2018年1月17日にリリースされたばかりの、家族で買い物メモを共有できるiPhoneアプリを実際に使ってみたので、使い方などをレビューする。

FamilyMemoについて
「FamilyMemo」は、家族間で買い物リストを共有することができるiPhoneアプリ(iOSアプリ)だ。
一般的な買い物リスト管理アプリとは一味違っている。
ママがシャンプー切れに気づいて買い物リストを更新、パパが買い物リストを見て会社帰りに買って帰る、そんなことが可能になる使い方次第で非常に便利に使えるアプリとなっている。
以下が起動した直後のFamilyMemoの画面。
非常にシンプルなUIになっていてわかりやすい。
このアプリは、以前「Rememo」というアプリだったが、2018年1月17日にFamilyMemoという名前で新しくリニューアルされたようだ。
使い方
FamilyMemoの使い方を以下に解説する。
最初に共有設定を行う
「家族間で買い物リストを共有できる」がコンセプトのアプリなので、まずは共有するための設定を行おう。
右上の歯車アイコンをタップする。
設定画面が表示されるので、「プロフィール」をタップする。
プロフィール画面、Nameの所をタップするとキーボードが表示されるので登録したい名前を入力する。この作業を共有する全ての端末で行おう。
今回は、2台のiPhoneを使用し「太郎」と「花子」という名前で登録した。
入力が終わったら左上の「設定」をタップして前の画面に戻ろう。
次に設定画面の「ファミリー共有」をタップする。
「ファミリー共有」画面が表示されるので右上の「追加」をタップ。
すると、以下の画面が表示され、カメラが表示される。
カメラは無視して下部にある「マイQRコードを表示」ボタンをタップする。
以下のようにQRコードが表示(下の画像はモザイク処理済み)されるので、共有相手のiPhoneから「ファミリー追加」画面で表示されたカメラ経由でQRコードを読み込ませる。
「ファミリー追加確認」画面が表示されるので、「To Add」をクリックする。
ファミリー追加完了画面が表示されたら、共有設定は完了だ。
左上の「トップ」をクリックして最初の画面に戻ろう。
正しく共有設定されているか確認してみよう。
トップ画面から「歯車アイコン」→「ファミリー共有」とタップし、以下のように共有者のすべての名前が表示されていれば成功だ。
QRコードを読み込まれた側のiPhoneの方もしばらくすると共有設定が反映されるはずだ。
反映されない場合は、ホームボタンダブルタップからアプリを一度終了してから再起動してみよう。
買い物リストの共有方法
まず太郎のiPhoneで買い物リストを作成してみる。
共有リストを作成する場合は「SHARE」タブをまずはタップする。
その後、下のチェックボックス右側空白部分をタップするとキーボードが表示されるので、購入したい物を入力すると右画面のようにリストに登録され、誰が何分前に登録した情報かが一緒に表示される。
この状態で共有相手のiPhone上のFamilyMemoからSHAREタブを同期すると同じ画面が共有相手上の画面に表示される。
次に花子のiPhoneから同じようにSHAREタブ上で「牛乳」と登録してみた。
太郎iPhoneのFamilyMemoのSHAREタブ画面上で画面を下にスワイプすると同期処理が実行され、右画面の通り「牛乳」が新しく表示された。牛乳の下に花子と表示されていることがわかる。
このように、互いに登録したリストをそれぞれのFamilyMemo上で確認することができる。
ただし、同期処理は、アプリを起動したタイミング及び自分で画面をスワイプしたタイミングだけとなる。
現時点で買い物リストが更新された事を知らせる通知機能が搭載されていないので、相手がリストの更新に気づかないことが十分にあり得る。そのため、緊急に購入してほしい物がある場合には使い物にならない。
なお、今後のアップデートにて、買い物リスト更新時にプッシュ通知で相手に知らせる機能を搭載するとしているので、ぜひ早期の実現が望まれるところだ。
現時点でうまくワークさせるには、例えば共有相手が夫である場合、会社から帰る直前に必ず確認するようにといった感じで何らかのルールを設けておく必要があるだろう。
その他の機能
共有せず個人の買い物リストとして使用
共有機能を使わずに、自分だけで買い物リストを使用する場合は、「NOW」タブを使用してリストを追加していけばよい。
タブの追加
FamilyMemoでは新たにタブを追加することが可能だ。
タブを追加するには、トップ画面のタブの右側にある+アイコンをタップし、次の「タブ」画面にある「新しくタブを追加する」をタップする。
「タブの名前を設定」画面が表示されるので追加したいタブ名を入力し、右上の「決定」をタップする。すると右画像のように新たにタブが追加される。
このようにタブを追加することで欲しいものリストとして管理することも可能だ。
タブはいくつも追加することが可能で、+アイコン→タブ設定画面右上の「編集」からタブの表示順序を変更することもできるので、自分だけの使いやすいリストを作成することが可能だ。
購入済みチェック機能
登録アイテムの左にあるチェックボックスをタップしてチェックを入れることで、購入済みのアイテムを管理することができる。
実際に買い物
アイテム個別削除機能
タブ上に表示されている登録アイテムを左スクロールすることで、削除ボタンを表示できる。
表示された削除ボタンをタップすれば、個別にアイテムを削除することが可能だ。
複数アイテム一括削除機能
FamilyMemoには登録したアイテムを複数選択して一括削除する機能が搭載されている。
複数アイテムを一括削除するには、利用するタブを表示し、右上の「編集」をタップ。
右画像のように選択チェックボックスが表示されるので、削除したいアイテムにチェックを入れ左上の「削除」をタップすれば選択したアイテムを一括で削除できる。
アイテムの並び替え機能
複数アイテム一括削除機能で解説した編集画面上で、アイテム右横の三重線をタップ長押しすると上下にアイテムを移動できるようになり、好きな位置にアイテムを移動することが可能だ。
まとめ
現時点では、共有リストの更新に通知機能が搭載されていないため、家族で共有する使い方には若干の難があるが、プッシュ通知機能が搭載されたらかなり便利なアプリになるのではないかと思う。
夫の会社帰りに買ってきてほしいものがある場合や、子供が母親に忘れず購入しておいてほしい物がある場合、家族が買い物に出かけてるときに追加で購入してほしいものが出てきたときなどなど使い道はたくさんあると思うので、ぜひ家族で一度使ってみてはどうだろうか?
