下の写真のとおり、微妙に斜めに縫い付けられてたりしている。

あと、以下の写真のようにアンカーにバリが残っていたりする。

アンカーの紐の強度については、そこそこの強度はありそうな感じだが、大事なカメラを守るためにも少しでも紐がほつれ始めてきたら、すぐに交換したほうがいいだろう。
ちなみに、PeakDesignの紐はもっと頑丈らしい。
PeakDesignのアンカーと互換性があるようなので、Cobbyのアンカーが心配な方は、PeakDesignのアンカーを別途購入して使用するという使い方をしてもいいだろう。
品質面でいろいろ不満な点はあったりするのだが、アンカーリンクスによって着脱可能なネックストラップとリストストラップの両方がこの低価格で手に入るので、コスパは最高、普通に買って損はないと思う。
ただし、こんな安物のアンカーリンクスを使用して大切な高額のカメラに万が一何かあったら嫌だ、不安すぎる、品質絶対重視という方であれば、PeakDesignのスライド/スライドライトを素直に購入したほうがいいだろう。
でも、やっぱりコスパ重視でしょという方なら、これは買いだと思う。
私は買って満足しているが、ストラップを使用する際は、ストラップやアンカーの状態を毎回しっかりチェックするようにしたいと思う。
メリット・デメリットまとめ
Cobbyのアンカーリンクス カメラストラップのメリットデメリットを以下にまとめた。
メリット
- アンカーリンクスでカメラストラップの着脱が超絶簡単。
- ネックストラップとリストストラップの両方が手に入る。
- 価格が安くてコスパ最高。
デメリット
- PeakDesign製と比べると品質は劣る
- ストラップの幅がちょっと狭い
- 縫製が雑なところがある
- アンカーにバリが残っている
- 耐久性については未知数
こんな人におすすめ
Cobby アンカーリンクス カメラストラップは、以下のような方におすすめだ。
- 小型一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ用のストラップを探している方
- ネックストラップやリストストラップを簡単に着脱できるようにしたい方
- PeakDesign(ピークデザイン)の「スライド/スライドライト」が高すぎて買うのを躊躇していた方
- ネックストラップとリストストラップを同時に入手したい方
- コスパの高いアンカー着脱式ストラップが欲しい方
最後に
Cobby アンカーリンクス カメラストラップは、安い、便利、お得の三拍子が揃った製品。
品質面において、PeakDesignのスライド/スライドライトには到底かなわないが、ピークデザイン製は高すぎんだよという方に、ぜひおすすめしたい一品。
ミラーレス一眼や小型の一眼レフカメラを利用している人で、私のようにコスパを重視したい方は購入を検討してみるといいだろう。
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