長年使用してきた電子レンジが遂にぶっ壊れてしまったので、新しく調達することにした。
電子レンジは、温めや解凍のみができる安めの単機能電子レンジでいいというのが個人的な考えなのだが、庫内容量が26L以上のファミリーサイズで単機能レンジって見当たらない。
ファミリーサイズのものは、オーブン機能が必ずと言っていいほど付いているため価格が高め。個人的には、オーブン機能なんて全く使わないから安いファミリーサイズ単機能レンジを出してほしい所だ。
仕方ないので、庫内容量が26L以上で比較的安く購入することが可能な「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」を今回購入してみた。
実際に使用してみた結論としては以下の通り。
パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-Kは、最低限必要十分な電子レンジ・オーブン機能を搭載されているので、レンジ機能を使って凝った料理をあまり作らない我が家にとっては性能面で今のところ不満は感じていない。
3から4人家族の家庭で、ベーシックな機能しか求めていない方に特におすすめ!
- 庫内容量26Lのファミリーサイズで必要十分な機能を搭載している
- 他社同クラスの電子レンジの中では安価
- デザインがシックでかっこいい
- ダイヤル式なので設定が楽ちん
- スイング式赤外線センサー搭載で温めむらが少ない
- フラット式なのでお手入れが簡単
- ある程度の自動調理が可能
- ボタンの表示が見にくいと感じる人もいる
以下より、「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」の長所と短所、機能性等を詳しくレビューしていくので、購入を検討している方は参考にしみてほしい。
パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K とは?
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」は、パナソニック株式会社が販売しているオーブンレンジだ。
外観は、無駄のないシンプルでスタイリッシュなデザインとなっていて、庫内容量は26L、庫内フラットタイプのオーブンレンジとなっている。
自動メニューの選択や温度・時間設定等はダイヤル式なので手間がかからず、ホワイトバックライト液晶搭載で表示は見やすい。
取り立てて高度な機能は搭載されていないが、オーブンレンジとしての基本的な機能は一通り搭載しており、メニューボタンには「あたため」、「飲み物」、「レンジ」、「解凍」、「オーブン」、「グリル」機能を搭載。
また24個の自動メニュー機能が搭載されており、時短調理やつくりおき等にも対応。取扱説明書には自動調理可能なレシピ数は57個、掲載総レシピ数は89個掲載されている。
製品仕様
総庫内容量 | 26L | |||
---|---|---|---|---|
庫内形状 | フラット | |||
ドアの開き方 | たて開き | |||
操作部 | ホワイトバックライト液晶 | |||
タイプ | オーブンレンジ | |||
電源 | 100V・50Hz/60Hz | |||
センサー | スイングサーチ赤外線センサー | |||
サイクロンウェーブ | 対応 | |||
グリル機能 | 加熱方式 | 遠赤Wヒーター/片面グリル | ||
消費電力 | 1.22kW | |||
ヒーター出力 | 1.20kW | |||
レンジ機能 | 消費電力 | 1.42kW | ||
出力 | 自動出力 | 最高出力 | 1000W | |
最高出力の継続時間 | 約3分 | |||
切り換わり後の出力 | 600W | |||
手動出力 | 800・600・500・300・150W(相当) | |||
温度調節範囲 | -10~90℃ | |||
スチーム機能 | 過熱水蒸気 | ー | ||
スチームプラス | ー | |||
スチーム出力 | ー | |||
オーブン機能 | 加熱方式 | 上下ヒーターオーブン | ||
オーブン段数 | 1段 | |||
消費電力 | 1.22kW | |||
ヒーター出力 | 1.20kW | |||
温度調節 | 調節範囲 | 100~250℃ | ||
最高温度 | 250℃ | |||
最高温度の運転時間 | 5分 | |||
切り換わり後の温度 | 210℃ | |||
解凍機能 | 解凍方法 | 解凍 | ||
発酵機能 | スチーム発酵 | スチームなし | ||
発酵温度 | 35・40℃ | |||
省エネ機能 | 自動電源オフ機能 | ○ | ||
庫内灯 | LED | |||
寸法 | 外形寸法 | 幅500mm×奥行400mm※2×高さ347mm | ||
脚間寸法 | 前427mm、後ろ(壁側)317mm、縦304mm、縦(壁から)372mm | |||
