Amazon Echoデバイスから電球を操作したくてAmazon Echo Plusと同時購入した「Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプ」。
Amazon Echo PlusからのHueランプのセットアップが驚くほどに簡単だったので紹介したい。
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプとは?
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプは、オランダ・アムステルダムに本拠を置く「フィリップスライティング(日本法人:フィリップスライティングジャパン合同会社)」が販売するスマート電球だ。
Philips Hue(ヒュー) シングルランプv3の方は、1,600万色以上の調色にも対応しているが、今回紹介するホワイトグラデーションシングルランプでは、電球色から昼光色まで調光調色に対応している。
AlexaやGoogle Home等のスマートスピーカーからの音声操作にも対応しており、声だけで照明のオンオフや、明るさの調整を行うことが出来る。
Amazon Echo Plusを購入すれば、すぐにでもヒューランプの操作が可能になる。その他のスマートスピーカーを使用する場合は、Philips Hue(ヒュー) ブリッジというデバイスが別途必要になる。
製品仕様
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプの製品仕様は以下の通り。
電球 | 口金 | E26 |
---|---|---|
型 | A19 | |
寿命 | 25000 時間 | |
色温度 | 2200K~6500K | |
ワット数 | 10W | |
入力電圧 | 100V~110V | |
光出力 | 電球色から昼光色 | |
ルーメン出力 | 800 lm @ 4000K | |
起動 | 瞬時に 100% の光出力 | |
高さ | 109mm | |
最大動作電力 | 10 W | |
最大待機電力 | 0.1W | |
直径 | 62mm | |
直径 | 24インチ | |
高さ | 4.3インチ | |
動作環境 | 湿度 | 5% < H < 95% (結露しないこと) |
温度 | -10°C~45°C | |
同梱物 | ランプ、取扱説明書・保証書 | |
保証期間 | 2年間 | |
対応スマートホームデバイス | Amazon Alexa(Echo)、Apple HomeKit、Google Home |
開封の儀
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプのパッケージはこんな感じ。
こちらは裏面。
箱を開けたところ。
箱の中身はランプと説明書兼保証書の2つだけ。
電球だけの写真はこちら。本体にPhilips Hue white ambianceの文字がある。
電球の上部からの写真はこちら。
Amazon Echo PlusでHueランプをセットアップ
Amazon Echo PlusからPhilips Hue(ヒュー)ランプを操作できるようにする方法はものすごく簡単。
まず、電球スタンド等の照明設備ににPhilips Hue(ヒュー)を取り付ける。
今回は以前レビューで紹介したスタンドライトに取り付けてみることにする。
まずは、スタンドライトにPhilips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプを取り付ける。
そしてスタンドの電源をONにしてライトをつける。
次に、Amazon Echo Plusへ「アレクサ、デバイスを探して」と発話する。
たったこれだけだ。
Echo Plusが「検出を始めます。完了するまで45秒ほどかかります・・ごにょごにょごにょ」と説明をはじめ、上部のライトリングが青く回転するのでしばらく待とう。
Echo Plusから「一番目ライトが見つかりました。操作するには「一番目ライトをオフにして」のように言ってみてください」とアナウンスがあれば、Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションランプのセットアップは完了だ。
Alexaアプリにランプが登録されているか確認
セットアップが完了したらスマートフォンでAlexaアプリを起動しよう。
Alexaアプリホーム画面の左上ハンバーガーメニューボタンをおして表示されるメニューから「スマートホーム」を選択する。
スマートホーム画面、デバイス一覧に「一番目ライト」が追加されている。
これをタップすると、一番目ライトという画面が表示され、ここからHueライトの詳細なコントロールを行うことができる。
ライトの名前を変更しよう
一番目ライトという名称だと使いにくいので、ライトの名称を変更しておこう。
今回は、ベッドライトとして使用するので、ランプ名称に「ベッドライト」と登録することにする。
