※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

【レビュー】HUANUO デュアルPCモニターアーム(ガススプリング式)

これまでPCモニター(液晶ディスプレイ)はデスクに直置きしていたのだが、ディスプレイ周りのスペースをすっきりさせつつ、理想のスタンディングデスク環境を作りたかったので今回モニターアームを購入することにした。

そこで、比較的安価に購入でき評価レビューも上々だった「HUANUO PCモニター アーム(ガススプリング式)2画面」を購入。

細かなところで色々不満な点はあったものの、値段の割にしっかりとしていて、なかなかコストパフォーマンスが高いデュアルモニターアームだった。詳しくレビューしたい。

私が購入したモデルは現在入手できない模様。代わりとしては同じHUANUO社の以下のモニターアームがおすすめ。

以下、HUANUO販売ではないが、私が使用しているのと同じとものと思われる商品を見つけたので紹介しておく。

HUANUO デュアルPCモニターアームとは?

HUANUO デュアルPCモニターアームは、中国メーカー「HUANUO」が販売するPC用ディスプレイアームだ。

黒一色ではなく白地の黒を組み合わせたスタイリッシュなデザインが印象的だ。

2画面に対応しており、ガス圧で楽に上下移動することが可能となっている。

動いている様子は以下の動画を見るといいだろう。

商品仕様

メーカー HUANUO
型番 HNDSK1
方式 ガススプリング式
VESA規格 75*75mm/ 100*100mm
対応ディスプレイサイズ 15~27インチ
取り付け可能天板 クランプ場合の厚さ:60mmまで
各アーム耐荷重 8kg
最大高さ 57.44cm
最大延長 56.9cm
角度調節 上:85°
下:90°
左右:90°
回転360°
重量 5.2kg
付属品 支柱x1
アームx2
M4サイズネジ:長さ12mmx8、長さ30mmx8
M6サイズネジ:長さ25mmx4
装飾キャップx4
スペーサーx8
ストッパーx1
3mmL型六角棒レンチx1
5mmL型六角棒レンチx1
保証 18ヶ月保証

開封の儀

早速開封していこう。

商品が入っている箱はこんな感じ。

箱を開けた直後の写真。

中身を引っ張り出すと以下のように商品が入っていた。

日本語の取扱説明書がついている。

最初に付属のねじ類に欠品がないか確認しよう。

折りたたんでいるためわかりにくいが、Cの下にL型六角棒レンチが入ったDの袋が存在する。

こちらは、PCモニタを取り付けるためのスプリングアームだ。2画面用の製品なのでアームが2つ入っている。

以下は前後にアームの位置を調節可能にするためのもう一つのアームセットで、上のアームの下に取り付けて使用する。

上の写真のスプリングアームだけ使ってこちらのアームを使わないという選択も可能だ。

取り扱い説明書の表紙の絵を見れば2通りの使い方が出来ることがわかる。

以下は支柱部分の写真。

以上が内容物の全てとなる。

実際に取り付けてみた

まず、机に支柱を取り付ける。クランプ式なので机に挟み込んでクランプノブを回すだけで簡単に取り付けることが可能だ。

まず、支柱に取り付けられている黒いリング部分を持ち上げてアームを取り付ける高さを調整し、赤枠で囲んだレバーを回して固定する。

とりあえず以下の位置で固定してみた。

このままだと白いアームの土台部分がくるくる回ってしまうのでこいつも固定する必要がある。

白いアーム土台の裏側に3mm六角棒レンチを入れる穴があるのでそこに付属のレンチを突っ込んでくるくる回転させて土台が動かないようにしっかり固定する。

次は液晶ディスプレイの準備をしよう。

液晶ディスプレイから台座部分を取り外す。以下は今メインで使用しているiiyama IPSモニター「XU2390HS-B2」の写真。

台座の取り外し方はご利用のディスプレイの説明書などを参照してほしい。

VESA規格に対応して昼ディスプレイであれば、裏面に4つのねじ穴が用意されているのでそこに付属のスペーサとねじを使ってアームを取り付ける。

こんな感じ。

ここで1つ問題が発生した。

ディスプレイ側のねじ穴の長さが足りないのか、はたまたねじが長すぎるのか知らないが、ねじが完全に締まりきらず遊びができてしまった。

もう1つのディスプレイの方はスペーサーを使っても最後までしっかりねじ止めできたので相性があるようだ。

もし以下のように遊びが出来てしまうようなら、短い方のねじを使ってスペーサを使わず直接取り付けた方がいいかもしれない。

もう1つの液晶ディスプレイも同じようにスプリングアームに取り付けておく。

液晶ディスプレイとスプリングアームの接続が2画面分完了したら、もう一つのアームを支柱の台座部分に取り付ける。

アーム取付口に以下の蓋をねじ止めして下段アームの取付は完了。

下段アーム取付口はこんな感じになる。

次に、下段アームの端に液晶モニターを接続したスプリングアームを差し込み、先ほどと同様に蓋をねじ止めする。

1台目のモニターを取り付け終わった直後はこんな感じ。

以下は2台目のモニター「ナナオ(現EIZO)SW2031W」を取り付けた直後の写真。

後は各アームの接合部の回転具合を六角棒レンチで調整を行いモニターケーブルを全て接続すれば設置終了だ。

ちなみに、スプリングアームには以下のようにケーブルをはわせるための留め具が2つついており、モニターの電源ケーブル、PCとの接続ケーブル、ステレオケーブルの3ケーブルぐらいなら止めて這わすことが可能だ。

