HPが販売するArm系SoCを搭載したタブレットとノートパソコンの特徴を併せ持つユニークな法人向け2 in 1ノートPC「HP Elite Folio」のレビュー機を借りる機会を得たので、詳しくレビューしていく。
目次
- 1 クールに決めたい営業マンに特におすすめ!
- 2 レビュー機の基本スペックについて
- 3 外観紹介
- 4 ノートPCに見えない!?高級ビジネス手帳のような佇まい
- 5 ユニークな変形が可能な2in1デバイス
- 6 画面比3:2ディスプレイは仕事用に最適
- 7 入出力インターフェースは超シンプル構成
- 8 標準でスリムアクティブペンが付属!本体に収納可能で充電も同時に可能!
- 9 5G通信対応!いつでもどこでも常時接続できる!
- 10 Wi-Fi6に対応で室内でも高速通信が可能!
- 11 ファンレス仕様で非常に静か
- 12 21.1時間駆動!長時間モバイルバッテリー搭載で外出先でも安心
- 13 Bang & Olufsenスピーカー4基搭載による良質なサウンド
- 14 キーボードはタイプしやすくタイプ音も静か
- 15 クリックパッド(タッチパッド)も良好
- 16 レンズカバー付きのWEBカメラ搭載!顔認証にも対応
- 17 マイク音質をチェック
- 18 Arm系SoCなので少し注意が必要
- 19 各種ベンチマーク結果
- 20 HP Elite Folioの詳細スペック
- 21 最後に
クールに決めたい営業マンに特におすすめ!
HP Elite Folioは、Arm系SoCを採用しており、よくある一般的なIntelやAMD製CPUを搭載しているノートPCとは少し毛色が違う。
Windows 10においては64ビットアプリが使えないというデメリットもあり、使う人をかなり選ぶ製品になっている。
ただ、64ビットアプリが使えないというデメリットはWindows 11にアップグレードすることで解消することが可能だ。
HP Elite Folioは、21.1時間駆動が可能な超ロングライフバッテリーや4G・5Gによるセルラー回線の常時接続が可能になっており、処理性能よりもモバイル性能に重きを置いているノートPCとなっている。
タブレットとしても使用でき、その変形形態はユニークかつ使いやすい。ペンが付いているのでサクッとメモを取ることも出来る。
一見ノートパソコンには見えないビジネス手帳のようなクールな外観は、取引先で話題になること間違いなし。
残念なポイントは、ビジネスノートという割には、光沢液晶を採用していたり、4つのスピーカーを搭載していたりと利用目的と機能のアンマッチを感じる点。
そして、性能とコストのバランスも少し悪いのではないかと感じる。
だが、最先端の技術領域に触れることができ、人と違う個性を出せ、一日中外に持ち出せるバッテリー性能や常時接続が可能なポイントは、外を忙しく飛び回る営業マンには非常に魅力的と言えよう。
クールに決めたい営業マンや高級志向のビジネスマンは、HP Elite Folioの購入を検討してみるといいだろう。
おすすめポイント
- バッテリーがめちゃ長持ち
- セルラー回線での常時接続が可能
- おしゃれ&できる男を演出してくれるビジネスクールな外観
- ユニークな変形が可能でタブレットのように使える
- 本体に格納可能なアクティブペンが標準で付属
- タイプ音が静かで打鍵感もよい
- ビジネス用途で使いやすい画面非3:2のディスプレイ
- ファンレスなので非常に静か
残念ポイント
- 性能に比べて価格がちょっと高すぎる
- ビジネスノートなのに光沢液晶を採用している
- 処理性能面でIntelやAMD CPU搭載PCより劣る
- 64ビットアプリを使いたい場合はWindows11へのアップグレードが必要(無料)
用途別お勧め度
WEBサーフィン | ◎ |
---|---|
動画鑑賞 | ◎ |
Office作業 | ◎ |
画像編集 | × |
動画編集 | × |
ゲーム | × |
- ヴィーガンレザーを使用したビジネスクールな外観
- ARM系SoC「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2」を搭載
