WordPressでブログを始めた時にとりあえず設定しとけと言われるPing送信先サーバー。ブログ初心者の方は訳も分からず設定している人も多いのではないだろうか?
昔は数多くあったPing送信先サーバーだが、年々閉鎖されていっており、今や使えるものはごくわずかとなってしまっている。
今回、このブログを立ち上げるに当たり、改めてPing送信先サーバーを精査したので、あらためてPingについてまとめたいと思う。
目次
Ping送信とは?
Ping送信とは、公開されているPingサーバーに対して、WEBページの更新および更新内容を通知する仕組みのことを指す。
WordPressにはこのPing送信というメカニズムがデフォルトで搭載されており、設定画面でPing送信先サーバーを設定できるようになっている。
Ping送信先サーバーが設定しておけば、記事を投稿すると、設定先サーバーに更新通知が送られる。
Ping送信にメリットはあるの?
Ping送信により得られる効果としては、一般的に以下のような効果があげられる。
- ページがインデックスされるのが早くなる
- 非リンク効果がある
- リファラ流入によるアクセス数の増加
たしかに、こんな効果があるのなら是非ともPing送信しておきたいところだ。
しかしだ、検索エンジンの機能は年々進化しており、一昔前までと事情が異なってきている。
相次ぐPing送信サーバーのサービス停止がそのことを如実に反映しているといえよう。
Ping送信サーバーの役割はほぼ終焉
Ping送信が有効に機能していたのは一昔前までといっても過言ではない。個人的にはPing送信については、歴史的な役割をほぼ終えたと考えている。
以下でその理由を解説する。
ページがインデックスされるのが早くなる
Ping送信することで、google等の検索エンジンのクローラーを呼び込めるので、検索エンジンにページをインデックスする時間が短縮できるといわれてきた。
しかし、今はGoogle Search Console等のサイト更新通知の仕組みが用意されており、Ping送信しなくてもクローラーを呼び込むことが可能となっている。
つまり、クローラーに来てもらう点においては別にPing送信をしなくてもよくなっている。
非リンク効果がある
Ping送信すると、Ping送信先サーバーでサイトへのリンクが掲載されるため、非リンク効果を高める効果があると言われてきた。
しかし、現在のgoogle検索において、質の低いサイトからいくらリンクを受けたところで意味がないというのが現在のSEOの常識だ。
Ping送信先サーバーのサイトが質の高いサイトであるわけがない。つまり、Ping送信したからと言って、検索エンジンの上位に表示させる要因に寄与することはほぼないと言っていいだろう。
リファラ流入によるアクセス数の増加
Ping送信サーバーには、サイトを登録せずに利用できものと、サイトの登録が必要なものに分かれる。
登録なしで使えるPing送信先サーバーにいくらPing送信を行ったところでPing送信先サーバーからのリファラ流入はほぼないといってよい。
ほとんどの人は情報が必要な時は検索エンジンを利用するはずだ。わざわざPing送信サーバーにアクセスし、そこからウェブサーフィンするような奇特な人はほぼいないからだ。
以前は、Googleブログ検索というサービスが存在したが、それも今ではサービスが終了しているのでgoogleにPing送信したところでもはやなんの意味もない。
ただ、登録が必要なping送信サーバーであれば、まだ利用価値は若干残っている。ただし、そのPing送信サーバーが非常に有名で利用者がたくさんいる場合に限る。
現時点では、以下のブログランキングサイト等は利用している人も少なからずいるのでリファラ参照も多少は見込めかもしれない。ただし、利用するにはサイトを登録した上で指定のPing送信先を設定する必要がある。
いずれにせよ、リファラ参照のアクセスは微々たる物だと思った方がいいだろう。ただし、サイト作成初期など、人目に触れる機会がほぼない時には、上記のランキングサイトを利用するのはありかもしれない。
2017年最新Ping送信先サーバーリスト
2017年12月12日現在において、有効だと思われる登録の必要のないPing送信先リストは以下のとおりだ。
サービスが終了していたり、登録が必要なものを除外していくと利用可能なサーバーがほとんどなくなってしまった。
Ping送信あんま効果ないよと上述してきたわけだが、おまじない程度にPing送信先サーバーを設定しておきたい人は以下のリストのアドレスを設定するとよいだろう。
http://ping.fc2.com/
http://ping.feedburner.com/
http://ping.freeblogranking.com/xmlrpc/
http://ping.blo.gs/
「Ping送信先リスト」でgoogle検索すると、Ping送信先リストを掲載したブログがたくさん表示されるが、登録が必要のないサーバーと登録が必要なサーバーを混在して掲載してしまってる場合がほとんだ。
登録が必要なPing送信先サーバーに、サイトを登録していない状態でいくらPing送信したところで何の意味もない。
また、サービスが終了しているにも関わらず、Ping送信機能だけ生きているサーバーもあり、Ping送信が成功したという理由だけでそのようなPing送信先サーバーを記述してしまっているリストも多い。
そんなリストを掲載している残念すぎるサイトは一切信用しないようにしよう。
当サイトに掲載のリストは意味のないPing送信先サーバーは全て排除しているので安心してほしい。
Ping送信先の設定方法
Ping送信機能を利用する場合、ワードプレス標準機能を使用する場合と、さらに便利な機能を付加したプラグインを利用する方法がある。
今回は、ワードプレス標準機能を使用する場合のPing送信先サーバーの設定手順を解説する。
WordPressにログインし、管理画面左メニューの「設定」から「投稿設定」をクリックする。
「投稿設定」画面が表示されるので、ページ下方の「更新情報サービス」の所にあるテキストボックスにPing送信サーバーアドレスを1行づつ記述する。
最後に「変更を保存」ボタンをクリックすれば、設定は完了だ。
最後に
今回の記事では、Ping送信に関する私の見解や、最新のPing送信先サーバーリストを紹介した。
個人的には、Ping送信の効果はほぼないと思っているが、設定しないよりはしておいた方がいいかなという程度の理由で、私はこの記事で紹介したサーバーリストを一応ワードプレスに設定している。
Ping送信先の設定について迷っている場合は、当記事を参考にしていただければと思う。