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NEC LEDシーリングライト LIFELED’S HLDZB0871【レビュー】

自宅の台所に使用していた蛍光灯のシーリングライトがいよいよダメになってしまったので、初めてLEDシーリングライトに変えてみた。

今回、NECライティング株式会社が発売している「NEC LEDシーリングライト LIFELED’S HLDZB0871」を購入してみたので早速レビューしてみたい。

この製品はすでに販売が終了している。

後継製品

NECライティングが行なっていた照明等の全事業は、2019/04/01付けで新会社「株式会社ホタルクス」に承継されている。

目次

製品仕様

NEC LEDシーリングライトLIFELED’S HLDZB0871の製品仕様は以下の通り。

型番HLDZB0871
発売日2016/8/1
適用畳数~8畳
LED光源色昼光色
相関色温度(K)6700
平均演色評価数Ra85
定格光束(lm)4299
定格消費電力(W)34
固有エネルギー消費効率(lm/W)126.4
モジュール寿命40000時間
光束維持率70%
制御機能リモコン連続調光(100%~約10%)
多段調光(100%,約70%,約50%,約30%,約10%)
LED常夜灯
壁スイッチコントロール
その他機能お好みメモリー
フェードオフ機能
おやすみタイマー30分、60分
白ささわやか、文字はっきり
「よみかき光」
マルチアングルシステムⅡ搭載
防虫ガイド
取付方法簡単取付
カバー乳白色アクリル
外径φ464mm
高さ(mm)140mm
質量(Kg)1.5kg
リモコン型番RE0206
製造日本製

LIFELED’S HLDZB0871の特徴

NEC LEDシーリングライト LIFELED’S HLDZB0871の主な特徴は以下の通り。

連続・多段調光機能搭載

2種類の調光機能が搭載されており、用途に応じて好みの明るさに調節することができる。

連続調光機能(デジタル連調10)

リモコンの調光ボタンを長押しすると、100~約10%の範囲において、10%刻みで明るさが変化する。

10段階の明るさの中から自分の好みの明るさに調整することができる。

多段調光機能(デジタル調光)

リモコンの調光ボタンで、明るさを100%⇔約70%⇔約50%⇔約30%⇔約10%の5段階で調整が可能。

配光技術「マルチアングルシステムII」搭載

マルチアングルシステムⅡは、NEC独自の配光技術で、従来のLEDシーリングライトよりもLEDのチップ数を増やし、更に光源部をカバーする樹脂部に湾曲を持たせている。

これにより、本体中央部はもちろん、外周部へも光りがまわるようになり、自然な明るさで広配光を実現。

配光に優れた蛍光ランプと同等の光の広がりを実現しているため、蛍光灯から置換えても、違和感なく使用することが可能だ。

使いやすいシンプルリモコン

シンプルな操作性を実現したリモコン(RE0206)が付属しており、年配の方でも簡単に操作可能。

点灯ボタンが暗闇で光る

点灯ボタンに蓄光ボタンを採用し、消灯後の暗闇でぼんやり光るので再点灯するのに便利。

スリープタイマー設定

60分・30分のOFFタイマー設定可能。

タイマー消灯時、「連続常夜球点灯」と「常夜球5分点灯ののち消灯」の2種類が選択可能。

お好みメモリーボタン

長押し(2秒以上)で、お好みのシーンを記憶し、短押しで、記憶した好みの明るさで点灯する。

ワンプッシュで記憶しておいた好みの明るさに切替ることができる。

調光ボタン(明・暗)

明ボタン、暗ボタンで調光ができる。

短押し(1秒以内)時は、多段調光となり、押し続けると連続調光となる。

消灯ボタン

フェードオフ機能が搭載されており、消灯ボタンを押しても即座に消灯せず、徐々に暗くなり消灯する。

文字はっきり「よみかき光」

「よみかき光」とは、NEC ライティングが文字の読みやすさと書きやすさを重視して独自に基準化したあかりの呼称で以下の特徴がある。

  • 高い色温度の昼光色の光を採用(文字を際立たせ、はっきり見せる)
  • 住宅照明の基準値を満足する高演色モジュールを採用(いきいきとした色に見せる)
  • 適用畳数内の標準定格光束以上の明るさを採用

文字がはっきり見えて、色の再現性が高いので、お子様の勉強やお絵描き、読書等様々なシーンに適している。

制定基準値で最大光量を確保

一般社団法人日本照明工業会「ガイドA121-2014 住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」に定められた明るさの範囲の中で最大光量を確保(明るさMAX)。

※「明るさMAX」は上記の条件を満たしたシーリングに対して用いられるNEC独自の呼称。

虫が入りにくい防虫ガイド

防虫ガイドに対応し、従来の密閉構造器具と比べて虫が入りにくい構造になっている。

安心の日本製(MADE IN JAPAN)

シーリングは設計段階から厳しい社内検査が行われ、日本国内(滋賀工場)で生産されている。

日本製なので安心して使える。

安心の5年保証

5年間の長期保証(LED光源およびLED電源は5年間、その他「本体、リモコン、セード、カバーなど」は1年間)で、長く安心して使用することが可能。

開封の儀

早速開封してみよう。

箱から中身を取り出したのが以下の写真。

余計な段ボールを取っ払い袋から出すと、アダプタ+LEDシーリングライト本体、ライトカバー、リモコンカバー+リモコン、リモコンケース取付用木ネジ2個+単三電池2本が出てくる。

