ブログで比較的小さめの商品をレビュー紹介する際、以前紹介した自作の500円撮影ボックスを使用して商品の写真撮影を行っていた。
500円撮影ボックスは、コストがほとんどかからないしちょっとした商品写真を撮りたい用途に十分使えるのは確かだ。
でも、使用する模造紙にしわがすぐに入ってしまったり、片づける際に使用中の模造紙の扱いに困る等のデメリットもあって、もっといい方法はないかと模索していた。
そして、見つけてしまった。ニトリの遮光ロールスクリーンを商品写真撮影用背景として活用するという画期的な方法を!
なぜニトリの遮光ロールスクリーンを使うのかというと安い・種類が豊富・品質が良いと3拍子揃っているからだ。
当記事では、ニトリの遮光ロールスクリーンを商品写真撮影用ロールスクリーンとして使ってみた感想や、壁に穴を開けずに設置場所を自由自在に変更できる、かかしオリジナルのおすすめ設置方法も紹介するので、商品写真をよくとるという方はぜひ参考にしてみてほしい。
ニトリの遮光ロールスクリーンとは?
ニトリの遮光ロールスクリーンは、ドルフィンという商品名で販売されている。
ドルフィンシリーズは外からの日射しや室内からの光漏れを防ぐ遮光タイプとなっており、遮光率は99.99%以上(人の顔の表情が識別できないレベル)の遮光1級製品だ。
スクリーンの素材はポリエステル製で、サイズは9種類、カラーも数種類用意されている。
スクリーンの出し入れは、チェーン式で行うようになっており、手前のチェーンを引けば上がり、奥のチェーンを下げれば降りる仕組みになっている。
ニトリの遮光スクリーンの最大の特徴は非常に安い事。こんな価格で買えていいの?というくらい他社と比べて安かったりする。
コスパ最高の遮光ロールスクリーンが欲しいならニトリのドルフィンシリーズの購入がおすすめだ。
ドルフィンシリーズの種類
「ドルフィンシリーズ」として販売されているニトリの遮光ロールスクリーンの種類及び価格は以下の通りだ。※2021年5月14日現在の情報
サイズ | 価格 | 重量 | カラー | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホワイト | ネイビー | イエローグリーン | グレー | ターコイズブルー | ブラウン | |||
幅20x丈100cm | 610円 | 約200g | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
幅30x丈180cm | 1,415円 | 約320g | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅45x丈180cm | 1,620円 | 約470g | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅60x丈180cm | 2,333円 | 約630g | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅80x丈220cm | 2,842円 | 約930g | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅90x丈220cm | 3,555円 | 約1.1kg | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅130x丈220cm | 5,083円 | 約1.46kg | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅165x丈220cm | 5,592円 | 約1.87kg | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
幅180x丈220cm | 6,101円 | 約2.05kg | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
なぜか、幅20x丈100cmだけ用意されているカラーバリエーションが他のサイズと少し異なるいう奇妙な特徴を持っている。
幅20x丈100cm以外のサイズは、ホワイト、ネイビー、グレー、ブラウンの4色のバリエーションとなっている。
ニトリの遮光ロールスクリーン「ドルフィンシリーズ」は、ニトリ店舗および公式ネットショップで購入することが可能だが、楽天市場にも公式ショップ「ニトリ 楽天市場店」があるので楽天でも購入することが可能だ。
楽天ポイントを使ったり貯めたりしたい人は楽天市場で購入するのがおすすめ。
私は幅80x丈220cmのニトリ遮光ロールスクリーンを購入した。
デスク上で商品撮影するのであれば、この程度の大きさで十分だと思う。
ニトリ ロールスクリーンの一般的な取り付け方
一般的なニトリ ロールスクリーンの取り付け方法としては、以下の3種類の方法が用意されている
