百均ショップのダイソーで、たったの500円でBluetoothイヤホンが買えるという情報を知り、購入してみた。
500円なので最初から音質なんてまったく期待しておらず、個人的には使い勝手さえよければいう感覚でゲットしたのだが、音質を無視すればなかなか使い勝手の良いBluetoothイヤホンだった。
ダイソー ブルートゥース イヤホンのスペック
Bluetoothバージョン | 5.0 |
---|---|
通信距離 | 10m |
電池容量 | 50mAh |
待機時間 | 175時間 |
連続使用時間 | 2~3時間 |
充電時間 | 1~2時間 |
材質 | アルミニウム、熱可塑性エストラマー |
重量 | 13.3g(充電ケーブル除く) |
パッケージ紹介と開封
ダイソーBluetoothイヤホンのパッケージは以下の通り。
箱から受け皿を取りだしたところ。ぱっと見はまともな製品に見える。
Bluetootyイヤホン本体の写真。
充電ケーブルが付属。
そして取扱説明書。説明書は日本語と英語の2言語に対応。
低価格な製品の割には、しっかりと日本語を使用して解説されている。Logicool製品についてくる画像だけの説明書よりもよほど親切な説明書になっている(笑)
製品レビュー
ダイソーブルゥートゥースイヤホンについて詳しくレビューしていく。
イヤホン外観、サイズ、重量について
ダイソーのBluetoothイヤホンは、耳にイヤーピースを差し込むタイプのカナル型のイヤホンになっている。
ハウジング部はアルミ成型となっていてメタル感があって安っぽい感じはしない。1本の赤いラインがよいアクセントになっている。
リモコン部とイヤーピースを繋いでいるケーブル部分はきしめんのようなフラットケーブルになっている。
L(左)/R(右)の表示は、イヤーピースのコード接続部分の後ろ側にある。
短いコード側が右だと覚えておけばよい。
リモコン部の長さは約5.8cmぐらい。
厚さは約9mm程度。
ケーブルの長さは左側が約36.5cm、右側が約17cmほどの長さだった。
重さは、13.3g。
ハウジング部には磁石を内蔵
ハウジング部には磁石が内臓されており、以下のようにくっつく。
使わない時は、首にひっかかけて胸の前でくっつけておけばぶらぶらとイヤホンが遊ばずに済む。
また、使わない時は金属部分にくっつけて置けば邪魔にならない。ただし磁力が非常に弱いので、金属部分の材質によっては重みでずり落ちてしまう場合もある。
耳への装着感はいまいち
イヤーピースの耳への装着感は、あまりよろしくはなかった。
ちょっとしたことで耳から結構外れやすい。
イヤーピースのベースの直径を計ってみると約5mmだった。
私が普段使ってるイヤホンのベース直径は約6mmでそちらの方がまだ耳へのおさまりがいいことから、外れやすい原因はベース部の直径が若干小さい事にあるのではないだろうか。
充電時間は約1~2時間
このブルゥートゥースイヤホンの充電時間は、公式仕様に「1~2時間」と記述されている。
これは、一般的なBuetoothイヤホンの充電時間と大して変わらない。
説明書に「初めて使用する際には、約2-3時間充電してください」とあるので、購入後初めて使う時は3時間ぐらい充電しておいたほうがいいだろう。
充電を開始すると赤色LEDが点灯する。
ある程度充電するとLEDが青色点灯に変わる。ただ、この状態が満充電状態を表しているのかどうかはよくわからない。
使用中、バッテリー容量が少なくなってくると赤色LEDが点滅状態になって教えてくれる。
操作方法は単純で簡単
操作部分の各ボタンに割り当てられてる機能は以下の通り。
各ボタンに複数の機能が割り当てられているが、単純なので操作は簡単だ。
この価格でリモコンによる音量操作が出来る点は非常にうれしい所。
ペアリング方法
ダイソーブルゥートゥースイヤホンをペアリングするには、最初に電源をオフ状態にする必要がある。
電源オフの状態で、イヤホンの操作リモコン真ん中にある電源ボタンを長押しする。
