私は、長年ガラケーとiPhone2台持ちで運用しており、電話とメールはガラケー、iPhoneはWi-Fi運用で使用していたのだが、今回、ガラケーの方のキャリアメールを解約しメール運用をiPhoneの方で行うことにした。
そこで、いつでもiPhoneでメールが出来るように格安SIMのDMM mobileでデータ通信専用SIM(1GB)を契約してみたのだが安いしスピード的に問題もなく個人的には大満足だった。
目次
DMM mobileとは?
DMM mobileは合同会社DMM.comが提供する格安SIMサービスだ。
DMM mobileの回線はNTTドコモを使用しており、SIMフリー端末だけでなくNTTドコモで契約したスマートフォンでも使用することが出来る。
DMM mobileは業界最安水準の価格で利用できるのが特徴で、出来るだけ低価格でスマートフォンを維持したい人におすすめの格安SIM業者となっている。
料金プラン
以下はDMM mobileのシングルコース(SIMカード一枚利用)の料金プラン一覧だ。
データ通信容量毎にプランが豊富でしかも価格が非常に安い。
高速データ通信容量 | データSIM(税抜) | 通話SIM(税抜) | |
---|---|---|---|
ライトプラン | − | 440円 | 1,140円 |
高速データ通信プラン | 1GB | 480円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 1,380円 | |
3GB | 850円 | 1,500円 | |
5GB | 1,210円 | 1,910円 | |
7GB | 1,860円 | 2,560円 | |
8GB | 1,980円 | 2,680円 | |
10GB | 2,190円 | 2,890円 | |
15GB | 3,280円 | 3,980円 | |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
各種手数料について
新規契約の際に必要な手数料
新規契約手数料:3,000円/1契約
SIMカード準備料:394円/1枚
他社へのMNP転出に必要な手数料
1電話番号あたり3,000円
解約手数料
■データ通信SIMプラン
無料
■通話対応SIMプラン
最低利用期間内にサービスの解約、MNP転出を行う場合9000円の解約手数料が必要。
最低利用期間
■データ通信SIMプラン
利用開始日を含む月の末日まで
■通話対応SIMプラン
利用開始日の翌月1日から12ヶ月間
支払方法
Dmm mobileの支払い方法は、クレジットカードのみ。
利用できるクレジットカードブランドは以下の通り。
- VISAカード
- Masterカード
- JCBカード
- アメリカンエキスプレスカード
- ダイナースクラブカード
使える端末について
DMM mobileを利用することが出来る端末(iPhoneやAndroidスマートフォン、モバイルWi-Fiルーター等)は、NTTドコモで契約され端末、もしくはSIMフリー端末(SIMロックを解除した端末を含む)で利用することが可能だ。
ちなみにLTE通信に対応しているiPhoneのモデルは以下の通り。
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone SE
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone 5c
- iPhone 5s
- iPhone 5
私がDMM mobileへの契約を決めた理由
私がなぜ格安SIM業者の中からDMM mobileを選択したのかについてまとめた。
1GBデータ通信専用SIMが業界最安価格
私の場合、外出先ではメールとちょっとしたウェブサーフィンが出来れば事足りるのでそれほど通信容量は必要ない。
なので1GBプランを業界最安価格で利用できるのが非常に魅力的だった。
データ通信専用SIMならいつでも解約可能
通話SIMだと1年間の最低利用期間が設定されており、最低利用期間内に解約すると解約手数料がかかる。
しかし、データ通信専用SIMの場合は、解約手数料が一切からずいつでも解約することができるのはポイントが高い。
余ったデータ通信量を翌月へ繰り越せる
1ヶ月で使い切れなかった高速データ通信量は、翌月まで繰り越せるのは非常に経済的。
あまり使わなかった月があっても、無駄なく高速データ通信を利用することが可能だ。
バースト機能で低速時でも快適に通信が可能
DMM mobileは低速状態(200Kbps通信速度)の場合、初めの一定量だけ高速通信で読み込むという「バースト機能」と言うものを備えている。
高速データ通信の契約通信量を超過した場合、もしくは高速データ通信を手動でオフにした場合200Kbpsの低速通信速度の状態になるのだが、このバースト機能があるおかげで低速通信状態でもある程度快適にインターネットを利用することが出来てしまうのだ。
何気にすごい機能を標準搭載している。
利用を開始するまでの流れ
DMM Mobileの契約申し込みから利用開始までの流れを紹介する。
私が利用しているスマートフォンはiPhoneなので、DMM mobileをiPhoneで使用することを前提に解説を行っている。
Andrpoidスマートフォン利用者は、APNの設定方法がiPhoneとは異なるので注意してほしい。
DMM Mobileへの申し込みからSIM開通まで
まずは、DMM mobileにアクセスし利用したいプランに申し込みを行おう。
私の場合、DMM mobileに12月6日午後3時に1GBのデータ専用SIMの申し込みを行い、12月9日の朝8時に開通メールが送られ来た。
メールには、午前9時に開通処理を行うとあった。
そして午前中に以下の大きな封筒でSIMカードが到着。
つまり、DMM mobileに申し込んだ日から3日後の午前に開通することが出来た。
