個人事業主やフリーランスのように個人でビジネスを行う場合に持っておくと非常に便利なのがPayPalのビジネスアカウント。
PayPalのビジネスアカウントを開設しておけば、代金の支払いや受け取り、決済受付等を利用することができ、ビジネス上の資金のやり取りを簡単に行うことが出来る。
特に海外企業等とのお金のやりとりには非常に便利なので、個人でビジネスを始める方はぜひビジネスアカウントを開設しておこう。
当記事では、PayPalビジネスアカウントの作成方法を画像付きで詳しく解説するので参考にしてほしい。
ビジネスアカウントの登録方法
まず、PayPal無料新規登録画面にアクセスする。
「パーソナル(個人)アカウント」と「ビジネスアカウント」のどちらかを選ぶ画面が表示されるはずだ。
今回は、ビジネス用のアカウントを作成するので、「ビジネスアカウント」の所にある「新規登録に進む」ボタンをクリックする。
次に、アカウントで使用するメールアドレスを入力し、「続行ボタン」をクリックする。
次に、アカウントで使用するパスワードを入力し、「続行」ボタンをクリックする。
アカウント取引責任者の情報、生年月日
アカウント取引責任者の情報として、自分の姓、名、国籍、生年月日を入力する。
取引責任者の自宅住所
次に、自宅の住所を入力する。郵便番号欄に自宅の郵便番号を入力して「住所の検索」ボタンをクリックする。
すると、以下のように自動で住所が入力されるので、情報が正しいかを確認し、番地などの足りない情報を追加入力しよう。
事業情報
事業情報として以下の情報を入力する。
- 会社代表番号:固定電話番号がなければ携帯電話番号でもOK.
- 事業者名(登記、登録名):個人事業主の場合は屋号名を記入しよう。
入力した事業者名(登記・登録名)が、顧客とのやりとりに使う名称であれば、「事業者名(登記・登録名は、顧客が目にする名称です)」チェックボックスにチェックを入れておこう。
別の名称(店舗名など)で顧客とやり取りしている場合は、チェックを外すと表示される「取引名(店舗名など)」というテキストボックスにその名称を入力する。
事業所の住所
事業所の住所とアカウント取引責任者の住所が同じ場合は、「事業所の住所はアカウント取引責任者の住所と同じです。」チェックボックスにチェックを入れておこう。
違う場合は、チェックを外すと郵便番号入力ボックスが表示されるのでそこから事業所の住所を設定しよう。
全ての入力が終わったら「同意して続行」ボタンをクリックする。
事業タイプ
事業情報を入力してくださいという画面が表示されるので、事業タイプをクリックしてプルダウンメニューから「個人事業主」を選択し、「続行」ボタンをクリックする。
すると、以下のように画面が拡張される。
「商品またはサービスのキーワード」の所に、扱っている商品・サービスのキーワードを入力するとドロップダウンリストに選択項目が出るので一番近いジャンルを選択しよう。
事業用URL、会社の成立日は任意項目なので、入力しなくても問題なし。
PAYPALの所には、ローマ字11文字以内で事業者名を記入しよう。ここで入力した事業者名は顧客のカード利用明細書に表示される。
全て入力したら「続行」ボタンをクリックする。
以下の画面が 表示されたら、アカウントの作成はとりあえず完了だ。
アカウント設定
アカウントを正常に利用できるようにするため、最初に必ずアカウント設定を行おう。
メールアドレスの確認
私の場合、メールアドレスの確認を一番最後に行ってしまったのだが、簡単な手続きなので一番最初に行うことをお勧めする。
PayPalに登録すると「PayPalを始めるためにメールアドレスを確認しましょう」というメールが届いているはずなので、メール内の「メールアドレスを確認する」ボタンをクリックする。
以下の画面が表示されるのでアカウント登録時に設定した「パスワード」を入力し、「メールアドレスを確認」ボタンをクリックする。
以上でメールアドレスの確認処理は完了だ。
もしも、PayPalから「PayPalを始めるためにメールアドレスを確認しましょう」というメールが届いていなかった場合は、「ビジネスの設定」画面から「メールアドレスを確認」をクリックしよう。
以下の画面が表示されたら「再送」をクリックする。
指示に従ってメールを再送し、メールアドレスの確認作業を行おう。
本人確認手続き
本人確認手続きには以下の2つの方法が用意されている。
- A:銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き
- B:アカウントから本人確認書類をアップロードする
お勧めなのはAの方法だ。以下の銀行口座を持っている人ならば、口座振替設定を行うことで即時に本人確認手続きが完了し、銀行口座からの支払い、受取った代金の銀行口座への引き出しができるようになる。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
Bの方法は、本人確認書類をアップロードしたりと面倒な作業が必要で、本人確認完了まで2週間程度の時間がかかってしまうためあまりお勧めできない。しかし、上記の銀行口座を持っていない場合はBの方法で登録を行おう。
ここでは、Aの「銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き」を行う手順を解説する。
まず、以下のアカウント設定画面で、「本人確認手続きの残りのステップを完了しましょう」をクリックする。
以下の「本人確認手続きの2つの方法」という画面が表示されるので、「銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き」ラジオボタンを選択し、「次へ進む」ボタンをクリックする。
以下の入出金管理画面が表示されたら、左下にある「銀行口座の登録」をクリックする。
銀行を選択画面が表示されるので、「口座設定のある銀行」一覧からご利用の銀行を選択する。
今回は「三井住友銀行」を選択した。
「銀行口座の登録」画面が表示される。
使用する銀行口座の情報を入力し、「銀行を登録」ボタンをクリックする。
「口座振替設定へ進む」画面が表示される。
自分の生年月日を入力、職業、PayPalアカウントの開設理由をリストから選択し「銀行のウェブサイトに移動する」ボタンをクリックする。
銀行のウェブサイトに移動するので、そのページの指示に従って手続きを行おう。
銀行ウェブサイトでの手続きが完了したら以下の「口座振替の設定が完了しました」と表示されるので「完了」ボタンをクリックする。
以上の操作を行うことで、本人確認と銀行口座登録を1度に完了することができる。
PayPalアカウント作成時に、ローマ字11文字以内で事業者名を登録したと思うが、11文字だと短すぎて正式名称になっていない人もいるだろう。
そんな人のために、最大19文字までの拡張名を登録することが出来るようになっているので、11文字で収まらない人は拡張名を登録しておこう。
PayPay画面の上部右側にある「歯車」アイコンをクリックする。
アカウント設定画面が表示されるので、左メニューから「販売ツール」をクリックし、「クレジットカード利用明細に表示される名前」欄の「更新」をクリックする。
以下の画面が表示されるので、「事業情報」にある「編集」をクリックする。
「事業情報の編集」画面が表示されるので、長の所にローマ字19文字以内で事業者名を入力し、「保存」ボタンをクリックする。
「お客様の情報が保存されました」と表示されたら「完了」ボタンをクリックする。
以上で、拡張版の事業者名の登録は完了だ。
まとめ
PayPalのビジネスアカウントの作成方法について画像付きで詳しく解説したがいかがだっただろうか?
「銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き」を行うことで、初期設定をインターネット上で完結することが出来るので、時間をかけたくない人は是非ともそちらの方法でビPayPalジネスアカウントの作成を試してみてほしい。
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