- 天井付け
- 正面付け
- カーテンレール付け
天井付けは文字通り、天井に取り付ける方法だ。
正面付けは、壁面に取り付ける方法。
天井付けと正面付けは、付属のブラケットを天井面または壁面にねじ止めしないといけないので、天井や壁にネジ穴が開いてしまう。
そのため賃貸住宅にお住いの方は、この設置方法はとりたくないのではないだろうか。
カーテンレール付けの場合、C型、角型のカーテンレールに取り付けることが可能なので、賃貸住宅でも問題なく取り付けることが可能だが、設置場所が窓際に限定されてしまう。
普通に窓用のロールスクリーンとして利用するならこれで問題ないのだが、撮影用背景として使用する場合は、窓際に設置したくないという人もいるだろう。
もし、通常の取り付け方法はとれない、とりたくないという人は次に紹介するかかし考案のオリジナル設置方法を試してみてほしい。
多少設置コストはかかるが、どこも傷つけることなく好きな場所にロールスクリーンを設置することが可能になるので、賃貸住宅の方でも安心して取り付けることが出来るはずだ。
設置場所を自由に変更可能!天井・壁を傷つけないニトリ ロールスクリーンの取り付け方
ニトリ ロールスクリーンを撮影用背景として使いたいけど、賃貸住宅に住んでいるので壁に穴を開けたくない、窓際には取り付けたくないという人は、かかし考案の設置方法を試してみてほしい。
どういう設置方法かというと、突っ張り棒を縦に2本使用しその縦つっぱり棒にたいしてニトリロールスクリーンを設置するという方法だ。
この方法ならニトリ ロールスクリーンの設置で穴を開けないで済むので、賃貸住宅にお住まいの方でも安心して取り付けする事ができる。
また、好きな場所に取り付け出来るし、取り付け場所を変更したい時も簡単に変更できてしまう。
完全に取り外す場合もめちゃくちゃ簡単だ。
我ながら非常にすぐれた設置方法だと自負している。
ただし、ここで紹介する方法は「幅80x丈220cm」のニトリロールスクリーンを使用するという前提の取り付け方なので注意してほしい。
設置に必要な物
つっぱり棒(床から天井まで届く長さのもの)x 2本
床と天井に対して突っ張るための突っ張り棒が2本必要だ。
床と天井は結構距離があるので、100均で売っている突っ張り棒だとおそらく長さが足りないだろう。
私は、ニトリの「強力つっぱりポール(170~280cm対応)」を購入した。
価格は1本999円とこの長さでは他社より圧倒的に安くてお得。
残念がらこちらはネットで販売されておらず、購入するにはニトリ店舗まで行かないと購入できない。
物が結構大きいというか長いため、車を持っていないと持ち帰るのはなかなか困難だと思う。
ニトリ店舗まで車で買いに行けないという方は、代替として以下のアイリスオーヤマの幅170~280cmの突っ張り棒をAmazonで購入するのが比較的安くておすすめだと思う。
突っ張り棒を購入する際は、自宅の床と天井の距離以上の長さなのかをちゃんと確認してほしい。
ダイソー 伸縮式カーテンレール 天井/壁付け両用シングル
ニトリの遮光ロールスクリーンは、カーテンレールに取り付けられるのでこれを活用しない手はない。
ダイソーで「伸縮式カーテンレール 天井/壁付け両用シングル」というちょうどよい商品が販売されているのでこれを活用する。
お値段はたったの220円だ。
セリア フッククリップ x 2
カーテンレールを置く台座として、セリアで販売されているフッククリップを活用する。
突っ張り棒1つずつに1つ使用するので合計2つ必要になる。
はさむ力が結構強力で耐荷重は500gまでとなっている。
ニトリの遮光ロールスクリーン(幅80x丈220cm)の重さは約930gなので、1つのクリップにかかる荷重は465gとなり、ちょうどいい感じで利用することが出来る。
価格は2つで220円。
ダイソーでも同じような商品が販売されているとの情報を目にしたので、ダイソーで探してみたが私は見つけることが出来なかった。
セリアだとキャンプ用品関連の販売コーナーにあると思う。
ニトリ ロール スクリーン 取り付け費用まとめ
今回紹介するかかしオリジナルのニトリ ロールスクリーン取り付け費用をいかにまとめた。
商品名 | 数量 | 費用 |
---|---|---|
ニトリ 強力つっぱりポール(170~280cm対応) | 2 | 1,998円 |
ダイソー 伸縮式カーテンレール 天井/壁付け両用シングル | 1 | 220円 |
セリア フッククリップ | 2 | 220円 |
合計額 | 2,438円 |
今回紹介する取り付け方法を採用した場合、ニトリ 遮光ロールスクリーン代に加えて2,438円の取り付け費用が別途掛かることになる。
幅80x丈220cmのニトリ遮光ロールスクリーン(2,842円)を購入した場合のトータルコストは、5,280円となる。
取り付け方法