- アスペクト比3:2のディスプレイを採用
- 最大約21.1時間の長時間駆動が可能
- タブレット変形が可能な2 in 1 ノートPC
- セルラー回線(4G・5G)による常時接続が可能
- Wi-Fi6に対応
レビュー機の基本スペックについて
今回お借りしたレビュー機HP ELite Folioの基本スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2 |
グラフィクス | Qualcomm Adreno 690 グラフィックス |
メモリ | 16GB(オンボード) |
ディスプレイ | 13.5インチ・WUXGA+(1920×1280)・タッチ・光沢・IPS |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) |
外観紹介
HP Elite Folio本体の外観を見ていこう。
天板
背面
前方
後方
右側面
左側面
オープンして正面から見た所。
液晶を最大限開いて横から見たところ。
大人なビジネスマンに最適な外観。
ACアダプターと電源ケーブルは以下の通り。電源ケーブルを使わずに直接電源に接続するためのプラグも付いている。
ノートPCに見えない!?高級ビジネス手帳のような佇まい
HP Elite Folioの天・底・背面は、ヴィーガンレザーで覆われていて、一見すると高級なビジネス手帳を思わせるような上質なデザインになっている。
客先・出先では、おっ!と目を引くこと間違いなし。
持ってるだけで、おしゃれ&できる男を演出してくれる、そんな外観のノートPCだ。
ユニークな変形が可能な2in1デバイス
HP Elite Folioは、2 in 1デバイスということで変形することが可能だ。
変形方法は、よくある360度回転のものではなく、液晶下部を前に引き出すことで形態を変えるユニークな変形方法を採用している。
残念なのは、マグネット吸着している液晶の引き出しが少しやりにくい点。もう少し簡単に引き出せる仕組みがあるとうれしいのだが。
以下は、動画の視聴の際等に便利な変形。
液晶下部がマグネットで吸着するようになっているので、液晶画面はしっかりと固定される。
液晶画面を最後まで引き倒せば、以下のようにタブレット形態で使用することが可能だ。
私は、360度回転が可能なHP Spectre x360を使用しているのだが、360度回転の場合、底面がキーボード面になってしまうので、手に持った時にキーがへこへこしてしまう感触が気持ち悪い。
なので、タブレットモードはほとんど使わなくなってしまった。
でも、HP Elite Folioのこの変形方法は、下面がフラットのまま使用できるのでタブレットモードでも非常に使いやすい。
個人的には、HPが出しているx360モデルは、HP Elite Folioの変形方法に全て変えてほしいと思うくらいこの変形方法が気に入った。
他にも、以下のような感じで使う事も可能。
以下のように山折りで立てて使用すれば、デスクにスペースがないような場合でも利用することができる。
この方法のいい所は、前方に広くスペースが取れるので、お気に入りの使いやすいBluetoothキーボードを使ってデスクトップPCのように使う事ができるという点。
オフィスでは、Bluetoothキーボードを使って山折り状態で使用してみるのも悪くない。
画面比3:2ディスプレイは仕事用に最適
HP Elite Folioは、13.5インチでWUXGA+(1920×1280)解像度、アスペクト比3:2のタッチディスプレイを採用している。
現在一般的なアスペクト比16:9のディスプレイと比較すると、縦に少し長くなる。
WEBサイトやビジネス文書などは、一般的に縦に情報が多くなるので、ビジネスで使用するにはこの3:2という縦長のアスペクト比は非常に見やすくて使いやすかったりする。
視野角の広いIPS液晶パネルを採用していて発色も非常に良い。
ただし、光沢液晶になっているのが少し残念なポイント。
法人用向けPCなので、長時間のオフィス作業に適した非光沢液晶(ノングレア)にしたほうがよかったのではないだろうか?
