これまで私は、DELL製のパソコンは使用したことがなかったのだが、今回DELL様より「Inspiron 14 5000 (5402) プラチナ」というノートPCをお借りすることが出来たので、DELLのノートPCの使い勝手をレビューしてみたい。
2020年10月頃のモデルのため、すでにDELL Directショップでは購入できなくなっているモデルだが、DELLノートって実際どうなの?って所を参考にしていただければと思う。
DELL Inspironシリーズは一般的なPCユーザーにおすすめ!
ずばり、結論を言うと、DELLのInspiron 14シリーズは、ビジネスまたはホームでのベーシックな使い方をする一般的なユーザーにお勧めのノートPCと言える。
14インチノートPCは、普段自宅で据え置きで使いながらもいざという時は持ち運べるといういいとこどりの使い勝手の良いサイズだ。
そして、シンプルで洗練されたデザインは、使用するシーンを選ばずどこで利用しても違和感はない。
第11世代Intel Core i7プロセッサーと8GBメモリを搭載していれば、ホームとビジネス両方のベーシックな用途で十分な性能を発揮してくれる。
ノングレア液晶なので長時間の作業でも目が疲れず使用することが可能だ。
あと、個人的に特に気に入ったのが、搭載している入出力インターフェースが申し分ない点。
HDMIポート x 1、USB 3.2 Gen1ポート(Type-A) x 2、USB 3.2 Gen2 Type-Cポート x 1
マイクロSDカードスロット x 1が搭載されているので、これだけあれば通常の用途で基本困ることはないだろう。
得に、まだまだ現役でいろいろと重宝するType-Aポートが2つついているのは非常にうれしいポイント。
また、DELL Inspironシリーズは、他のメーカーよりもコストパフォーマンスが高いのも魅力的なので、DELLのPCでベーシックノートPC探している人には非常にオススメだ。
当記事でレビューを行った「Inspiron 14 5000 (5402) プラチナ」は、すでにDELL Directショップでは購入できなくなっている。
同系統のモデルは以下の商品となるので、興味がある方はそちらの購入を検討してみてほしい。
用途別お勧め度
WEBサーフィン | ◎ |
---|---|
動画鑑賞 | 〇 |
Office作業 | ◎ |
画像編集 | △ |
動画編集 | △ |
ゲーム | △ |
DELL Inspiron 14 5000 (5402) プラチナの使い勝手を徹底検証!
外観のデザインはシンプルでスタイリッシュなデザイン
外観のデザインを見ていこう。
DELL Inspiron 14 5000 (5402) は、2種類のカラー オプションが提供されているが、今回の実機はプラチナシルバーとなる。
アルミ製カバーでスタイリッシュなデザインになっている。
まずはノートパソコンを閉じた状態で、各方面から見た外観を紹介していく。
天板にはDELLのロゴがデザインされたシンプルなデザイン。

背面中央には「inspiron」という刻印入り。背面左右の位置にスピーカーが搭載されている。

左側面。

右側面

前面。

背面のヒンジ部分。ラバーのヒンジキャップを搭載している。

次は、オープン状態で外観を紹介。前方から見た所。

右斜め前から見るとこんな感じ

液晶を最大限開いた状態を右サイドから見た所。

開くとヒンジ部が下に潜り込みキーボードに角度がつく。ラバーヒンジキャップがついているのでデスクを傷つける心配はなし。
斜め後ろから見るとこんな感じ。

液晶を最大限開いた状態を左サイドから見た所。

左斜め前から見るとこんな感じ。

キーボードの上部には排気口穴がある。

以下は、付属の電源アダプター。

入出力インターフェースは普通に充実
DELL Inspiron 14 5000 (5402)の入出力インターフェースをチェックしていこう。
まず、左側面から。左側から「電源アダプターポート」、「HDMIポート」、「USB3.2Gen2(Type-C)ポート(Power Delivery/DisplayPort対応)」

右側面には、左側から「マイクロSDカードスロット」、「USB3.2 Gen1ポート」、「ヘッドセットポート」となっている。

入出力インターフェースをまとめると以下の通りだ。
- 電源アダプターポート
- HDMIポート x 1
- USB 3.2 Gen1ポート x 2
- USB 3.2 Gen2 Type-Cポート x 1
- マイクロSDカードスロット x 1
- ヘッドセットポート
通常のUSB3.2 Gen1ポート(Type-A)が2つとマイクロSDカードスロットが付いているのは個人的には非常にうれしい仕様。
他にもHDMIポートとUSB 3.2 Gen2 Type-Cポート装備でノートPCの入出力インターフェース仕様としては非常に充実していて申し分ないと思う。
14インチノートのサイズ感は意外と使いやすい
DELL Inspiron 14 5000 (5402)は14インチノートパソコンだ。
サイズに関する仕様は以下の通り。
高さ | 前面:16.74mm 背面:17.90mm |
---|---|
幅 | 321.30 mm |
奥行き | 216.20 mm |
重量(最大) | 1.40kg ※発注時の構成で異なる |
一昔前は、13.3インチノートが主流だったが、最近は14インチノートが多く発売され、14インチノートが主流になってきている。
今回、はじめて14インチノートパソコンを使ってみたが、意外とコンパクトだなと感じた。
現在私が使用しているノートPC「HP Spectre x360」は、13.3インチだが、それと比べてみると、液晶をパネルを開いた時の高さが低く設計されているせいか、あまり大きいとは感じなかった。

