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マランツプロ MPM-1000J レビュー!初めてのコンデンサーマイクに最適!

marantz Professional MPM-1000J

私は自分で動画作成・編集をすることがあるのだが、これまで動画のナレーション録音用マイクとしてかなり昔のカラオケセットに付属していたダイナミックマイクを利用していた。

でもノイズが結構乗るし音質もいまいちな感じだったので、今回コンデンサーマイクを購入する事にした。

今回購入したのは、marantz Professional MPM-1000Jというコンデンサーマイク。

マランツ プロ MPM-1000Jは、価格が安い割に付属品が充実し音質も良くコスパ最高なので、初めて購入するコンデンサーマイクにおすすめだ。

目次

marantz Professional MPM-1000とは?

marantz Professional(マランツ プロフェッショナル)MPM-1000は、スタジオ・グレードのオーディオ・パフォーマンスを実現する、低価格&高品質の大口径ダイアフラム・コンデンサーマイクだ。

単一指向性のマイクとなっており、正面の音のみを残響音やノイズなしで拾ってくれる。

低価格・エントリーモデルのコンデンサーマイクにもかかわらず、専用のショックマウントや三脚タイプのデスクトップスタンド、XLRケーブルが付属し、音質の評価も高くコストパフォーマンスの高さが大きな特徴となっている。

888Mって何?

Amazonでは、商品名に「888M」という名前が付加されている。

これは、Amazonで販売される時のみ使用される、ただのAmazon専用ブランドを意味しているだけのものであり、実物は他店で販売されているものと同じだ。

なので、特に気にする必要はなし。

MPM-1000とMPM-1000Jの違いは?

MPM-1000とMPM-1000Jの違いはクリーニングクロスが付属しているかどうかの違いしかない。

MPM-1000Jの方には、クリーニングクロスが付加されているが、それ以外のマイク本体・付属物自体はMPM-1000と全く同じものだ。

箱もMPM-1000のものが使用されており、おそらくMPM-1000のパッケージに後からクリーニングクロスを追加で入れてMPM-1000Jと称して販売しているのだと思われる。

基本的には価格と相談してどちらでも好みの方を購入すればよい。

主な特徴

  • サイドアドレス型コンデンサーマイク
  • 高い感度を誇るカーディオイド指向(単一指向性)
  • 滑らかな周波数レスポンス
  • 付属品が充実(ウインドスクリーン、ショックマウント、デスクトップスタンド、XLRケーブル、クリーニングクロス)

仕様

型番MPM-1000J
タイプピュア・アルミニウム、18mm口径ダイアフラム・コンデンサーカプセル
指向性カーディオイド(単一指向性)
周波数特性20Hz〜20kHz
感度-38 dB ±2dB(0 dB = 1 V/Pa @ 1 kHz)
インピーダンスOutput:200Ω ±30%(@ 1 kHz)、Load: ≥1000Ω
セルフノイズ17 dBA
最大SPL136dB(THD ~ 1%, 1 kHz)
S/N比77 dB
電源9〜48 VDC、3 mA typical
サイズ約165 x 48mm
重量約300g
付属品
  • ウインドスクリーン
  • ショックマウント
  • デスクトップスタンド
  • XLRケーブル付属
  • クリーニングクロス

開封の儀・商品紹介

パッケージはこんな感じ。MPM-1000Jであっても、パッケージ自体はMPM-1000とまったく同じものが使われている。

marantz MPM-1000J

内容物の確認

中身は以下の状態で入っていた。

全て取り出したところ。

他には、ユーザーガイド。

保証書。

marantz PROFESSIONALのシール

そして、MPM-1000との唯一の違いであるクリーニングクロスが入っている。

内容物は以上のものが全てだ。

コンデンサーマイク本体

こちらが、MPM1000のコンデンサーマイク本体だ。

見栄えは上々だし、6000円程度の価格にしては安っぽさをそれほど感じない。

デスクトップスタンド(ミニ三脚)

