ブログで記事を投稿する際に困るのが、アイキャッチ画像やページ上で使用できる画像、写真の検索だ。
写真、画像の著作権や所有者の権利を常に意識しないといけないし、投稿毎に探していたら非常に時間がかかる。
そこで便利なのが「Pixabay Images」プラグインだ。Pixabay Imagesプラグインを利用すれば、記事やアイキャッチに利用できる著作権フリー画像を「Pixabay」から簡単に検索して投稿記事に差し込むことができる。
この記事では、2017年11月29日現在の情報を基に、WordPressプラグイン「Pixabay Images」の設定と使い方について解説する。
Pixabay Imagesプラグインとは
「Pixabay Images」は、著作権のない画像や動画の共有サイト「Pixabay」からCC0パブリックドメイン画像(著作権が放棄された画像)を取得することができるWordPressプラグインだ。
写真動画共有サイト「Pixabay」では100万枚以上の著作権フリーの画像や動画が公開されており、すべてクリエイティブコモンズCC0ライセンスの元公開されているので、商用、非商用を問わず自由に利用することができる。
Pixabay Imagesの主な特徴は以下の通り。
- 記事投稿画面の「メディアを追加」ボタンからPixabayのCC0パブリックドメイン画像を検索
- イメージタイプ(クリップアート、写真)や縦向き横向き でフィルタリング検索が可能
- 検索結果の画像表示には無限スクロールを採用
- WordPressメディアライブラリーへの直接画像アップロード
- 画像挿入には標準的なメディアダイアログを利用できる
- WordPressに溶け込む形の統合を実現
インストール方法
Pixabay ImagesのインストールはWordPress管理画面から可能だ。
WordPressにログインし、管理画面左メニュー「プラグイン」から「新規追加」をクリックする。
「プラグインを追加」画面が表示されるので、右上の「キーワード」の所に「pixabay」と入力する。
すると、画面所に「Pixabay Images」が表示されるので「今すぐインストール」ボタンをクリックする。
インストールが完了したら「有効化」ボタンが表示されるので、「有効化」ボタンをクリックする。
「プラグイン」画面に切り替わり「プラグインを有効化しました」と表示され、一覧に「Pixabay Images」が表示されていればインストールは完了だ。
設定
「Pixabay Images」の設定を行うには、WordPressの「設定」メニューの中に追加された「Pixabay Images」という項目をクリックする。
以下のようにPixabay Imagesの設定画面が表示される。
設定できる項目はたったの4つだけだ。
■Language
使用する言語を選択
■SafeSearch
Exclude inappropriate or explicit imagesにチェックを入れると不適切もしくはみだらな画像が検索結果から除外される。
■Attribution
Insert image creditsにチェックを入れるとクレジット表記タグが自動で挿入される。デフォルトでチェックがついているが、クレジット表記を入れたくない場合はチェックを外しておけばよい。
■Button
Show Pixabay button next to “Add Media”にチェックを入れると、新規投稿画面の「メディアを追加」ボタンの右横にPixabayボタンが表示される。
Pixabay Imagesの使い方
Pixabay Imagesをインストールすると、新規投稿画面の「メディアを追加」ボタンの右横に「Pixabay」ボタンが表示されるようになる。
記事内で使用する画像を検索したい時はこの「Pixabay」ボタンをクリックする。
すると以下のようにPixabay Imagesの検索画面が表示される。
大まかな使い方は以下の通りだ。
①の所には探したい画像の検索キーワードを入力する。虫眼鏡をアイコンをクリックすることで検索結果を表示できる。
②の所でフィルタリングの設定を行う。
各チェックオプションの意味は以下のとおり。
- Photo:写真を検索対象にする
- Cliparts:クリップアートを検索対象にする