入出力インターフェースは超シンプル構成
HP Elite Folioの入出力インターフェースは、以下の非常にシンプルな構成になっている。
- USB Type-C(5Gbps高速転送、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4機能付き)x2
- コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1
右側面にUSB Type-Cとヘッドフォン/マイクジャックがある。
左側面には、USB Type-Cポートのみ。
USB Type-Aポートを1つも搭載していないのは少々残念なポイントだ。
USB Type-AポートやMicro SDカードなどを使用したい場合は、以下のようなUSB Type-Cハブを用意する必要がある。
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ 4K対応HDMI出力ポート 60W Power Delivery 対応USB...
USB Type-Cポートに、手持ちの「USB C to DisplayPortアダプター」+「DisplayPortケーブル」を使用して4Kモニターに接続してみた所、問題なく4K60Hz接続で画面出力を行うことができた。
標準でスリムアクティブペンが付属!本体に収納可能で充電も同時に可能!
HP Elite Folioには、キーボード上面に充電式のスリムアクティブペンが標準搭載されている。本体内に格納できるので、ペンを別で持ち運ぶ必要がないのはうれしいポイント。
マグネットで吸着しているので、PCを逆さにしてもペンが落ちてくるるようなことはない。
ペンを取り外した所。中央に充電用の3つの接点が見える。ペンをここに格納しておくだけで自動的に充電ができるので、いざ使おうとしたときに電池切れなんてことがなくなる。
以下が、スリムアクティブペン本体。
サイドに2つのボタンがついている。見た目は1つのボタンだがボタンの下部と上部が押せるようになっている。
ペンの最上部にもボタンがついている。ただし突起が少ないので少し押しにくいのが難点。このボタンを押すとMicrosoft Whiteboardを起動できる。
ペンの書き心地もいい感じ。ノートをとる感じで手書きでメモをとれて非常に便利。
5G通信対応!いつでもどこでも常時接続できる!
HP Elite Folioには、nano SIMスロットが搭載されており、5Gの超高速通信に対応している!
SIMカードスロットは、スリムアクティブペン収納スペースの右端に用意されている。
場所的にSIMカードの出し入れが少しやりにくいのが難点。特に指が太い人は苦労しそう。
SIMカードスロットに5G対応SIMカードを挿入すれば、いつでもどこでも超高速インターネット通信が可能だ。
もちろん4G LTEも使用可能だ。
モバイルWiFiルーターを持ち歩いたり、スマホのテザリングなどを利用せずにPCからダイレクトにネット接続できるので、アクティブな営業マンには重宝するだろう。
私は5G接続環境をもっていないので、5G接続の確認はできなかったのだが、今使っているBIGLOBEモバイルの4G LTEのSIMを指してAPN設定をすれば問題なく接続することができた。
Wi-Fi6に対応で室内でも高速通信が可能!
HP Elite Folioは、データ速度が通常のWi-Fiと比較して理論値で約3倍の速度を誇る次世代のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」に対応している。
Wi-Fi6対応ルーターを利用すれば安定した高速無線通信を利用することが可能だ。
ファンレス仕様で非常に静か
HP Elite Folioは、なんとファンレス仕様になっており、非常に静かに動作する。
その証拠に、一般的なノートPCの底面にある通気口が、HP Elite Folioにはどこにも存在しない。
ファンの音を一切気にしなくてよいので、静音性を求められるような場所でも安心して利用できる。
なぜファンレスが実現できるのかというと、TDP 7Wで低発熱かつ低消費電力のCPU「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2」を搭載しているからだ。
Snapdragonは、スマホなどに搭載しているCPUなので、聞いたことある人も多いだろう。
どちらかというと、HP Elite Folioはスマートフォンやタブレットに近いノートPCなのだ。
21.1時間駆動!長時間モバイルバッテリー搭載で外出先でも安心
バッテリーの駆動時間は、公称21.1時間駆動(JEITA測定法2.0で計測)としており、1日中持ち歩いて使えるのは非常に大きな魅力。
営業マンには非常に心強いロングライフバッテリーになっている。
