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マウス・キーボード用PC切り替え器エレコム KM-A22BBK【レビュー】

私は普段デスクトップPCを2台使用しているのだが、2台同時にPCを使用する場合は机の上にキーボードとマウスそれぞれ2つづつ広げる必要があり、キーボードとマウスが机の上を占有してしまうという問題を抱えていた。

これをいい加減何とかしようと、エレコムのPC切替器(KVMスイッチ)「KM-A22BBK」を購入してみたところめちゃくちゃ快適になり、なんでもっと早く購入しておけばよかったと後悔してしまった。

今回はそんな、マウス・キーボードを2台のPC間でボタン1つで切り替えて便利に使えるエレコム KM-A22BBKを紹介したい。

目次

エレコム PC切替器(KVMスイッチ)KM-A22BBKとは?

KM-A22BBKは、エレコム株式会社が発売する、キーボード・マウス用パソコン切替器(KVMスイッチ)だ。

このPC切替器を使用すれば、2台のパソコンで、1セットのキーボード・マウスなどのUSB機器を共有することができ、省コスト・省スペースを実現可能。

ケーブル一体型のコンパクトタイプなので、スッキリと設置することができ、手元に設置できるスイッチで使用するPCを簡単に切り替えることができる。

製品仕様

対応機種・Windows 10/8.1/8/7/Vista(~SP1)/XP/2000が動作するPC/AT互換機
・MacOSX10.3/10.8が動作するIntelMac機          

・MacOSX10.0/10.5が動作するPowerPC機 ※USB2.0動作の場合

対応周辺機器USB2.0またはUSB1.1対応のUSB機器
切替方式手元スイッチ
インターフェイスパソコン側:USB A(オス)×2
周辺機器側:USB A(メス)×2
最大消費電力0.5W
ケーブル長切替器本体?パソコン/1.2m
 切替器本体?手元スイッチ/1.8m
外形寸法切替器本体/幅42.0×奥行68.0×高さ13.0mm(ケーブルを含まず)
 手元スイッチ/幅36.0×奥行60.0×高さ12.0mm(ケーブルを含まず)
質量88g(ケーブルを含む)
付属品マグネットシート(手元スイッチ用)、マグネットシート(本体用)

KM-A22BBKの主な特徴

手元スイッチで簡単切替

PCの切り替えは、「手元スイッチ」を1回押すだけの簡単仕様。

手元スイッチは切替器本体とは独立しており、マウス・キーボードの側に設置できるため、だれでも簡単・楽々にパソコンを切り替えることが出来る。

多機能マウス・多機能キーボードに対応

チルトホイール機能や多ボタン搭載の多機能マウス、ホットキー搭載の多機能キーボードでも使用できる他、ワイヤレスタイプのキーボード&マウスセットにも対応している。

他にも、マウス、キーボード以外のUSB機器(プリンタ等)を接続して共有することも可能。

設置に便利なマグネットシート付

本体と手元スイッチ用のマグネットシートが付属しているので、本体と手元スイッチをスチール面に簡単に固定することが可能。

LEDランプで使用PCを把握可能

本体と手元スイッチの両方に、切替先がひと目で分かるLEDランプを搭載しているので色を見ればどちらのPCと接続されているのか簡単に把握することができる。

色々なパソコンを切り替え可能

デスクトップパソコンでもノートパソコンでも切り替えが可能。

また、Mac PCとWindows PC間を切り替えることもできる。

ドライバのインストールは不要

パソコン切替器 KM-A22BBKの使用にあたって、ドライバのインストール作業は一切不要で、PCに接続すれば自動で認識してすぐに使用することができる。

開封の儀

さっそく製品を開封してみよう。

パッケージは以下のようになっている。ちょっと開封しずらい構造になっているのが難点。

開封して中身を全て取り出したのが以下の画像。

PC切替器本体とマグネットシート、ユーザーズマニュアルの3点が入っていた。

こちらがPC切替器本体。

この2つのUSBポートにキーボードやマウス等を接続して使用する。

以下はPC接続用USBケーブルとなっており、2台のPCのそれぞれのUSBポートに接続する。

以下の写真はPC切り替え用の手元スイッチ。

このスイッチを押すことで、本体に接続したUSBキーボードなどのUSB機器を使用するPCを切り替えることができる。

以下は取付用マグネットシート。本体用と手元スイッチ用の2つ入っている。

マグネットでどこかにくっつけたい場合はこいつらを張り付けて使用する。

実際に使用してみた

これまで私がメインPCで使用してきたマウスとキーボードは、MicrosoftのWireless Comfort Keyboard 4000と言う無線ワイヤレスタイプのマウス&キーボードセットだ。