一番目ライト画面右上の3つの点アイコンをタップすると、デバイスの設定画面が表示されるので、「一番目ライト」表記の右側にある「名前を編集」をタップする。
するとデバイス名が入力できるようになるので、変更したい名前を入力し「完了」をタップする。デバイスの設定画面で名前が変更されていることを確認し左上の「<」をタップして戻ろう
電球のコントロール画面も「ベッドライト」に変更されている。
さらに、左上「<」をタップして戻ろう。
スマートホーム画面、デバイス一覧でも「ベッドライト」に名称が変更された。
以上で、電球の名称変更は完了だ。
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプを操作する方法
Amazon Echo PlusでセットアップしたPhilips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプを操作する方法としては、Alexaアプリの画面から操作する方法と、Echoデバイスから音声で操作する2通りの方法がある。
Alexaアプリから操作する方法
電球のON/OFF
電球コントロール画面に表示されているライトアイコンをタップすることで、電源のON/OFFを切り替えることが出来る。
明るさの調整
電球の明るさは、コントロール画面にある横スライダーコントロールを操作して調節することが出来る。
スライダーで調節した値は上部の文字で何%なのかを確認することが可能だ。
電源オフ状態の時にスライダーを変更するとそのスライダー値の明るさで電球が点灯するようになっている。
文字がスライダーにかぶっているのはちょっといけてない。
色の変更
電球の色を変更するには、コントロール画面下部にある「色を設定」というところをタップする。
すると、「デバイスの色」という画面が表示されるので、リストから好みの色をタップすれば色を変更することが出来る。
変更できる色は以下の5種類から選択することができる。
- 電球色
- ソフトホワイト
- 白色
- 昼白色
- 昼光色
音声コマンドで操作する方法
2018年9月23日時点において、私が実際に音声で動作確認を行った音声コマンドを一覧にして以下にまとめた。
音声コマンドは、ウェイクワード+デバイス名(Alexaアプリで設定した電球名)+指示を組み合わせて発話しよう。
表中の()内のワードは発話してもしなくてもどっちでも動作可能だ。
調光・調色操作においてバグらしきものを発見したが、一応動作する発話例を記載しているので参考にしてほしい。
赤字で補足や問題点を記述しているので参考にしてほしい。
操作 | ウェイクワード | デバイス名 | 指示 | |
---|---|---|---|---|
電源ON | アレクサ | 電球名 |
| |
電源OFF |
| |||
調光 | 100% |
| ||
50% |
| |||
1% |
| |||
任意の% |
| |||
明るく |
※+25%の明るさになる | |||
暗く |
※-25%の明るさになる | |||
調色 | 電球色 |
※「電球色にして」だとなぜかソフトホワイトに変更される(バグか?) | ||
ソフトホワイト |
| |||
白色 |
※「白色にして」だと操作できない | |||
昼白色 |
※昼白色(ちゅうはくしょく)と発音するとアレクサが中白色と聞き取ってしまいうまく動作しない。 | |||
昼光色 |
|
使ってみたよかった点
Amazon Echo PlusとPhilips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプの組み合わせで使用する場合のメリットや、ランプを使用して良かった点をまとめる。
セットアップがめちゃくちゃ簡単
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプのリモート操作を行うためのセットアップは、電球をONにしてEcho Plusに「アレクサ、デバイスを探して」と言うだけで完了するので本当に楽ちん。
Wi-Fiスマート電球のように、クラウドにアカウントを登録したり、ルーター周りの設定やWi-Fiパスワードをアプリから入力したりといった煩わしい操作等は一切不要なので、誰でも簡単にHueランプのセットアップを行うことが出来る。
一度Echo Plusを使用してセットアップしてしまえば、自宅内のあらゆるEchoデバイスからPhilips Hue(ヒュー)ランプの操作を行うことが可能だ。
余計なデバイスが増えなくて済む
Amazon Echo Plusを持っていない場合、EchoデバイスからPhilips Hue(ヒュー)ランプを操作するには、すでに述べた通り以下のPhilips Hue(ヒュー) ブリッジというデバイスが別途必要になる。
その場合、デバイスが余計に増えることになり、電源の確保も余計に必要になる。さらに、Hueブリッジは有線LAN接続となるのでルーターの有線LANポートの確保も必要になってしまうなど無駄にリソースを食ってしまう。
その点Amazon Echo Plusを持っていれば、余計なリソースを食いつぶさずに簡単にPhilips Hueランプを操作することが出来る。