卓上で使用するためのデスクトップスタンド(ミニ三脚)が付属している。

デスクトップスタンドを広げるとこんな感じ。

デスクトップスタンドの接続部分には、5/8経のショックマウントを3/8経に変換するアダプターが取り付けられている。

他のマイクスタンドを使用する時、取り付けるネジ経が合わないときはこのアダプターを使用すればよい。

ショックマウント

マランツプロ MPM-1000(J)には、なんとショックマウントまで付属。

床からの振動がマイクに伝わりにくくなるショックマウントがあるのは非常に助かる。

付属のマイクスタンドに接続して使えるほか、市販のデスクアームなどに取り付けて使用することも可能だ。

付属のマイクスタンドに接続すると以下のようになる。

XLRケーブル

マランツプロ MPM-1000には、XLRケーブルが付属している。

新たにケーブルを購入する必要がないので非常に助かる。

ケーブル長は約2mあり、自宅で利用する分には十分な長さだ。

ウィンドスクリーン(風防)

以下は付属のウィンドスクリーンだ。

マイクにつけてみるとこんな感じになる。

ウインドスクリーンは、息や風等による風切り音を軽減してくれるものだが、軽減効果はそれほど高くない。

でも、ないよりはましなので、付属しているのは素直にうれしい。

以下のようなポップガード(ポップフィルター)を取り付けた方が風切り音の軽減効果は高いが、ウインドスクリーンと併用するのがおすすめだ。

使用するにはファンタム電源が必要

コンデンサーマイクを使用するには、基本的に「ファンタム電源」が必要だ。

マランツプロ MPM-1000(J)も、ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクとなるため、利用するには、ファンタム電源を搭載しているオーディオインターフェース等を別途用意する必要がある。

私が利用しているのは、以下のYAMAHA AG03というオーディオインターフェース。

どのオーディオインターフェースを購入すればよいかわからない人は、とりあえずこれを購入しておけば間違いはない。

ただし、ちょっとお値段が高めなので、もう少し手ごろなものがいいという方は、以下の「Steinberg UR12」がおすすめ。ループバック機能を搭載しており、ライブ配信等でも利用可能だ。

ライブ配信なんてしない、DAWソフトも必要ない、とりあえずPCで録音だけできればいいという方は格安の「ベリンガー UMC22 U-PHORIA」を購入すればよいだろう。

手軽さを求めるならUSB接続のMPM-1000Uという手もある

オーディオインターフェース等の余計な機器を用意するのは面倒だ!

もっと気軽にPCと接続したいという方は、「マランツプロ MPM-1000U」の購入を検討してみよう。

マランツプロ MPM-1000Uは、接続インターフェースがUSBになっているので、パソコンのUSBポートに挿入するだけ。

誰でも手軽にすぐにコンデンサーマイクを使用することが可能だ。

MPM1000よりも価格は少しだけ高くなっているが、オーディオインターフェースが必要ない分、トータルコストを抑えることが可能。

ただし、ショックマウントや卓上スタンドは付属しない点には注意してほしい。

マランツプロ MPM-1000(J)のレビュー・感想

卓上スタンドは不安定

卓上スタンドに、ショックマウントおよびマイクを取り付けたのが以下の写真。

XLRケーブルを接続していると、マイクを垂直に立てることもできないので、斜めに傾けた状態で使う必要がある。

おまけレベルのスタンドなので、ちょっと不安定な感じだ。

ただ、机の上において、ナレーション原稿を読むぐらいの用途であれば付属スタンドでも問題ないのではないかと思う。

キーボードを打ちながらマイクを使用するような場合、タイプ音がマイクに響いてしまうので、付属の卓上スタンドの利用は不向きだ。

また、歌ってみた等の用途だと、マイクの位置を自由に調整できる方がよいため、マイク用デスクアームを別途購入することをお勧めしたい。

一番のおすすめは、サウンドハウスの「CLASSIC PRO CDA10B」というマイクアーム。

一般的なマイクアームはアーム長が35cm+35cm程しかないが、CLASSIC PRO CDA10Bのアーム長は50cm+50cmあるので取り回しがしやすくモニター裏からアームを伸ばせるので非常に便利でおすすめ。

CLASSIC PRO CDA10BとマランツプロMPM1000を組み合わせたのが以下の写真だ。

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もっと安いマイクアームが欲しい人は以下のようなマイクアームを検討してみよう。

