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家庭で出来る消毒方法【新型コロナウイルス対策】

新型コロナウイルスの感染者が日々拡大する中、個々人が感染防止で出来る方法の一つに自宅内の消毒だ。

新型コロナウイルスの厄介な所は、感染していても気づかないまま拡散してしまう点。

家族間の感染を防ぐためにも出来るだけのことはしておきたい物。

そこで、当記事では家庭でできる消毒方法について紹介する。

目次

【厚生労働省推奨】取っ手、ドアノブなどの共用部分を消毒する方法

厚生労働省が、「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)」という下記のページにて、「取っ手、ドアノブなどの共用する部分を消毒する」方法を紹介してくれている。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html

6.取っ手、ドアノブなどの共用する部分を消毒する
タオルや食器、箸、スプーン等などを共用しないことも大事です。トイレやお風呂は、水拭きするか、家庭用の掃除用洗剤でもウイルス量を減らすことができます。洗濯や食後の食器洗いを別洗いしたりする必要はないです。タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄を行います。感染者のものを分けて洗う必要はありません。 ただし、洗浄前のものを共用しないでください。特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどで共用しないようお互いに確認したいものです。
感染者が別の部屋で生活していても、トイレ、洗面所、浴室などを共用すると思います。ウイルスは物についてもしばらく生存しているため、ドアの取っ手やノブ、ベッド柵ウイルスがついている可能性はあります。0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。トイレや洗面所の清掃をこまめに行いましょう。清掃は、市販の家庭用洗剤を使用し、すすいだ後に、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用消毒剤を使用します。

家庭内共用部分の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効とのことだ。

ただ、次亜塩素酸ナトリウムは、扱いを間違えると危険なので取り扱いには注意する必要がある。

個人的には、市販の次亜塩素酸水を使用を提案する。

次亜塩素酸水とは?

漂白剤として有名な「次亜塩素酸ナトリウム」はアルカリ性だが、「次亜塩素酸水」は酸性となる。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は、よく混同されがちだが、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は別物だという事をまず抑えてほしい。

次亜塩素酸水は、ウイルスや菌に対して高い殺菌能力を持つのだが、厚生労働省より食品添加物としても認可されていて、安全性は検証されている。

ただし、注意しないといけない点がある。

それは、次亜塩素酸水の製法のことだ。

次亜塩素酸水の製造方法には以下の2種類ある。

  1. 次亜塩素酸ナトリウムに塩酸などの酸を混合してpHを調整して作る方法
  2. 塩化ナトリウム水溶液(食塩水)や塩酸水を電気分解して作る方法

厚生労働省が食品添加物として認可するのは、2の「塩化ナトリウム水溶液」を電気分解してつくられたもののみだ。

次亜塩素酸水として市販されている商品の中には1の製法で作成されているものもあるので注意が必要だ。

商品の成分表示をよく見て判断しよう。

商品を選ぶポイントは、「塩化ナトリウム水溶液」を電気分解してつくられた次亜塩素酸水であるという事をよく理解しておこう。

次亜塩素酸水を成分とする除菌商品

安全性の高い次亜塩素酸水を使用した除菌製品を紹介する。

センターバレイ ウイルス除菌剤

家庭内で使用するなら、国内メーカーの株式会社センターバレイが製造するウイルス除菌剤が使いやすそうだ。

私も購入してみた。

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濃度は200ppmの商品だ。

セットも販売もされている。

高濃度 500ppm ジアニスト

自分で希釈するタイプの商品ならジアニストがお勧めだ。

こちらは、歯科クリニックの先生も推奨しており、塩化ナトリウム(食塩)を電気分解して作られた次亜塩素酸水なので安心。

この商品のすごい所は、食品グレードの炭酸ガスをマイクロバブリングして添加し、有効濃度を高めている所で、濃度は500ppmと高濃度。10倍に希釈して使用する。

スプレーボトルを用意したり、自分で希釈するのが少し面倒だが、2500mLの大容量なのがうれしい。

ジアニスト専用の超音波噴霧器を使用すると、部屋をまるごと空間除菌・消臭することが可能になる。

手の消毒も次亜塩素酸水でしていいのか?

2020年3月6日放送の虎ノ門ニュースにて次亜塩素酸ナトリウムの除菌の話題があり、手の消毒についても言及されていた。

竹田先生によると、少し前までは手に直接かけられる商品が販売されていたそうだが、今は入手できないとのこと。

竹田先生が具体的にどの商品の事を言っているのかはよくわからないのだが、せめて商品名を教えてほしかった。

とりあえず次亜塩素酸ナトリウムを自分で薄めて手指の消毒に使用するのは絶対にやめましょう。

では、次亜塩素酸水ならどうなのか?

先ほど上で紹介した「ジアニスト」の販売ページを見ると以下のような事が書いてある。

Q、野菜を洗ったり、うがいや手指消毒に使えますか?

A、10倍に希釈した状態であれば、厚生労働省が示す微酸性次亜塩素酸水と同等な基準(第三者にて試験済み)となりますので実際は問題ないと思いますが、販売店の立場上、次亜塩素酸水は医薬品ではないため上記を使用目的として販売・推奨する事が致しかねます。自己責任にてお願いしております。

厚生労働省が規定している「微酸性次亜塩素酸水」と同等であれば問題なさそうな記述だ。

ジアニストの場合、10倍希釈がそれと同等水準とのことだが、医薬部外品ではないので、メーカーとしては手指の消毒を目的として販売することはできないようだ。

自己責任で判断するしかない。

センターバレイの次亜塩素酸水についても、ホームページに以下のQ&Aが乗っており、医薬部外品ではないので手指に使うなとのこと。

Q 肌につけても大丈夫ですか?
A 当商品は肌につけてもよい使用表示が可能な医薬部外品でありませんので、肌に直接つけて使用しないでください。としか言えませんのでご了承ください。

Q スプレータイプの除菌剤はそのまま吹き付けても大丈夫ですか?
A 人や動物に直接吹き付けないで、物に対しての吹付けは大丈夫です。

Q 手に使用する際は、どれくらい薄めたらよろしいでしょうか?
A 薄めて手に使用しないでください。医薬部外品ではありませんので、手に使用しないでください。

株式会社センターバレイ公式HPより引用

手指の消毒は石鹸での手洗いが最も効果的

手指の消毒は、WHOも推奨している石鹸での手洗いが最も効果的だ。

そのことは以下の動画を見ればよくわかる。

使用する石鹸はなんでもいい。

外から帰ってきたら、石鹸で最低でも20秒間、できれば1分間しっかりと手を洗おう。

まとめ

厚生労働省のホームページでは、家庭内の共用部分を消毒する方法として、次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)を使用する方法が紹介されていた。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムは薄める濃度や扱いを間違うと危険だ。

より安全に家庭内の共用部分を除菌するために、微酸性次亜塩素酸水の使用を検討してみるといいだろう。

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