ちなみに、ABEMAの動画を最大画面にして動画を流しっぱなしで放置したところ、10時間16分連続稼働する事が出来た。
PCの使い方でバッテリーの持ちは変わるが、軽い作業しかしないのであれば1日余裕で持つだろう。
Bang & Olufsenスピーカー4基搭載による良質なサウンド
HP Elite Folioは、筐体の左右に2つずつ、合計4つものスピーカーを搭載している。
しかも、デンマークの超高級老舗オーディオメーカー「Bang & Olufsen」とHPが共同で共同でカスタムチューンしたスピーカーなので、良質なサウンドを楽しむことが可能だ。
キーボードはタイプしやすくタイプ音も静か
HP Elite Folioのキーボードは、キーピッチが18.4×18.4mm、キーストロークは1.3mmとなっている。
キーピッチは一般的。
キーストロークは少し浅めだが、タイプ感は感じるし、ストロークが浅い分高速なタイピングが可能で打鍵感は良好だ。
タイプ音は、鈍く低い音なので非常に静か。
バックライト機能もついており暗い場所での作業も可能。明るさは2段階で調節できる。
クリックパッド(タッチパッド)も良好
クリックパッド(タッチパッド)も滑りや反応は良好。クリック音も静か。
レンズカバー付きのWEBカメラ搭載!顔認証にも対応
HP Elite Folioには、720p HD WEBカメラが搭載されている。
レンズを隠せるレンズカバー(プライバシーシャッター)も標準搭載されており、プライバシーの保護やセキュリティ面に配慮されているのは非常にうれしいポイントだ。
スライドさせることで簡単にレンズカバーの開閉が可能で非常に便利。
以下は、レンズにカバーがかかった状態。
上部の爪を左にスライドさせると、カバーが開いてカメラレンズが出現する。
IRカメラ搭載で、顔認証(Windows Hello)に対応しているのでパスワードを入力せずに簡単にログインできる。
カメラ自体の性能は、一般的なノートPCレベル。
以下は、Skypeでビデオ通話した時のHP Elite FolioのWEBカメラが映し出した映像をキャプチャーしたものだ。
WEB会議やビデオ通話の利用に問題なく使える。
マイク音質をチェック
ウィンドウズ搭載のボイスレコーダーで音声を録音してみたのだが、しゃべるたびにモーター音のようなノイズ音が乗っかって録音されてしまう現象に遭遇。
実際に録音した音声は以下の通り。ヘッドフォンで聞くと良くわかると思うが、ジーという音が聞こえるはずだ。
今回のレビュー機自体に不具合があったのか、他の機体でも同じような現象がでるのかは不明だ。
Skype通話で音声を確認した際には問題なく聞こえたので、通話においてはあまり気にする必要はなさそうだが、録音等をする際は注意が必要かもしれない。
Arm系SoCなので少し注意が必要
HP Elite Folioは、IntelやAMDのCPUが搭載されている一般的なノートPCとは違い、スマートフォンなどで使用されるArm系Soc(system on a chip)が搭載されている。
そのため、一般的なノートPCと少し違いがあるので注意が必要だ。
Arm版Windows 10ではx64アプリが動かない
Arm版Windows10では、ARM向けに作られたアプリケーションと従来のx86アプリ(32bitアプリ)は動作するのだが、x64アプリ(64ビットアプリ)は2022年1月17日現在において動作しない。
マイクロソフトは、一応「Windows Insider Preview」を通してArm版Windows 10におけるx64アプリのエミュレーターテストを実施していたのだが、正式サポート発表がされたのはArm版WIndows 11のみ。
なので、このままx64アプリがサポートされないままになる可能性が高い。
Windows 11にすれば64bitアプリも動く
x64アプリが動かないという大きなデメリットがあるArm系Windows 10搭載PCだが、唯一の救いはWindows 11にすればx64アプリが動くようになる点。
HP Elite Folioは、Windows 11が問題なく動作するPCとなっており、Windows 11へ無償アップグレードが可能だ。
なので、HP Elite Folioを使用するならWindows 11へのアップデートを行った方がよいだろう。
Windows 11へのアップデートを行わないと、利用できるアプリケーションが限定されてしまうことになる。
IntelやAMD CPU搭載ノートPCより処理性能面で劣る
現時点においてはCPU性能がIntelやAMDのCPU搭載パソコンよりも劣ってしまう。
そして、x86アプリ(32bitアプリ)やx64アプリ(64ビットアプリ)の実行はエミュレーションを使用した実行になるため、どうしてもアプリの処理がネイティブ実行よりも遅くなる。