- Horizontal:横向き(横長)画像を検索
- Vertical:縦向き(縦長)画像を検索
全てにチェックもしくは全てのチェックをはずして検索を行った場合、全ての画像が検索対象となる。
③Pixabay Imagesの設定画面をWEBブラウザの新規タブ上に表示する。
キーワード検索
ためしに、「Pixabay」をキーワードとして検索してみる。
テキストボックスに「Pixabay」と入力し、「虫眼鏡」アイコンをクリックする。
すると、以下のように検索結果が表示された。
右横のスクロールバーは、無限スクロールを採用しているため、検索結果が存在し続ける限りスクロールするたびに新しい画像が次々に表示されていく。
フィルタ機能を試す
フィルタ機能を試してみよう。キーワードは先ほどと同じ「Pixabay」を使用する。
写真のみを表示
写真のみを検索対象にするには「Photos」にチェックを入れ、「Cliparts」のチェックを外して検索を行う。
下記は、写真のみを対象とし、横向きと縦向き両方の画像を表示する設定で検索したもの。
写真のみが検索結果に表示された。縦長と横長どちらも表示れていることがわかる。
クリップアートのみを表示
クリップアートのみを検索対象にするには「Photos」のチェックを外し、「Cliparts」にチェックを付けて検索を行う。
下記は、クリップアートのみを対象とし、横向きと縦向き両方の画像を表示する設定で検索したもの。
横向き画像のみを表示
横向き(横長)画像のみを表示するには「Horizontal」にチェックを入れ、「Vertical」のチェックを外して検索を行う。
下記は、写真とクリップアートの横向き画像のみを表示する設定で検索したもの。
横長の画像のみが表示されていることがわかる。
縦向き画像のみを表示
縦向き(縦長)画像のみを表示するには「Horizontal」のチェックを外し、「Vertical」にチェックを入れて検索を行う。
下記は、写真とクリップアートの縦向き画像のみを表示する設定で検索したもの。
縦長の画像のみ表示されていることがわかる。
検索画像を投稿記事で使用する
検索結果に表示されている画像で、投稿記事に使用したい画像が見つかったら画像の上にマウスカーソルを持っていこう。
下矢印や画像サイズなどが表示されるので、画像をクリックする。
すると、Pixabay Images画面の中の「メディアライブラリ」タブが表示される。
ここでは、PixaBayからダウンロードした画像の各種設定を行う。
①画像のタイトルを入力する。
②使用する画像サイズを選択する。
③「投稿に挿入」ボタンをクリックする。
すると以下のように新規投稿画面のエディタの中に画像が表示される。
後は普通に記事を入力し「公開」ボタンを押せば画像つき記事の完成となる。
アイキャッチ画像としても使用したい場合
Pixabay Imagesプラグインでは、アイキャッチ画像の設定も行うことが可能だ。
アイキャッチ画像として使用したい場合は、先ほどの「投稿に挿入ボタン」を押す前に「アイキャッチ画像として使用」というリンクをクリックすればいい。
すると「アイキャッチ画像として使用」というリンクの文字の箇所に「完了」と表示され、その後「投稿に挿入」ボタンと「削除リンク」だけの表示となる。
続けて画像を投稿に挿入したい場合は、「投稿に挿入」ボタンをクリックする。投稿に挿入せずに投稿画面に戻るには、右上の「×ボタン」をクリックすればよい。
ワードプレス投稿画面右側の「アイキャッチ画像」の欄を確認してみよう。以下のようにアイキャッチ画像が設定されているはずだ。
最後に
Pixabay Imagesを利用すれば記事にあったイメージを効率よく見つけることが出来るのでWordPressを使用する場合は必須のプラグインだと思う。
画像なしのブログ記事と画像ありのブログ記事を比較した場合、画像がある記事の方がアクセントがあって読者には受けがいい。
また、いまやワードプレスブログでの使用が当たり前となったアイキャッチ画像を探す用途でも非常に便利だ。
ブログ記事を投稿する際はこの「Pixabay Images」プラグインを活用し、画像付きの記事投稿やアイキャッチ画像の指定を行うことをお勧めしたい。
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