まず、つっぱり棒を縦にして床と天井に突っ張らせる。突っ張り棒の間隔は、ロールスクリーンの幅よりも少し広い感覚を空けよう。
今回私は約90cm程度の間隔をあけた。
ダイソー 伸縮式カーテンレールの長さが最長1.05mなので1m以上の間隔にならないよう注意してほしい。
次に、それぞれの突っ張り棒に対してい、ロールスクリーンを設置したい高さにセリア フッククリップを以下のように取り付ける。
引っかける部分は真横につけるのではなく、少し斜め前に向くように設置するのがポイント。高さ調整は後のステップで行う。
次にダイソーのカーテンレールを用意しよう。
カーテンレールに取り付けれられているブラケットのネジを緩めて、すべてのブラケットを取り外す。
ダイソーカーテンレールを左右に引き抜いて中に入っているレールを全て取り外す。
ニトリ遮光ロールスクリーンに付属のブラケットにカーテンレール用プレートを取り付けてカーテンレールの溝に通し、ニトリロールスクリーンがいい感じに取り付けられる場所にブラケットを仮止めしておく。
ダイソーのカーテンレールの片側(差し込む方)は内径が差し込む分小さくなっているので、差し込む側のブラケット取り付け時は、カーテンレール用プレートを横向きにする必要があるので注意してほしい。
ダイソー伸縮式カーテンレールに、ニトリロールスクリーンのブラケットを取り付けると以下のようになる。
ニトリロールスクリーンのブラケットを取り付けたダイソーカーテンレールを、セリア フッククリップの上に以下のように乗せる。
ここで、カーテンレールが水平になってるかどうかをチェックしよう。
水平になっていない場合は、セリア フッククリップの位置を上下に動かして水平になるように調整する。
そして、ダイソーカーテンレールへのブラケットの取り付け位置を最終調整し、適切な位置でしっかりねじを回してブラケットを固定する。
その後、いったんカーテンレールをセリア フッククリップから取り外し、手元でニトリ遮光ロールスクリーンの溝にブラケットをはめ込む。
ダイソー カーテンレールにニトリ ロールスクリーンを取り付けたら、再度セリア フッククリップの上に乗せて設置完了。
完成すると以下のようになる。
セリア フッククリップの上にダイソー カーテンレールを乗っけている部分はこんな感じ。
実際にスクリーンを下すとこんな感じになる。
ちなみに、使用している机は「サンワサプライ シンプルワークデスク 100-DESKF003」というデスクだ。興味がある方は以下の記事を参照してほしい。
ニトリ遮光ロールスクリーン(ホワイト)は裏面使用がおすすめ
ニトリ遮光ロールスクリーン(ホワイト)の場合、裏と表で表面の色が以下のようにかなり異なっている。
表面はクリームっぽい感じの色になっていて、裏面はまさに白色という感じになっている。
表面を使用して写真を撮影すると、生地のざらざら感がちょっと目立った感じになってしまう。
なので、ニトリ遮光ロールスクリーン(ホワイト)を撮影用背景として利用するなら、裏側が表にくるように取り付けた方がよいと思う。
ニトリ遮光ロールスクリーンは、ロック式のブラケットで取り外しが容易なので、いつでも裏表を切り替えて取り付ける事が可能だ。
また、かかしオリジナル設置方法を使用している場合は、取り付けたカーテンレール自体を180度くるっと回転して置くだけですぐに裏表を切り替えることができる。
実際に使用してみた感想
写真撮影したい時にささっとスクリーンを伸ばして、終わったらささっとスクリーンを巻き上げて片づけられる。
単純なことだがこれが快適すぎる。
チェーン式なのでスクリーンの出し入れは手動での操作が必要だが、チェーンを引っ張るだけの簡単操作なので苦にはならない。
500円撮影BOXを使用していた時は、いちいち片づけるのが面倒なので机に置きっぱなしの事が多かったのだが、そのために机の上が占有されて自由に机を活用することができなかった。
ニトリの遮光ロールスクリーンを使用するとデスク上がいつでもすっきりして気分もさっぱりするし、写真撮影を行わない時はデスクを他の用途でいつでも使用することが出来るので、個人的にかなり満足している。
最後に
自宅できれいに商品の写真撮影を行いたいという方は、ニトリの遮光ロールスクリーンの活用をぜひ考えてみてほしい。
写真撮影が必要な時だけ撮影用背景をささっと用意できてしまうし、必要ない時は簡単に収納できてしまうのでかなり便利に使えるはずだ。
多少コストはかかってしまうが、かなり利便性が向上するのでコストをかけるだけの価値はあると思う。
ブロガーやインスタグラマー等の方で自宅で商品写真をよく撮るという人はぜひ試してみるといいだろう。
ニトリの遮光ロールスクリーンの取り付けに際して、賃貸なので壁を傷つけたくない、好きな場所に取り付けたいという方は、かかしオリジナル設置方法を参考にしてみてほしい。
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