イヤホンから「パワーオン、ペアリング」という音声が聞こえれば、ペアリング可能状態になり、LEDランプが青と赤に交互に点滅を始める。
マニュアルには青と赤のLED点滅は5秒間と書いてあるのだが、点滅はペアリングが完了するか電源オフになるまでずっと続く。マニュアルの記述は間違いだ。
イヤホンがペアリングモードに入った後は、接続デバイスのペアリング画面に表示された「EA9745」というデバイス名を選択すればOK。
充電しながらでも利用可能
ダイソーBluetoothイヤホンは、充電をしながら利用する事も可能だ。
但し、充電ケーブルが非常に短いので、電源近くから移動できない状態になる。
そのため、充電中の使用は使い勝手が非常に悪くなる。
音質はそのへんの格安イヤホンレベル
もともと500円という低価格なので音質についてことこまかく言及するだけ無駄というもの。
高音がーとか低音がーとか評価するのはあほらしい。
簡単に言えば、そこら辺にある安物のイヤホンレベルと思えばいい。
ただ、このBluetoothイヤホンは、両耳で使えるのにステレオ仕様ではなくモノラル仕様となっている。
つまり左右から聞こえてくる音はまったく同じという事。
せっかく2つのイヤホンがあるのにモノラルなのは残念すぎる。
パッケージにそのことが書かれていないのもマイナス点。
ステレオじゃない事を隠して売ろうという思惑をありありと感じる。
あとは、左右の音量バランスがどうもおかしい。
左の方が大きく聞こえる感じでバランスが悪いため聞いてて違和感を覚える。
音質に関してはこんなところだ。
音質に期待する人は、もっとまともなBluetoothイヤホンを購入しよう。
遅延や音飛び、音漏れはなし
遅延はまったく感じられない。
また有効距離内であれば、音飛び等もなく利用できた。
音漏れについてもカナル式なので通常の音量であればもれる心配はない。
利用してみた感想まとめ
私が利用してみて感じたおすすめポイントと残念ポイントを以下にまとめた。
- 500円(税抜き)という格安で購入可能
- 見た目は安っぽくない
- 音楽再生において再生、停止、前曲移動、次曲移動が可能
- イヤホンで音量調節が可能
- 充電残量低下通知機能があるので便利
- イヤーピースの背面がマグネットになっていて便利
- モノラル仕様で音質はよろしくない
- 左右の音量バランスが悪い
- イヤホンが耳から外れやすい
- 連続使用時間が短い
- 充電ケーブルが短い
こんな人におすすめ
ダイソーのBluetoothイヤホンは以下のような人にお勧めだ。
- Bluetoothイヤホンにお金をかけたくない人
- 音が出れば音質なんてどうでもいい人
- スマホにイヤホン端子がついてなくて、とりあえず間に合わせにイヤホンを使いたい人
- スマホVR利用時にワイヤレスでとりあえず音を出したい人
- 自宅でちょっとした用途でイヤホンを使いたい人
基本的に連続使用時間が短いので、外出の際に持ち歩いて利用するのには不向きだ。
もっとまともな音質で音楽を楽しんだり、外出時に持ち歩いて利用したいなら、以下のような3000円以上のBluetoothイヤホンをチョイスすべきだろう。
個人的には手持ちのイヤホンやヘッドフォンを活かせるBluetoothレシーバーを利用するのがお勧め。
最後に
実は、私がBluetoothイヤホンを購入するのは今回が初めて。
Bluetoothイヤホンって、そこそこの値段がするものでもAmazon等のレビューでは酷評されていたりするのでいまいち購入する気にはなれずずっと敬遠していた。
でも500円ならダメでもダメージ少ないよねってことで購入したわけだが、音質を気にせず、ちょっとした用途で利用する分には結構便利に使えるので個人的には購入して正解。
そもそも500円というくそ安いBluetoothイヤホンに音質を求める方がどうかしてるというもの。
音楽をしっかり楽しみたいという人には向かないブルートゥースイヤホンだが、スマホVR視聴時や夜中にFire TV Stickで動画視聴したり、筋トレ中の音楽再生にちょっと使うとかそういうちょっとした用途で使いたい人にお勧め。
コメント