かなり古い機種(10年以上使ってるかも?)でもう販売されていないが、一向に壊れないし使いやすいので今でも使い続けている。

このモデルの最新版後継機は多分以下の製品。

で、このエレコム KM-A22BBKはありがたいことに無線ワイヤレスタイプのマウス&キーボードにも対応しているので、私が今使っているMicrosoft Wireless Comfort Keyboard 4000も問題なく使えるっぽい。

ちなみに、私が次に購入したいキーボードは東プレの「REALFORCE R2」という製品。静電容量無接点方式を採用しており耐久性抜群、心地よい打鍵性、長時間の使用でも疲れにくいという高級キーボードだ。

長く無線ワイヤレスキーボード&マウスを使ってきたが、デスクトップ用途でワイヤレスにする意味はあまりないかなと言うのと、長期間自分の身に触れて操作することになる商品は、高くても高品質なものを選んだ方がいいと思っているので、次はこのグレードの高いキーボードにしようかなと思っている。

少し脱線してしまったが、以下より機器をセッティングしていく様子を紹介する。

まず、以下が私が使用しているMicrosoft Wireless Comfort Keyboard 4000の無線レシーバーだ。

このレシーバーのUSBケーブルを以下のようにPC切替器「KM-A22BBK」のUSBポートに接続してやる。無線タイプのキーボード&マウスを使用しないのであれば、有線のUSBキーボードとUSBマウスをこのUSBポートにそれぞれ接続してやればいい。

あとは、PC切替器本体の2本のUSBケーブルを2台のPCにそれぞれ接続してやるだけでセッティング作業は完了だ。

PCにソフトウェアをインストールしたりする作業は一切不要で非常に簡単にセッティングすることが出来る。

本体と手元スイッチのライトが緑色に点灯している場合、PC1側が有効になっているのでまずは、PC1側の画面でマウスとキーボードが反応するかチェックしてみよう。

もしもワイヤレスキーボード&マウスがうまく動作しない場合は、レシーバーと再度ベアリングしてみるといいだろう。

正常に動作することが確認出来たら、手元スイッチを押してPC2に切り替えよう。

PC2に切り替えると以下のように本体と手元スイッチのLEDライトが橙色にかわる。

PC2側の画面でキーボードとマウスが反応することを確認できればすべてのセットアップは完了となる。

後は必要な時に手元スイッチを押して、マウスとキーボードを使うPCを切り替えながら作業を行うことができる。

使ってみた感想

良かった点

使ってみて良かったと思う点をまとめてみた。

キーボード・マウスの共有は想像以上に便利

手元のボタンを押すだけでマウスとキーボードを別PCに切り替えることができるのは、想像以上に便利だった。

いつもは使っていないほうのPCのマウスとキーボードは机からはおろして必要な時に机に出すようにしていたが、これからはそんな手間も必要なくなる。

もっと早く買っておけばと後悔した。

手元ボタンだけで使用中のPCがわかる

切替器本体と手元ボタンの両方にLEDライトがついていて色でどちらのPCを使用しているかわかるようになっている。

手元スイッチだけでもLEDの色を見ればどちらのPCが有効なのか判別はつくので、PC切替器「KM-A22BBK」本体の方は目立たないところに設置しておいても問題ない。