庫内寸法 | 幅319mm×奥行350mm×高さ215mm | |||
上方・左右の空間指示 | 左右各2cm上方10cm以上あけてください。 | |||
電源コード | 底板後部からの長さ | 1240mm +100/-0mm | ||
品質表示法 | 1500mm +100/-0mm | |||
オーブン皿(付属品) | 幅332mm×奥行332mm | |||
質量 | 14.1kg | |||
省エネ性能 | 省エネラベリング制度 | 省エネ性マーク | ●e | |
省エネ法区分 | B | |||
目標年度 | 2008年 | |||
省エネ基準達成率 | 100% | |||
年間消費電力量 | 73.0kWh/年 | |||
年間消費電力量 | レンジ部 | 59.0kWh/年 | ||
オーブン部 | 14.0kWh/年 | |||
機能 | インバーター | ○ | ||
待機時消費電力ゼロ | ○ | |||
取説掲載レシピ数(自動調理可能メニュー数) | 89(57) | |||
自動メニュー | 時短調理 | 煮物10分/パスタ10分/中華10分/やみつき野菜4分 | ||
便利機能 | つくりおき | |||
ワンボウルメニュー | ー | |||
トースト(自動)/パン | 角皿使用/1枚 約4分40秒(裏返し必要) | |||
使いやすさ | スマホ連携 | ー | ||
便利機能 | ロック機能 | |||
お手入れ | 自動お手入れコース | 脱臭 | ||
付属品 | 角皿・取説レシピ集 |
開封の儀
では、さっそく開封していこう。
こちらがパナソニック 電子レンジ NE-MS4A-Kの箱。
まずは、箱を開いた所に、製品の取り出し方や再梱包方法、同梱付属品等が書かれている。右上に保証書が挟まっているので大事にとっておこう。
とりあえず本体を取り出す。
本体蓋を開けると取り忘れ注意の注意書きが張り付けてある。梱包箱底に入っているスチロールにクリーントレーが入っているので忘れずに取り出せとのこと。
張り紙を外したら、以下のように付属物の角皿や説明書類が入っていた。
こちらがレンジの庫内に入っていた付属物。
角皿の表裏はこんな感じ。オーブン調理の際に使用する。
以下が、角皿と一緒に入っていた取説その他紙類。
取説は裏面を撮影してしまった。裏側から見ると料理レシピにアクセスできるようになっている。
注意書きに忘れずに取り出せと書いてあったのが、以下のクリーントレー。
クリーントレーは、食品カスや水滴等を受けるトレーで、本体前面下部に取り付けて使用する。
パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K本体を徹底解剖!
パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-Kの本体をより詳しく見ていこう。
まずは外観から。
本体正面。
本体左側面。
本体右側面。
本体裏面。
本体上部。
右側メニュー部分。ホワイトバックライト液晶、メニューボタン、設定ジョグダイヤルという構成。左下にはチャイルドロックボタンが付いている。
本体扉右下に、主な自動メニュー番号を記したラベルが張り付けられており、自動メニュー調理の際の選択の際の番号選択に役立つ。
ドアを開けた所。フラット式なので回転テーブルはない。底面は耐熱ガラス製になっていて、下ヒーターが内蔵されている。
ドアを開けると、庫内灯が点灯して電源が自動で入るようになっている。(※今は電源に繋いでいないため点灯していない)
庫内手前には全ての自動調理メニュー番号の一覧が記載されているので、自動調理で迷ったらここを見ればよい。
庫内内部はこんな感じ。奥面、側面にはフッ素加工がなされており、右上奥に温度センサー、右上に赤外線センサー、その手前に庫内灯が付いている。
庫内上部に上ヒーターが2つ設置されている。
サイドには角皿受けが上段と下段に用意されている。
付属のクリーントレーは、前方の足の所にはめ込んでおこう。
クリーントレーをはめ込んだら以下のようになる。
口コミの評価は?
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」の口コミを各ショッピングサイトで個人的にざっと調べてみた。
2023年5月21日現在、5段階中4以上の評価になっているものばかりだったので、口コミの評価は高いと言っていいだろう。
実際に使ってみた感想・レビュー
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」を実際に使ってみた感想を紹介。
デザインがよい!
黒でまとまったシックでシンプルな外観はなかなかかっこよい。
メニューボタンも盛り上がりのないフラットなボタン仕様になっていて、統一感のある仕上がりに好感が持てる
取消ボタンとスタートボタンの直下に、目印となる小さな突起が用意されているが、見た目にはほとんど気づかない。
ボタンの見えづらさを指摘する人も!