でも、私のように各モニターそれぞれに2台のPCをつないでいるようなの構成の場合、接続ケーブルが多すぎて全てのケーブルを止めることは無理だ。

なので、留めきれなかったケーブルは100円ショップで調達した結束バンドを使って以下のように止めることにした。

問題なのは下段アームの方だ。

下段アームの場合、下側にケーブルを通せるようになっているのだが、隙間が小さすぎて電源ケーブルを入れようとしても入らなかった。

この狭い隙間にどうやって太い電源ケーブルや接続ケーブル通すの?さっぱりわからない。

無理やり入れて壊れても嫌なのでこの部分は使わないことにした。どのみちPC2台分の接続ケーブルを1つのアームに入れるのは絶対無理だし。

この部分はもうちょっと簡単にケーブルを収納できる構造に改善してほしい所だ。

使ってみた感想・評価

取扱説明書の日本語がおかしい

説明書内の日本語が意味不明な文章になっている所が結構ある。

毎回思うのだが、なぜ中国製品はマニュアル作成において日本人に翻訳を頼んで作成しないのだろうか?

大抵のチャイナ製品は変な日本語になっているマニュアルやアプリが多すぎる。

そろそろいい加減改善してほしいものだ。

取付自体はそれほど難しくない

取扱説明書の日本語が糞だと言ったが、絵も併記されているのでそれを見ながら作業をすればすんなりと取付することは出来ると思う。

男性であれば1人で作業しても問題ないが、液晶ディスプレイを支柱もしくは下段アームの上に乗せる作業は二人で作業するとより安心安全だ。

女性の場合は、重いディスプレイだと結構大変だと思うので誰かにサポートしてもらったほうがいいと思う。

ちなみに私は全ての作業を1人で行った。

下段アームのケーブル収納に難あり

すでに上述しているが、下段アーム下部のケーブル収納機構にうまくケーブルを収納することが出来ない。

ひょっとしたら私の入れ方に問題があるのかもしれないのだが、そもそももっと簡単に格納できる機構にしろって話だ。

安いのでこのレベルなのだろうが、ちょっと残念な点だ。

アームの動きは結構スムーズ

まず上部のアームだが、ガススプリング方式なだけあって上下の動きがかなりスムーズだ。

指一本だけで上下させることも可能であまり力を入れずに上下位置の調整を行うことができる。

モニターを手前や奥に移動する操作は上下操作よりは多少力は必要だが、それでもスムーズに動いてくれる。

動かすときにギシギシいうようなことはなかった。

しっかり支柱を固定していれば動かすときに支柱がブレたりするようなこともなくアームの動きには結構満足している。

モニター画面の回転、上向き下向きのチルト操作も問題ない。

6角棒レンチでしっかり調整しておけば、以下のように画面を上にチルトしてもお辞儀してしまうなんてこともなくしっかりと状態をキープしてくれる。

この安さでこれだけの動きが出来れば上出来だ。

様々なモニター設置形態を作れる

以下のようにモニターを横向きで並列させるのは一般的だ。

以下のようにモニターを縦にして並列にしてみたり・・・

以下のように縦横混合にしたり・・・と状況に合わせて様々な形態を楽しめる。

私の場合、通常は一番高い状態で画面を並列にしてスタンディング状態で使いつつ

立つのに疲れたら片方のモニターだけ下に移動させてそちらを座りながら使うつもり。

これで昇降可能なスタンディングディスクのような使い方を行うことが出来る。

ちなみにスタンディングPCデスクとして使うには、キーボードやマウスを置くための台を机の上に置く必要がある。

私は以下のノートパソコンスタンドを机上台として使用している。

机上台として使える以下の「NEARPOW【改良版】折りたたみ式ノートパソコンスタンド」を購入してみた。これが安い・便利・かっこいいの三拍子そろった私の要望をほぼすべて満たしてくれる理想的な机上台だったので詳しくレビュー・紹介したい。

デスクの後ろにスペースが必要なので部屋が狭くなる

モニターを出来るだけデスクの後ろ側に設置したい場合、アーム部分を後ろに出っ張らせないといけないのでデスクの後ろにはある程度のスペースが必要になってしまう。

そのためデスクを通常より手前に設置する必要がありその分部屋が狭くなってしまうのがちょっとつらい所。

メリットとデメリットまとめ

私が感じたHUANUO デュアルPCモニターアームを使う上でのメリットとデメリットを以下でまとめておくので購入を考えている人は参考にしてほしい。

メリット

  • 取付は比較的簡単
  • 安いけどアーム自体の品質は良いためコストパフォーマンスが高い
  • ガス圧式なので少ない力で簡単にモニターの上下移動が可能
  • 様々なモニターの設置形態をとれる
  • 黒一色の単調ではないスタイリッシュなデザイン

デメリット

  • マニュアルの日本語が意味不明
  • デスクの後ろにある程度のスペース(21センチ以上)が必要

お金がある人はエルゴトロンのモニターアームがお勧め

エルゴトロンは米国に本社を置くグローバル企業で、人間工学に基づいた製品をグローバルに展開している。

エルゴトロンのモニターアームは随所で非常に評判が高く、品質の高いモニターアームを購入したいならエルゴトロン一択だ。

しかし品質・評価が非常に高いだけあってお値段も非常に高い。

私はさすがに手が出なかったが、お金に余裕があれば迷わずこれを購入するだろう。

最後に

HUANUOのモニターアームは価格が安いのでスムーズにアームが動いてくれるのか心配だったがまったくの杞憂だった。

日本語マニュアルやケーブル収納など不満な点はあるものの、アームの可動機構自体に問題はなくしっかりと想定通りの動きをしてくれるので、非常にコストパフォーマンスの高いデュアルモニターアームになっている。

個人的には購入して結構満足している。

入門機としてお勧めなので、初めてモニターアームを導入しようと思っている人は、選択肢として検討してみるといいだろう。

レクタングル広告(大)広告