将来的にどうなるかは未知数だが、パフォーマンスを優先したい場合はIntelやAMDのCPU搭載ノートPCを選択した方が現時点ではよいだろう。
ただし、クリエイティブなワークやゲームなどを行わないのであれば、ロングライフバッテリーとセルラー回線での常時接続に優位性を持つHP Elite Folioを選択するのは十分にありだ。
各種ベンチマーク結果
普通の人は、ベンチマーク結果の数値まで気にする必要はないが、PCの性能を詳しく知りたい方は参考にしてみてほしい。
各ベンチマークテストは、HP Elite FolioにACアダプタを接続した状態かつPCのパフォーマンスを最高にした状態で計測を行っている。
CPUのベンチマーク
CPUベンチマークソフトのCINEBENCHは、Arm版Windows 10では動作しないので、PASS MARK PerformanceTestのCPU MARKを計測した。
結果は、6679という数値。
この結果を、PASSMARK SOFTWAREが公開しているCPU Benchmarksに掲載されている各CPUの計測値と比較したものが以下の図だ。
HP Elite FolioのCPU性能は、現行の第11世代インテル Core iやAMD Ryzen 5000シリーズのモバイルCPUよりは性能が劣っていることがわかる。
それでも、第10世代core i5モバイルプロセッサ程度の能力はあるので、オフィスワーク程度ならストレスなく利用できる能力を有している。
ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMarkを用いて、ストレージのベンチマークテストを行った。
SSD的には一般的な速さって感じだ。
グラフィックのベンチマーク
内蔵グラフィックのベンチマークが行える「3DMark Night Raid benchmark」を使用してグラフィック性能をテストした。
わかっていたことだが、2020年の一般的なオフィス用ノートPCよりもグラフィック性能は低いという結果であった。
HP Elite Folioの詳細スペック
HP Elite Folioは2モデルから選択することが可能だ。
HP Elite Folioの詳細スペックは以下の通り。
製品番号 | スタンダードモデル (3E5U0PA・Snapdragon 8cx Gen2/8GB/256S/5G) |
スタンダードモデル (3E8V3PA・Snapdragon 8cx Gen2/16GB/512S/5G) |
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OS | Windows 10 Pro (64bit)(日本語) | ||
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2(8コア、4MBキャッシュ、 最大 3.0GHz) | ||
メモリ | オンボード8GB (2 x 4 GB) LPDDR4X | オンボード16GB (2 x 8 GB) LPDDR4X | |
メモリスロット | オンボードタイプのため、空きスロットなし(増設不可) | ||
ストレージ | 256GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) | 512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) | |
Webカメラ | 720p HD Webカメラ(固定焦点レンズ)、IRカメラ(Windows Hello対応)プライバシーシャッター付き | ||
無線LAN / Bluetooth | Qualcomm Wi-Fi 6 QCA6390 802.11a/b/g/n/ax (アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth5 | ||
無線LANセキュリティ | 認証:WPA及びWPA2/ 暗号化:64-bit and 128-bit WEP, TKIP, 128-bit AES-CCMP | ||
WWAN | Qualcomm Snapdragon X55 5G (GPS機能付き) | ||
SIMカードスロット | nano SIMカードスロット | ||
グラフィックスタイプ | Qualcomm Adreno 690 Graphics | ||
ディスプレイタイプ(液晶表示最大解像度/表示色) | 13.5インチ(3:2) WUXGA+ (1920×1280)、マルチタッチ、最大1677万色、400nit 光沢パネル、IPS液晶、LEDバックライト、Corning Gorilla Glass 5、Ambient Light Sensor | ||