音質は上々

Windows10のボイスレコーダーを利用して、これまで使っていたダイナミックマイクとMPM1000(J)でそれぞれ録音してみた。

まずこちらが通常のダイナミックマイクでの録音。

以下は、マランツプロMPM1000(J)での録音。

ダイナミックマイクの方はちょっとこもった感じがするが、マランツプロMPM1000(J)の方は非常にクリアに聞こえる。

この価格帯でこのレベルの音質なら十分ではないだろうか。

Youtube等にアップする動画を作成したい人やライブ配信したい人等は、マランツプロMPM1000(J)を買っておけばとりあえず問題ないと思う。

いろいろセット品がついてきてお得

marantz professonal MPM-1000Jには、コンデンサマイク、ショックマウント、デスクスタンド、XLRケーブル、風防、クリーニングクロスを一度に揃えられる。

とりあえずこの商品とオーディオインターフェースがあれば、すぐにレコーディングを開始することが可能なのでお得感が非常に高い。

総評

非常に低価格で入手できるコンデンサーマイクだが、価格の割に物も性能もしっかりしている。

Youtube等にアップする動画の作成や、歌ってみた、ライブ配信を行う人は、マランツプロMPM-1000(J)で十分だと思う。

これより上位の製品の使用については、プロフェッショナルな領域に踏み込む方以外不要だろう。

もろもろ付属品がセットになっているマランツプロMPM-1000(J)は、非常にコストパフォーマンスが高く、購入してすぐにレコーディング環境が整うので、初めてコンデンサーマイクを使用する方に最適な商品だと思う。

ただし、オーディオインターフェースがないと使えないので、購入する際は一緒にオーディオインターフェースも購入しておこう。

AT2020とMPM-1000の違い・比較

「marantz professional MPM-1000」の競合機種としては、「Audio Technica AT2020」が挙げられる。

AT2020とMPM-1000のどっちを購入すべきか迷う人もいると思うので簡単に比較をしてみたいと思う。

ブランドmarantz professionalAudio Technica
製品型番MPM-1000AT2020
指向特性単一指向性単一指向性
価格帯6000円程度1万円弱
周波数特性20~20,000Hz20~20,000Hz
感度 (0dB=1V/1Pa、1kHz)-38dB±2dB−37dB
最大入力音圧レベル (1kHz THD1%)136dB S.P.L.144dB S.P.L.
SN比77dB71dB以上
重量300g345g
直径約45mm(最上部)
約40mm(ボディ部)
約52mm
付属品
  • ウインドスクリーン
  • ショックマウント
  • デスクトップスタンド
  • XLRケーブル
  • 変換ネジ
  • ※クリーニングクロス

※MPM-1000Jのみ付属

  • 専用スタンドマウント
  • マイクポーチ
  • 変換ネジ

価格的には、AT2020の方が約5000円程度割高。

指向特性とと周波数特性はどちらも同じで感度も同程度。

SN比の高さで見ると、性能的にはMPM-1000 > AT2020。

SN比の数値が高い方がノイズの影響を受けにくい

ノイズの影響を受けにくいのはMPM-1000の方。

最大入力音圧レベルで見ると、性能的にはAT2020 > MPM-1000。

最大入力音圧レベルが高い方が、より大きな音を録音できる。

このように多少の違いがあるものの、どちらを使ってもほとんど変わらないというのが一般的な評価となっている。

AT2020の方はXLRケーブルなどを別途購入しないといけないわけで、利用するためにさらにコストがかかることになる。

約5000円の価格差分の性能向上やお得さをAT2020の方に感じられるわけではないので、コンデンサーマイク初心者の方や価格面を重視したい方は、安くて付属品が充実しているMPM-1000を個人的にはお勧めしたい。

割高なマイクを購入するぐらいなら、オーディオインターフェースに予算をかけた方がよい。

まとめ

マランツプロMPM-1000は、非常に低価格にもかかわらず高音質かつ付属品が充実しているので、初めてコンデンサーマイクを買うような人には最適なマイクとなっている。

コストパフォーマンスの高いコンデンサーマイクを求めるならマランツプロMPM-1000はベストバイだと思う。

Youtuberになりたい人や、ゲーム配信、ライブ配信、歌ってみた等に興味がある方は、MPM-1000とオーディオインターフェイス「YAMAHA AG03」のセット買いをおすすめしたい。

marantz Professional MPM-1000J

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