あと以下の写真には写ってないが取り扱い説明書が1枚入っている。

取り付け可能な引掛シーリング

取り付け可能な引掛シーリングは以下を参照してほしい。

購入前にしっかり確認しておこう。


取り扱い説明書より引用

実際に取り付けてみた

取付に工具は一切必要なく非常に簡単だった。

引掛シーリングにアダプタを取付後、アダプタに本体を2段階押し上げて取り付けるだけ。

以下は、カバーを付けずに点灯させてとった写真。

ライトにフォーカスが当たっているせいなのか周辺が黒く映ってしまった。

カバーを付けた状態で点灯させてみるとこんな感じ。

なかなか写真で光の強さをうまく映すのは難しいが、全点灯状態だとものすごく明るい。

まぶしいほどだ。蛍光灯の時より明るいと思う。

下は常夜灯をつけた時の写真だが、実際の感じがうまく写真に写せなかった。

写真だと光が強く映りすぎている。

実際はこんな集中した明るさではなく、もっとぼんやりとした光が広がってる感じのよい常夜灯になっている。

使ってみた感想

HLDZB0871を使用した感想は以下の通り。

ベーシックなデザインで飽きがこない

丸みを帯びたベーシックなデザインなので、面白みはないが長く使っても飽きがこないと思う。

台所という団らんの場には、とがったデザインは必要ない。

光量は申し分ない

キッチンは8畳ほどの広さだが、全点灯状態だとまぶしすぎるほどに明るすぎなので、2段階落とした50%の明るさでいつもは使用している。

連続調光を使用すれば好みの明るさに調光可能

調光ボタンを長押しすれば、10段階で明るさを調節できる。

細かく調整できるのはポイント高し。

壁スイッチでも点灯状態がコントロールできて便利

壁スイッチでOFFした時に直前の点灯状態を記憶しているので、次に壁スイッチをONにした時に前回と同じ点灯状態に戻してくれる。

好みの調光状態を維持したまま壁スイッチでシーリングライトを操作できるので便利だ。

また、壁スイッチを素早く(約2秒以内)OFF→ONにすると、全灯→調光点灯→常夜灯の3状態を切り替えることもできる。

リモコンを一切使わずコントロールできるのはうれしいところ。

リモコンはシンプルで簡単

リモコンはシンプルなので、お年寄りでも操作は簡単だ。

全灯ボタンが蓄光ボタンになっていて暗闇でぼんやり光ってくれるので、寝室等で利用する時は重宝しそうだ。

ちなみに台所では、いつも決まった明るさで使用するので、リモコンを使う機会はほとんどない。

HLDZB0869との違いは何?

HLDZB0869は、HLDZB0871の発売1年前に販売が開始された旧モデルだ。

Amazonのレビューを見ると、旧モデルの「HLDZB0869」には大量の好レビューがついているのだが、私が購入した「HLDZB0871」の方はレビューがほとんどついていない。

そこで、「HLDZB0869」と「HLDZB0871」はどういう違いがあるか仕様を比較してチェックしてみた。

実際に違いがあったものだけを以下の表にまとめた。

型番HLDZB0869HLDZB0871
デザインNECライティング株式会社HPより引用NECライティング株式会社HPより引用
発売日2015/8/12016/8/1
定格消費電力(W)3534
固有エネルギー消費効率(lm/W)122.8126.4
外径φ480mmφ464mm
高さ(mm)109mm140mm

両方のモデルにおいてまずデザインが明確に異なる。

HLDZB0869はフラットな作りになっているが、HLDZB0871は丸みを帯びたデザインだ。

HLDZB0871は直径がわずかに小さいが、丸みを帯びている分、HLDZB0869より高さが大きくなっている。

そして、性能面での違いが定格消費電力だ。

新しい方のHLDZB0871は消費電力が若干少なくなっているので、固有エネルギー消費効率(消費電力1Wあたりどれくらいの明るさ(lm)を引き出せるか)が高くなり、HLDZB0869よりも省エネな設計になっている。

その他の機能面では全く違いはないので、マイナーバージョンアップといった感じ。

Amazonでは、旧モデルのHLDZB0869は、HLDZB0871より若干お安く買えるのでその分人気が高いのかもしれない。

ただ、わずかな価格差なのでデザイン面のこだわりがないのであれば、より省エネ設計のHLDZB0871がお勧めだ。

なぜか、HLDZB0871の方に極端な低評価レビューが投稿されていたが、個人的にはまったく気にしなくてよいと思う。

まとめ

今回自宅で初めてLEDシーリングライトを導入したのだが、この価格でこれだけの明るさが得られるのは非常にコストパフォーマンスが高いと思う。

調色機能はないが、台所ではそんな機能は必要ないのでなんの問題もなし。

マルチアングルシステムⅡのおかげなのかわからないが、蛍光灯の時の明るさと比べて違和感を全く感じずに使えている。

違和感どころか、以前の蛍光灯より多段階調光が手軽に出来る分、断然快適になった。

今のところ購入して満足しているので、LEDシーリングライトを検討している方は、NEC LEDシーリングライト LIFELED’S HLDZB0871を一度検討してみるといいだろう。

後継製品

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