以下は、液晶を閉じた時の比較画像。

重量は約1.4kgなので、ぎりぎりモバイルノートとしても使える重さだ。
持ってみた感じも私の「HP Spectre x360」と100gほどしか変わらないので、重いという感じはしなかった。
14インチノートは、画面が広く使えてモバイルも可能というなかなか使い勝手のよいサイズ感だと感じた。
画面の見やすさや明るさについて

DELL Inspiron 14 5000 (5402)のディスプレイは、1920×1080のフルHD解像度になっている。
ディスプレイパネルの有効エリアの寸法は以下の通りだ。
高さ | 173.99 mm |
---|---|
幅 | 309.35 mm |
対角線 | 355.60 mm |
一応IPSパネルを使っているようで、視野角も広く使うことが可能だ。

輝度は220nitなので、少々暗めだ。最大の明るさに設定してちょうどよい感じの明るさになる。
非光沢のノングレア液晶を採用しているので、映り込みが少なく長時間の作業をされる方に向いている。
ビジネス用途での使用や論文の作成が必要な学生等に特にオススメ。
IPSパネルでも低グレードを使用しているのか、ノングレア液晶と相まって色の鮮やかさがいまいちなのが少し残念なポイント。
オプションで指紋認証機能を搭載可能

DELL Inspiron 14 5000 (5402)には、オプションで指紋認証リーダーを搭載することが可能。
指紋認証リーダーは電源ボタンに内蔵される形になる。
指紋認証リーダーを搭載している場合、電源ボタンに指をあてることでログインが可能になる。
今回お借りした実機は、電源ボタンの横に指紋認証を意味すると思しきシールが貼ってあったので多分搭載されていたのだと思うが、実際に動作チェックはしていない。
液晶パネルオープンで自動電源ON機能は微妙
最近のDELLのノートPCには、液晶パネルをオープンすると自動で電源がONになる「パネルオープンパワーオン機能」が搭載されているらしく、デフォルトで有効化されている。
これについては、個人的には微妙だと感じた。
まぁ確かに、自動で電源入れてくれるのは便利っちゃ便利だけど、電源オフの状態でディスプレイを掃除したい時があるから正直いらない機能かなという印象。
この機能をオフにすることも出来るのだが、BIOSで設定しけないのが少し面倒だ。
バッテリーの持ちは良好
DELL Inspiron 14 5000 (5402)のバッテリーは、オプションで40Whと53Whどちらかを選択できるようになっている。
今回お借りした実機は、3セル40Wh仕様のものだ。
バッテリー 99%状態から、電源つけっぱ、液晶つけっぱ、スリープなしで、一切作業せずに放置してどれだけバッテリーが持つのかをチェックしてみた所、9時間30分程で4%まで減少。
バッテリーは意外に持つというのが率直な印象。
バッテリーの持続性については、PCの使い方で結構かわってくるので一概にこうだとは言い切れないのであくまで参考程度ということで。
充電スピードについても検証してみた。
バッテリー5%状態からパネルを閉じた状態(スリープ)で充電を2時間行った結果、充電残量は87%まで回復した。
ちなみに100%になるまでには3時間を要した。
スピーカー音質は一般的なノートPCレベル

スピーカーは背面に左右2つ搭載されている。
下部についているせいか、スピーカーの音質はこもった感じが少し高めな印象。
とはいっても、音量はしっかり出るしノートPCの音質としては一般的で特に問題は感じないかな。
動画視聴、ビデオ会議、ビデオ通話用途でも問題なく使用することが可能だ。
マイク音質も一般的レベル
マイクの音質は普通に使える程度のレベル。
実際にWindowsの「ボイスレコーダー」で音声を録音してみたので、どんな感じなのかは実際に聞いて確認してみてほしい。
タイピングはしやすいが一部残念な点も
以下は、DELL Inspiron 14 5000 (5402)のキーボード部分の写真。

文字キーは、約1.5mm四方のキートップになっていて、キーピッチは、X:18.07mm、Y:18.05mm、キーストロークは約1.4mm。
タイプ音は低めの音なので、カチャカチャ的なうるささはそれほど感じなかった。