ポインティングデバイス | クリックパッド(マルチタッチジェスチャー対応) | ||
キーボード | 日本語キーボード(電源ボタン搭載)、防滴機能付き、防滴機能付き、キーピッチ:18.4×18.4mm、キーストローク:1.3mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列、85キー、バックライト機能付き | ||
アクティブペン | HP Elite スリム アクティブペン(キーボード上部に格納) | ||
インターフェイス | USB Type-C™(5Gbps高速転送、USB Power Delivery、DisplayPort™ 1.4機能付き)x2 、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1 | ||
オーディオ機能 | Audio by Bang & Olufsen 内蔵クアッドスピーカー、内蔵デュアルマイク(ノイズキャンセル機能に対応) | ||
指紋認証センサー | なし | ||
サイズ(幅x奥行きx高さ) | 約298.6 x 229.6 x 16.1 mm | ||
質量 | 約1.33 kg | ||
ACアダプター | HP 65W スリムUSB Type-C™アダプター(HP ファストチャージ対応、動作電圧:90-265 VAC(電源コードは100VAC)、動作周波数:50-60 Hz)サイズ:88 x 53.5 x 21 (突起部・コード含まず)mm、約192g | ||
消費電力 | 最大65W | ||
省エネ法に基づくエネルギー消費効率 | 12区分 22.5kWh/年(AAA) | ||
各種規格適合 | RoHS指令、国際エネルギースタープログラム、VCCI、J-Moss (JIS C0950)※II、MIL-STD-810H (19項目)、PCグリーンラベル(★★★Ver.14)※III 等 | ||
標準バッテリ | リチウムイオンポリマーバッテリ(4セル、46WHr)、高耐久性(充放電回数:1000回 / ロングライフ) | ||
バッテリ駆動時間 | JEITA測定法Ver2.0 :最大 約21.1時間 | ||
バッテリ充電時間 | 電源OFF、スリープ時:90%まで約90分 | ||
ソフトウェ | プリインストール/プリロード | HP QuickDrop 等 | |
オフィス | なし | ||
リサイクルラベル | なし | ||
リカバリメディア | リカバリメディアなし | ||
主な添付品 | HP 65W スリムUSB Type-C™アダプター、HP Elite スリム アクティブペン(キーボード上部に格納)、保証書等 | ||
保証期間 | 標準保証 :1年(1年間引き取り修理サービス、1年間パーツ保証/電話サポート)グローバルワランティ |
最後に
HP Elite Folioは、価格が高いのが難点だが、Arm系SoCを採用した尖った製品になっていてこういう攻めた商品は個人的に非常に好きだ。
特に、HP Elite Folioの独特の変形方法が非常に気に入った。
個人的にはHPの360度回転ができるx360系の2 in 1ノートPCはHP ELite Folioの変形方法に全て変更してほしいと思っている。
HP Elite Folioは2モデルの展開となっており、違いはメモリ8GB・SSD256GB/メモリ16GB・SSD512GBという構成の違いだけ。
2022年1月18日現在、500台限定の割引キャンペーンが実施されており、2つのモデル間の価格差は13200円と非常に近くなっている。
ビジネスノートのスペック的には8GB・SSD256GBモデルの選択でも問題ないのだが、オンボードメモリのためメモリの拡張が後からできないようになっている。
価格差が13200円なのであれば、より長く使用できるようにメモリ16GB・SSD512GBモデルの選択を個人的にはおすすめしたい。
低消費電力でモバイル性能が非常に高いArm系SoCは、処理性能の向上やWindowx11の普及に伴い、今後のモバイルノートPCの主流になっていくのではないかと個人的には思っている。
HP Elite Folioは、そんな時代の先端を切り開くような商品になっているので、ビジネスマンだけでなく新しい物好きな人にも是非使ってみてほしい。
- ヴィーガンレザーを使用したビジネスクールな外観
- ARM系SoC「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2」を搭載
- アスペクト比3:2のディスプレイを採用
- 最大約21.1時間の長時間駆動が可能
- タブレット変形が可能な2 in 1 ノートPC
- セルラー回線(4G・5G)による常時接続が可能
- Wi-Fi6に対応