デスクワークを行う際、椅子に座りながら作業をされる人が大半だと思う。
しかし、座りっぱなしは健康に良くないという事が近年しきりに言われるようになり、米国ではスタンディングデスクを使って立って仕事をするスタイルが人気になっている。
米アップルの新本社「アップル・パーク」では全員にスタンディングデスクが与えられているそうだ。
このように企業でも導入するところが増えてきているスタンディングデスクだが、個人が導入しようと思うと値段の高さが少々ネックだ。
そこで、当記事では個人がスタンディングディスクを安く導入するにはどうすればいいのかについて取り上げたい。
スタンディングデスクとは?
スタンディングデスクとはそもそもどんなデスクなのだろうか?
簡単に言えば立って作業が出来るデスクなわけだが、大きな分類としては以下の2種類が考えられる。
- 高さ調節できない背の高い通常のデスク
- 昇降機能付きのデスク
高さ調節できない背の高い通常のデスク
これは文字通り、通常のデスクより天板の高さを上げただけの通常のデスクだ。
Amazonだと以下のような商品が販売されている。
山善(YAMAZEN) スタンディングデスク ホワイト 幅120 コンセント付き アジャスター付き 天板耐荷重60kg FSD…
このタイプのデスクは、価格はそれほど高くはないが、高さを調整することが出来ないので座って作業できないのが難点。
やはり、時には座って作業したい時もあるはずだ。
また、スタンディングデスクに挑戦してみたけど自分には合わない、やっぱり座って作業するほうがいいと判断した時、せっかく購入したデスクがが無駄になってしまう。
そのため、できればこのタイプは避けた方がいいだろう。
昇降機能付きのデスク
こちらは昇降機能(高さの調節機能)がついているデスク。
立って作業をしつつ疲れたら座って作業が行えるので、スタンディングデスクを利用するなら昇降機能付きのものが絶対に便利だ。
昇降機能付デスクには以下のような種類がある。
- 電動式(自動)
- ガス圧式(手動)
- ハンドル式(手動)
高さの調節を電動で行うタイプのものと手動で行うタイプのものがあるが、PCモニター等を置いたデスクは重いので誰でも簡単に昇降できる電動式タイプが理想的なスタンディングデスクとなる。
電動式昇降デスク
立って作業、座って作業を頻繁に切り替えた使い方をするなら、電動式昇降デスクが最もお勧めだ。
電動のため電源の確保が必要になるが、昇降はボタン操作だけで行えるので誰でも簡単に高さの調整を行うことが出来る。
それゆえにどうしてもお値段が結構高くなってしまうのがネックだ。
ただ、最近は個人でも比較的購入しやすい価格の商品が続々出てきているので、個人でも電動式昇降デスクを導入しやすくなってきている。
電動式昇降デスクは、在宅テレワーク用デスクとしても非常におすすめだ。
FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク(幅120×奥行60,メモリー機能付き) 昇降デスク 高さ調節デスク パソコ…
以下は、山善の電動昇降デスク。幅100cmと120cmモデルが用意されている。
[山善] パソコンデスク (電動昇降式) 幅100cm(奥行70×高さ71-117cm) スタンディングデスク 組立品 ブラック…
以下は、オフィスコムの電動昇降デスク。
オフィスコム パブロ2 電動昇降デスク 高さ調節 安全装置・配線穴付 幅1200×奥行700×高さ650~1250mm ナチ…
以下は、FLEXISPOTの幅140cmモデル。
ガス圧式昇降デスク
ガス圧式昇降デスクは、ガスシリンダーを両脚に内蔵させた上下昇降が可能なデスクだ。
レバー操作を行いながら、体重をかけたりある程度手の力を使って天板を上下させないといけないため、電動式より利便性は落ちてしまうが、その分電動式よりも安価に導入することができる。
ガス圧式昇降デスクでお勧めできるのは以下の製品。
ハンドル式昇降デスク
ハンドル式昇降デスクは、付属のハンドルを手動で回して天板を上げ下げすることが可能だデスクだ。
天板を上下させるのにわざわざハンドルをくるくると回転させないといけないため使い勝手は正直あまりよくない。
高さ調整が面倒なためにスタンディングデスクとして使うのをやめてしまう可能性もあるのでこのタイプのスタンディングデスクはあまりおすすめできない。
モニターアームと机上台を使えば格安でスタンディングデスク環境を作れる!
現状、スタンディングデスクそのものを購入するとそこそこの費用がかかってしまうのだが、一般的なデスク+デュアルモニターアーム+高さ調整機能付机上台と言う構成にすれば、スタンディングデスク環境を非常に安く構築する事だ。
以下は私のPC作業環境の写真。
コストはどれくらいかかる?
私が使用しているデュアルモニターアームと机上台は以下通り。
デュアルモニターアーム
以下、HUANUO販売ではないが、私が使用しているのと同じとものと思われる商品を見つけたので紹介しておく。
SHOPPINGALL カナダが愛した初心者用 モニターアーム デュアル 2画面 ディスプレイアーム デュアル ガス ス…
今から購入するなら以下の商品が安くてよさげ。
高さ調整機能付机上台
すでに使用している通常のデスクがあるなら、1万円弱程度のコストで立ち作業と座り作業に対応できるスタンディングデスク環境を構築出来てしまう。
以下のようなデスクを一緒に購入しても2万円以内に抑えることが可能だ。
利便性は昇降式スタンディングデスクよりも高い
私は、昇降式スタンディングデスクより、一般的なデスク+モニターアーム+高さ調整機能付机上台の方が利便性は高いと思っている。
何故かというと、こちらの構成の方が「立って作業する」、「座って作業をする」をスピーディーに切り替えられるからだ。
昇降式スタンディングデスクを使用する場合、天板全てを上下させる形となるため電動式だろうが手動式だろうが昇降に少し時間がかかる。
モニターアームと机上台を使えば、座って仕事をしたいと思ったら以下のように片方のモニターだけ下げて机上台を取っ払うだけで、すぐに座って作業する環境に切り替えることが出来る。
立って作業をする時は上の逆をすればいいだけ。
あるいは最初から上の写真のようにセッティングしといて、座って作業する時は左下のモニター、立って作業をする時は右側のモニターを使うというように決めておけば、机上台を置くor取り除くだけだけでスピーディーかつ簡単に作業環境を切り替えることができてしまう。
コストを極力かけずにスタンディングデスク環境を構築したいならこのスタイルがお勧めだ。
まとめ
リモートワークの導入が増えている昨今、在宅ワーク用にスタンディングデスク環境を構築したい人も多いのではないだろうか。
少しでも安くスタンディングデスク環境を作りたいという人は、当記事で紹介した、通常デスク+モニターアーム+高さ調整可能な机上台と言う組み合わせを試してみてほしい。
私自身は、この構成で充分満足のいくスタンディングディスクライフを送れているのできっと気に入ってくれるはずだ。
また、自分がスタンディングデスク環境に順応できるか不安だという方にとっても、本格導入する前に低コストで試せるので検討してみるといいだろう。
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