パッケージを開封
封筒を開けると以下のパッケージが入っていた。
パッケージの中身は、SIMカード、初めてのご利用ガイド、DMM光モバイルの広告の3点のみ。
SIMカードをiPhoneにセット
まずはDMM mobile SIMカードを切り離す。後ろからグイっと指で押し上げる。
SIMカードの切り離し完了。
iPhoneの電源を切った状態で、SIMカードスロットの横にある穴にSIMピンを突っ込んでスロットを取り出す。
SIMカードスロットにDMM mobileのSIMをセットする。
後はSIMカードスロットをiPhoneに差し込んでiPhoneを起動させればSIMカードのセットアップは完了。
SIMの設定方法(APN接続設定)
DMM mobileのSIMをiphoneにセットしただけではまだ使えない。
使えるようにするにはAPN接続設定を行う必要がある。
iPhoneでDMM mobile SIMを使う場合のAPN接続設定は以下の手順で行う。
WEBブラウザのSafariを起動し以下のURLにアクセスする。
以下のページが表示されるので「APN名:dmm.com」ボタンをタップする。
「このWebサイトは"設定"を開いて構成プロファイルを表示しようとしています。許可しますか?」というダイアログが表示されたら「許可」をタップ。
プロファイル画面が表示されたら右上のインストールをタップ。
パスコードの入力を求められたら、iPhoneのパスコードを入力する。
警告画面が表示されるので右上の「インストール」をタップする。
下にボタンが表示されるので「インストール」ボタンをタップ。
インストール完了ボタンが表示されたら右上の「完了」をタップする。
以上で、DMM mobile SIMのiPhoneでのAPN接続設定は完了だ。
すでにSIMは使用可能な状態になっている。
iPhoneの設定からWi-Fiをオフにし、モバイルデータ通信をONにしてどこかのウェブページを表示して正常に表示されることを確認しよう。
通信速度はどれくらいなのか?
とりあえずDMM mobileの通信速度を計ってみた。
計測にはNetflix.incが提供している以下のアプリを使用。
広告もなくシンプルで通信量もバカ食いしないのでお勧め。
計測場所は結構田舎の自宅部屋の中、そしてiPhoneに表示されているアンテナは3本という状況で計測した結果、下り7.4Mbps、上り5.1Mbpsという結果だった。
決して高速と言うわけではないが、この程度の速度が出ていればストレスなくウェブサーフィンができるのでOKだ。
個人的に外で動画を見るつもりはないので何の問題もないだろう。
時間帯別の通信速度を以下の記事にまとめたので参考にしてほしい。
DMM mobile アプリについて
DMM mobileアプリを利用すると高速データ通信残量を一目で確認できる他、高速データ通信のON、OFFを簡単に行うことが出来る。
なので、DMM mobile SIMの設定が終わったらインストールしておくことをお勧めする。
高速データ通信残量を確認できる
以下は、DMM mobileアプリを起動後のTOP画面だ。
高速データ通信残量が一目で確認出来て便利だ。
高速データ通信のON、OFF操作
DMM mobileアプリを起動後のTOP画面で、高速データ通信のON、OFFがボタン操作で簡単に行うことが出来る。
高速データ通信をOFFにすると通信速度が200Kbpsとなり、高速通信のデータ残量を節約することが出来る。
あまり高速な通信を必要としない場合は、こまめにOFFにしておくといいかもしれない。
DMM mobileを契約する前に要チェック
DMM mobileを契約するにあたって知っておいた方が良い点をまとめた。
契約月はプラン料金・データ通信量ともに日割りになる
DMM mobileの契約月は、月額プラン料金は日割りになる。
以下の画像は私の申込月の請求内容だが、通常は480円請求されるところ、12日からの日割りで計算され310円の請求となっている。
データ通信量の方も残量が日割りで設定され、月途中での使用開始となる場合は高速データ通信残量が残日数分に減らされた状態で開始となるので注意してほしい。
低速通信時に速度制限される場合がある
DMM mobileでは、高速データ通信時の通信速度制限は一切ない。
しかし、低速通信時(200Kbps)の場合には、3日あたりの通信量が合計366MBを超えると通信速度が制限されてしまう場合があるので覚えておこう。
データ通信SIM(SMSなし)はユニバーサルサービス料0円
通話SIM及びデータ通信SIM(SMSあり)の場合、ユニバーサルサービス料として月額2円が請求される。
データ通信SIM(SMSなし)の場合は、ユニバーサルサービス料は0円となる。
dmm mobileを1週間使ってみた評価
私の場合、外出時のメールとウェブブラウジングがメインなのでそれくらいの用途で使用する分には何も困ったことはない。
現状、快適に使用できている。
また、高速データ通信をオフにしてバースト機能をSafariでためしてみたが、文字中心のサイトなら結構サクサク利用することが出来た。
サイトによっては切り替わるまで数秒待たされることもあるが、概ね許容範囲でウェブサーフィンできたのでなかなかいい感じだ。
高速通信を使いきってしまった場合もたいして問題はなさそうだ。
とりあえずのファースト評価は上々。
後日、もっと詳細に検証できればと思う。
まとめ
DMM mobileは提供されている通信量のプランが豊富で、しかも業界最安価格で利用できるプランが多いので、少しでも安くスマートフォンを運用したい人におすすめだ。
特にデータ通信SIMの場合はいつでも解約することができるので、私のようにガラケーとスマホ2台持ちで、メールやウェブサーフィンのみスマホで行いたいという人にとっては非常に利便性が高い。
データ通信SIMのみの利用を考えている人は一度検討してみてはどうだろうか?