タイピングのしやすさはどうかというと、一部を除いてはタイピングしやすいなという感じ。
一部というのは右上のBackSpaceキーだ。
Back Spaceキーと¥キーが通常の文字キーと違うサイズのキーになっていて、これが非常に押しにくい。
個人的には¥キーもBackSpaceキーも通常の文字キーと同じサイズにしてほしいというのが率直な感想。
タッチパッドは、大きさが11.5 x 7cmで広くて操作しやすかった。
WEBカメラはザラザラノイズが気になる

液晶パネル上部センターにWEBカメラが搭載されている。
WEBカメラの仕様は以下の通り。
カメラ センサーのタイプ | CMOS センサーテクノロジー |
---|---|
カメラ解像度 | 静止画像:0.92 メガピクセル ビデオ:1280 x 720 (HD)(30 fps) |
対角視野角: | 74.9 度 |
このカメラはWindows Hello(顔認証)には非対応となっている。
Windowsカメラアプリで映像を確認してみたところ、結構ノイズが出ていてざらざら表示になるのは気になった。
暗めの室内だとざらざらノイズが結構目立つと思う。
カメラの性能はあんまりよくない感じだ。
クリアな映像を求めるならもっと高性能な外部カメラを使った方がいいだろう。
ワイヤレスモジュールの仕様について
ワイヤレスモジュールに、「Qualcomm QCA 61x4A」を搭載し、「WiFi 802.11a/b/g」に対応。
Bluetoothも利用可能でバージョンはBluetooth5.0となっている。
ちなみにワイヤレスモジュールは3つのオプションから選択できたようで、Wi-Fi6に対応している「インテルAX201」を選択することも可能だったようだ。
気に入ったポイント
- アルミ製のシンプル&スタイリッシュデザイン
- 持ち運びもできる使い勝手の良い14インチサイズ
- 充実した入出力インターフェース
残念なポイント
- 液晶の発色と鮮やかさはいまいち
- WEBカメラのざらざらノイズ
- BackSpaceキーが押しにくい
DELL Inspiron 14 5000 (5402)のスペック
今回のレビューで使用した貸出機のDELL Inspiron 14 5000 (5402)の詳細スペックは以下の通り。
OS | Microsoft Windows 10 Home | |
---|---|---|
プロセッサー | 11th Gen Intel Core i7-1165G7 | |
メモリー | 8GB | |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) | |
内蔵グラフィックス | インテルIris Xe グラフィックス | |
寸法と重量 | 幅×奥行き | 321.3×216.15mm |
高さ(厚さ) | 全面:16.74mm 背面:17.9mm | |
重量 | 約1.40kg | |
本体カラー | プラチナシルバー | |
ディスプレイ | 画面サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
パネルの種類 | WVA(広視野角パネル) | |
輝度(標準) | 220 nits | |
色域 | 45%(NTSC) | |
画面の表面 | 非光沢 | |
タッチオプション | 無 | |
ワイヤレスモジュール | 無線LAN | Qualcomm QCA 61x4A |
ワイヤレス規格 | ・WiFi 802.11a/b/g ・Wi-Fi 4(WiFi 802.11n) ・Wi-Fi 5(WiFi 802.11ac) | |
Bluetooth | 5.1 | |
入出力インターフェース | USB | 2 x USB 3.2 Gen 1 ポート 1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C ポート(DisplayPort および PowerDelivery 対応) |
オーディオポート | 1 x ヘッドセット(ヘッドホンとマイクロフォンのコンボ)ポート | |
ビデオ ポート | 1 x HDMI 1.4 ポート | |
USB Type-C | 1(USB3.2 Gen2) | |
メディアカード リーダー | microSD カード スロット x 1 | |
電源アダプター ポート | 1 x 4.5 mm x 2.9 mm 電源アダプタ | |
WEBカメラ | 解像度 | 静止画像:0.92 メガピクセル ビデオ:1280 x 720 (HD)(30 fps) |
センサータイプ | CMOS センサーテクノロジー | |
対角視野角 | 74.9度 | |
顔認証(Windows Hello) | 非対応 | |
オーディオ | オーディオコントローラー | Realtek ALC3204 |
スピーカーの数 | 2台 | |
スピーカー出力 | 平均:2W、ピーク:2.5W | |
サブウーハー出力 | 非対応 | |
マイクロフォン | カメラ アセンブリー内のデュアルアレイ マイクロフォン | |
バッテリー | 3 セル40 Wh「スマート」リチウムイオン | |
指紋認証リーダー | 搭載 | |
光学ドライブ | – | |
ACアダプター | タイプ:E45W、入力電圧100-240VAC、入力周波数:50-60 Hz | |
オフィスソフト | なし |
最後に
当記事で紹介している、DELL Inspiron 14 5000 (5402) プラチナはすでに販売を終了している。
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