他の人のレビューを見ていると、ボタン表示が見えずらいと指摘する人が結構いたりする。
フラットデザインゆえに、ボタンに盛り上がりがないし、黒地に白色のアイコンと文字表示だけ(取消ボタンは赤アイコン)。
ボタンの周りに枠線表示もないし、取消やスタートボタンが他のボタンと同じ大きさだし、確かにぱっと見わかりにくいと言えばわかりにくい。
この辺はデザインとのトレードオフになってくるよね。
NE-MS4A-Kは、見やすさ、使いやすさよりデザインの方を重視していると言ってもいいだろう。
個人的には、それほど見えづらいとは感じないが、人によってはシンプルすぎるゆえに見えづらいと思ってしまう人もいると思う。
液晶表示は、ホワイトバックライト液晶になっていて非常に見やすい。
5段階の出力調整が出来て便利
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」のレンジ加熱機能は、150W、300W、500W、600W・800Wの5段階の出力調整ができるようになっている。
細かく出力調節ができるので、温める対象に応じて適切な出力を選択できて非常に便利。
万が一加熱不足だった時は、追加時間をセットしてスタートを押すだけですぐに追加加熱することも可能だ。
わざわざ新たにワット選択から始める必要がなくスピーディーに追加加熱することができて便利。
庫内容量26Lは四人家族でも十分使用可能
三人〜四人家族に最適な電子レンジの庫内容量は、26L〜29Lぐらいと言われている。
私の家は現在3人家族なので、26Lの容量で十分満足している。
冷凍パックを3つ並べるとこんな感じ。4つ同時に温めることももちろん可能なので4人家族の人でも庫内容量的には十分だと思う。
この価格でスイング赤外線センサー付きはうれしい
最近の赤外線センサーには、通常の赤外線センサー、スイング式赤外線センサー、複眼スピードセンサー等の種類が存在する。
パナソニックの上位機種に搭載されている「64眼スピードセンサー」は、レンジの庫内底面全体を64の方眼にわけて瞬時に状況を把握し、各方眼に対する加熱制御を自動で行ってくれるため、温め精度が非常に優れている。
以下は、64眼スピードセンサーが搭載されている2022年発売のパナソニックのビストロ。
スイング式赤外線センサーは、センサーがスイングして庫内全体を見てくれるセンサーで、中央付近だけしか見ない通常の赤外線センサーよりは温めむらが少なくなるメリットがある。
特に、庫内に複数の食品を入れて温めようなケースが多い場合は、スイング式赤外線センサーが大いに役立ってくれる。
同価格帯の東芝 石窯ドームだと、通常の赤外線センターしか搭載されていなかったりするので、この価格帯でスイング式赤外線センサーが搭載されているのは非常にうれしい所。
やっぱり電子レンジはダイヤル式が便利
昨今の電子レンジには、ボタン式とダイヤル式がある。
個人的にボタン式は嫌いだ。ちまちまボタンを連打して時間設定するとか面倒すぎる。
正直、電子レンジはやっぱりダイヤル式が個人的には一番便利。
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」には物理ダイヤルが搭載されているので、スピーディーに設定時間を設定できて非常に便利。
こいつの存在は個人的に必須だ。
フラット式でお手入れ簡単
私は、これまで回転テーブル式の電子レンジしか使ったことがなく、フラット式の電子レンジは今回初めてなのだが、フラット式はお手入れが簡単で非常に良い。
ささっと庫内を固く絞ったぬれぶきんで拭けばいいだけなので、簡単なお手入れで毎日清潔に使い続ける事が可能だ。
自動調理も可能なので料理の幅が広がる!
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」には、以下の25の自動メニュー(1つはお手入れ機能)が用意されており、自動メニューを駆使してある程度自動で料理を行うことが出来る。
- お好み温度
- お弁当あたため
- フライあたため
- ゆで葉果菜
- ゆで根菜
- トースト(裏返し)
- やみつき野菜 4分
- 煮物10分
- パスタ 10分
- 中華 10分
- グラタン
- 焼きいも
- ホイル焼き
- から揚げ
- 一口とんかつ
- スポンジケーキ
- クッキー
- マドレーヌ
- バターロール
- 肉・魚のおかず(つくりおき)
- 葉果菜のおかず(つくりおき)
- 根菜のおかず(つくりおき)
- とろけるプリン(角皿スチーム)
- ちゃわん蒸し(角皿スチーム)
- 脱臭(お手入れ)
また、取扱説明書には、89もの料理レシピが掲載されており、自動調理可能なメニューは数は59もある。
いつもは温めしか使わないけど、これからレンジを使った料理を始めてみたいという人にもおすすめだ。
掲載レシピを見たい方は、以下のURLより「取扱説明書(Web限定レシピカラー版)」をダウンロードできるので見てみるといいだろう。
https://panasonic.jp/range/p-db/NE-MS4A_manualdl.html
私も機会があれば、掲載レシピの料理にチャレンジしてみたい。
まとめ
「パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-K」のメリット、デメリットは以下の通り。
- 庫内容量26Lのファミリーサイズで必要十分な機能を搭載している
- 他社同クラスの電子レンジの中では安価
- デザインがシックでかっこいい
- ダイヤル式なので設定が楽ちん
- スイング式赤外線センサー搭載で温めむらが少ない
- フラット式なのでお手入れが簡単
- ある程度の自動調理が可能
- ボタンの表示が見にくいと感じる人もいる
パナソニック 電子レンジ NE-MS4A-Kは、最低限必要十分な電子レンジ・オーブン機能を搭載されている。
私がこれまで使ってきた感じでは、性能面で今のところ不満は感じていない。
3から4人家族の家庭で、主に温めや解凍しか使わないような方、高価格帯電子レンジに搭載されているようなスチーム機能やスマホ連動機能などが必要のない人方におすすめ。
ファミリーサイズに対応した電子レンジを探している方で、なるべく安く買いたい、最低限のレンジ機能があれば十分だという方は購入を検討してみるといいだろう。
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