ただし、Amazon Echo Plusでの操作はHueランプの簡単な操作のみとなり、より細やかなライト操作、Hue Dimmerスイッチとの連携はHueブリッジを購入しないとできない。
私の場合、Hue Dimmerスイッチを使う必要性がでてきたため、HueランプとHueブリッジ、Hue DimmerスイッチがセットになったPhilips Hueホワイトグラデーションスターターセットを後日購入した。
Philips Hueホワイトグラデーションスターターセットについては以下の記事を参照してほしい。
外出先からの操作にも対応
Philips Hueランプは当然外出先からの操作にも対応している。
スマートフォンのAlexaアプリから操作すれば、いつでもどこからでも自宅のHueランプを操作することが可能だ。
ホワイトグラデーションシングルランプで十分
Philips Hue(ヒュー)ランプには、1600万色以上の調色に対応した、Philips Hue(ヒュー) シングルランプv3というものも販売されている。
しかしながら、お値段が高すぎてお金に余裕のある人しかなかなか手が出せないのではないだろうか。
また、1600万色もの調色機能がついていても、自宅の使用でカラフルに調色する機会なんてほとんどないだろうと思う。
その点、Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプは、手が届くレベルの価格だし、色も電球色から昼光色までの5色に対応しているので非常に実用的なランプだ。
自宅での使用においては、わざわざ高い方を買わなくても、ホワイトグラデーションランプで十分だと思う。
安心の2年保証
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプには2年保証がついている。
以前紹介した、以下の中華製のWi-Fi電球は、Hueランプよりも安いが保証が1年しかついていないので少々心もとない。
どこかよくわからない中華メーカー製より欧州の有名メーカーが作ってる方が当然安心感もある。
長く使いたいならやっぱりPhilips Hueランプがお勧め。
使ってみて残念な点
Amazon Echo PlusとPhilips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプの組み合わせで使ってみて残念に思った点やランプ自体のデメリット等を紹介する。
Philips Hue公式アプリからは操作できない
私はてっきりPhilips Hueの公式アプリから操作できるものと思っていたのだが、Echo PlusからPhilips Hueランプをセットアップする場合、公式アプリからは操作できない。
Philips Hue公式アプリは、Hueブリッジを使用することを前提として設計されているようで、アプリを起動しても「Hueブリッジは検出できませんでした」と表示されその先に進めない。
スマートフォンのAlexaアプリは起動に少し時間がかかるし、電球コントロール画面を出すにも手間がかかる。スマホのAlexaから音声操作すれば多少は早くなるが、外出先での音声操作は奇異の目で見られる可能性がある(笑)のでなかなか難しい。
てなわけで、Amazon Echo Plusとの組み合わせは公式アプリが使えないという若干のデメリットがあることを知っておこう。
音声による調色操作に若干の難がある
上述の「音声コマンドで操作する方法」でも触れたが、音声コマンドで調色操作を行う場合に、Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションランプでサポートしている色とコマンドで指定する色がかみ合っていないケースがあり混乱する。
仕様なのかバグなのか判断できないが、サポートしている色と音声コマンドで指定する色はしっかり合致するようにしてほしい。
ランプが密閉型器具に非対応
通常、お風呂などで電球を使用する場合は、密閉型器具に対応した電球を使うと思うが、Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーションシングルランプは密閉型器具には非対応だ。
そのため、お風呂などでの密閉型器具に入れての使用は、寿命低下や故障するリスクが高まるので完全に自己責任ということを理解しておこう。
出来れば、密閉型器具に対応したPhilips Hueランプを発売してほしいところだ。
まとめ
自宅内の電球のスマートホーム化において、安いWi-Fiスマート電球を使用するか、少々お高めのPhilips Hue(ヒュー)ランプを使用するかは非常い悩ましい問題だ。
ただ、品質面、長期保証、実用性、使いやすさを考えるとPhilips Hueランプが有利なことは確か。
Amazon Echo Plusを持っていれば、別売のHueブリッジを購入する必要もないので、個人的にはPhilips Hueランプを使用することをお勧めしたい。
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