私の母親は、いまだにAUガラケーを使用しているのだが、あと数年でAUが3G(CDMA 1X WIN)サービスを終了する事もあり、スマホに慣れさせるために私のお古のiPhone5Sを使わせることにした。
ただ一つ問題なのがバッテリーだ。長期利用でバッテリーが劣化しているため、電池のヘリがかなり早くなってしまっている。
そこで今回、自分でiPhone5Sのバッテリーを交換してみることにした。
結果、問題なくバッテリー交換はできたのだが、交換作業は思った以上に面倒だった。
使用したバッテリー交換キット
iPhone5Sのバッテリー交換を自分で行うには、交換用バッテリーを調達する必要がある。
今回購入したのは以下の商品。非常に値ごろな価格でiPhoneのバッテリーを購入できるのはうれしい限りだ。
iPhone5Sバッテリーの交換方法
iPhone5Sのバッテリー交換方法は、Youtubeにもやり方動画がいっぱいアップされているので今更当サイトで詳細に解説する必要はないだろう。
実際のバッテリー交換手順については、以下のifixitの説明が非常に参考になる。
私は上記サイトの説明を見ながら作業をしたのだが、自身の体験を元に捕捉・解説してみたい。
iPhoneの開口に苦労した
しょっぱなのiPhone開口作業から結構苦労した。
上記URLの手順6になるが、交換キットに付属している吸盤カップを使ってiPhoneを開けるのが思いのほか大変。
すぐに吸盤がはがれてしまってなかなかうまくいかなかった。
開口ツールを使いながらなんとか頑張ってあけてほしい。
手順17~22は別にやらなくてもOK
手順17~22は、iPhoneからディスプレイモジュールを外す手順だ。
しかし、iPhone5Sのバッテリー交換において、ディスプレイを全て外さなくても交換はできるため私は手順17~22の工程を全て省いた。
但しその場合、交換作業中ディスプレイはしっかり片手で動かないように固定しておく必要があるので注意しよう。
もちろん完全に外してしまったほうが作業しやすいことは確かなので、面倒じゃない人は手順通りに作業するといいだろう。
手順25、26は失敗する可能性大
手順25と26は、バッテリーとiPhoneを接着している接着テープを抜き取る作業なのだが、このテープがすぐに切れる。
私の場合、ちょっと引っ張っただけで両方ともすぐに切れてしまった。
ここで接着テープが切れてしまうと簡単にはバッテリーは外せないので非常に厄介なのだ。
バッテリーをはがす作業は慎重に
リチウムバッテリーはとがったもので傷つけたりすると発火する可能性があるので不用意に扱えないのでビビリながらとりあえず手順27と手順28を試すことにした。
iPhoneの裏面を温めて接着剤を剥がしやすくする手順27は、近くにあった石油ストーブに近づけて温める方法で代用。
そして手順28で使うプラスチックカードは、今では使ってないかなり昔作ったプラスチックの会員証を使用して作業を行った。
プラスチックカードをiPhoneとバッテリーの間に差し込んで、恐る恐る徐々に徐々に少し持ち上げながら押し込んでいく。
発火したらどうしようとビビリながら、細心の注意をはらいつつミッションコンプリート!
その時取り外したiPhone5Sのバッテリーがこちら。
接着していた面に若干しわがついているが、特に損傷も変形もする事もなく無事取り外すことができた。
できればもうこの作業は2度としたくない感じだ。
接着テープが素直にはがれてくれていればこんな面倒な作業をする必要はないんだが、もう少しはがしやすいようにはできないものかねほんと。
バッテリーを取り外した時のiPhone5Sの姿がこちら。
新品バッテリーの装着
新しいバッテリーの装着は以下のURLを参考にすればよい。
英語での解説だが、写真をみれば何をすればいいのかすぐわかるはずだ。
https://jp.ifixit.com/Guide/iPhone+5s+5c+and+SE+Battery+Adhesive+Strips+Replacement/107792
筐体を閉じて動作確認
新品バッテリーの装着後は、iPhone筐体を開けるときと逆の作業を行って筐体を閉じればiPhone5Sのバッテリー交換作業は完了となる。
あとは、電源を入れてみて無事動作するか確認しよう。
問題なく電源が入ったら、一度ハードリセットをした方がいいようなので以下を参考にハードリセットをしておこう。
最後に
iPhone5S自体は今でも普通に十分さくさく使うことが出来るので使わず眠らせておくのはもったいない。
もしバッテリーがへたってしまっていても、私のように自分でバッテリーを交換すればまだまだ現役で使うことが出来るので、是非バッテリー交換にチャレンジしてみてほしい。
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