無線タイプのキーボード&マウスセットが利用できる

私の使用しているキーボード&マウスが無線タイプのものなので、無線タイプのキーボード&マウスも利用できるのは非常にうれしいポイント。

有線だろうが無線だろうが今使っているキーボードとマウスを買い替えずにそのまま使用することが出来る。

PCのBIOS設定画面でも操作可能

PCのBIOS設定画面でも問題なく動作することができた。

結構古いマザーボードを使用しているPCでも動作できたので、最近のPCでこの製品がBIOSで使えないなんてことはおそらくないと思う。

デスクのスペースを有効活用できる

これを使えば、2台のPCに対して使用するキーボードとマウスを1組にまとめることが出来るので、デスクの上をでかいキーボード2台が占有することがなくなる。

開いたデスクスペースは他の事に有効活用でき、作業効率もアップできていいことづくめ。

切り替えが意外と早い

手元スイッチのボタンを押してから、使用するPCが切り替わるまでに1~3秒程度のタイムラグがあるが、ほとんど気にならないレベル。

むしろこんなに早く切り替わってくれるのかといいう印象で、切替スピードは特に問題ない。

小型本体+ケーブル長が充分長くて設置に困らない

切替器本体も小さいし、PCに接続するためのUSBケーブルや手元スイッチのケーブルは充分な長さがあるので、ケーブルの取り回しに困るようなことはない。

比較的好みの場所に機器をセッティングすることが出来ると思う。

価格が安い

KVMスイッチは、液晶モニタまで共有できるモデルの場合結構お値段が高いのだが、この2台のUSB機器のみ切替可能なモデルは、Amazonでめちゃくちゃ安く買える。

少し残念な点

デメリットというか少し残念な点も紹介しておく

パッケージが開けずらい

最初どこからパッケージを開ければいいのかわからなかった。

パッケージ表面の窪んでるところにOPENと書いてあるのだがどうOPENするのかさっぱりわからない。パッケージを破って開けろということなのだろうか?

裏面をよく見てると右側に三か所封印シールが貼ってあってそれをはがすと箱を開けることが出来たのだが、張ってあった封印シールがはがしにくくて難儀した。

もうちょっと簡単に開封できるようにパッケージングしてほしい所だ。

切り替え時にUSB接続音と切断音が鳴る

手元スイッチのボタンを押してPCが切り替わる際、有効になる方のPCでUSB接続音、無効になる方のPCでUSB切断音が鳴ってしまう。

切り替わるたびに両方のPCから音が鳴るのでうざいと思う人はうざいかもしれない。

マグネットシートの磁力が弱め?

私はマグネットシートは利用していないのだが、試しにスチール面にくっつけてみたところ磁力が若干弱そうな感じだった。

マグネットシートを使用したい人にはちょっと磁力の強さが心もとないかもしれない。

もうちょっと強力なマグネットにしてほしい所。

PCがスリープ中の動作に注意が必要

PC1とPC2の両方が起動している状態で、KVMスイッチはPC1を利用しているとする。

PC1をスリープ状態にして、KVMスイッチはPC1接続のままにしておいた状態であればマウスの操作でスリープを復帰することは可能。

PC1をスリープ状態にした後に、KVMスイッチでPC2接続に変更してしまうと、再度スイッチでPC1接続にしてもキーボードやマウス操作でPC1のスリープ状態を復帰することはできなかった。

復帰できなくなっても、PCの電源ボタンを押せばスリープ状態から復帰することができるので運用上は特に問題ないが、そういう挙動になるという事は理解しておこう。

その他のエレコム製KVMスイッチ

今回紹介したのはエレコムでも最も安いモデルのKVMスイッチ(PC切替器)だが、他にも用途に合わせていくつかのモデルが発売されている。

ディスプレイモニターも2台のPCで共有したいという人は以下で紹介しているKVMスイッチを検討してみるとよいだろう。

USB2個 + D-Sub

USBマウス、USBキーボード、モニタ(D-Sub接続)を2台のPCで共有するためのPC切替器。

エレコム KVMスイッチ USB VGA 手元スイッチ 2台 KVM-KUSN

エレコム KVMスイッチ USB VGA 手元スイッチ 2台 KVM-KUSN

2,717円(01/13 21:13時点)
Amazonの情報を掲載しています

USB2個 + D-Sub + 3.5mmステレオミニプラグ

USBマウス、USBキーボード、モニタ(D-Sub接続)、オーディオ機器(3.5mmステレオミニプラグ接続)を2台のPCで共有するためのPC切替器。

USB2個 + HDMI + 3.5mmステレオミニプラグ

USBマウス、USBキーボード、モニタ(HDMI接続)、オーディオ機器(3.5mmステレオミニプラグ接続)を2台のPCで共有するためのPC切替器。

まとめ

ディスプレイモニターまで切り替え可能なKVMスイッチも発売されているが、私の場合デュアルディスプレイ構成を2台のPCで利用できるように接続しており、ディスプレイ側のスイッチを操作すれば柔軟に切り替えれる。

そのため、個人的にはディスプレイも切り替え可能なKVMの必要性は感じていないので、今回マウスとキーボードのみを切り替えて使用できるKVMスイッチを購入したのだが、ものすごい便利だった。

PCを2台使用している人にとって、1組のマウスとキーボードを共有するメリットはものすごく大きいので、是非購入することをお勧めしたい。

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