現在、私が使用しているWindowsノートPCの「HP Spectre x360」。
HP Spectre x360は、入出力インターフェースとしてUSB Type-C x 2、USB Type-A x 1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート x 1しか搭載しておらず、少々心もとない。
そこで、インターフェースを拡張するために、「RayCue USB-C TRAVEL DOCK」なるUSB-C USB Type-C 多機能 ハブ(8 in 1)を購入してみたので紹介する。
目次
RayCue USB-C TRAVEL DOCKについて
RayCue USB-C TRAVEL DOCKは、8つものインターフェースを1つの機器にパッケージングしたマルチ機能アダプター(USB Type-C多機能ハブ)だ。
USB-Cポート搭載のMacBook(Pro)やUSB Type-Cポート搭載のノートパソコン等で使用することができる。
8つのインターフェースの内訳は、HDMIポートx1、VGAポートx1、3.5 mmヘッドホンオーディオポートx1、TYPE-C充電ポー トx1、USB 3.0ポー トx1、カードリーダ(TF(MicroSD)カード、CFカードとSDカード)となっている。
開封の儀
箱を開けると、黒いケースが入っている。
黒いケースを開けると以下のように商品が現れる。
中には商品本体と英語と中国語で書かれた小さな説明書のみが入っている。
商品裏面はケーブルが収納されている。
以下は各接続ポートの写真だ。
各インターフェースの説明
RayCue USB-C TRAVEL DOCKに搭載されている各インターフェースについて解説しておく。
Type-Cポート
搭載しているType-Cポートは急速充電にも対応した充電、給電用で、Macbook、Type-C搭載PC、その他のUSB-Cデバイスに電源を供給できる。
以下は、USB-C TRAVEL DOCKをHP Spectre x360のType-Cポートに接続し、HPノートの電源ケーブルをTRAVEL DOCKのType-Cポートに接続した時の写真。
電源モード(接続)となっていて無事充電されていることがわかる。
HDMIポート
MacBookやノートパソコンのディスプレイをHDMI対応機器に最高1920*1080pの高画質ビデオ画像で出力することが可能。
デスクトップ画面を出力先にミラーリングしたり、デスクトップを拡張表示することができる。
VGAポート
VGAポートがついているので、HDMIポートのついていない旧型のテレビ、モニター、ディズプレイ、プロジェクター等のVGA対応機器に最高1920*1080pの高画質ビデオ画像を出力することができる。
HDMI同様、ノートPCやMacbookのデスクトップを出力先にミラーリングしたり、デスクトップ拡張することが可能。
HDMIとVGAポート同時使用も可能だが、その場合、ディスプレイ同士は同じ映像を映すことになりう。
3.5mmイヤホンジャックポート
このイヤホンジャックポートは、VGAポートもしくはHDMIポートに接続がある時のみ有効になる。
USB-C TRAVEL DOCKをノートPCに単に接続しただけでは有効にはならないので注意が必要だ。
アマゾンのレビューで「3.5mmジャックポートは使えない」と書いている奴がいるが、このことをわかっていないのだろう。
TFカード(microSDカード)リーダー
MicroSD/T-Flashカードの読み書き、コピーをサポートしている。
CFカードリーダー
UDMA6 / UDMA7 CFメモリカードの読み書き、コピーをサポートしている。
SDカードリーダー
SDHC UHS-1、SDXC UHS-1の読み書き、コピーをサポート。
USB3.0ポート
高速USB 3.0ポートが搭載されており、最大5Gbpsでのデータ転送が可能
使用してみたよかった点
実際に使用してみていいと思ったのが以下の点。
粗悪品ではない
中国メーカーなのでどうしても品質を心配してしまうのだが、全搭載ポートすべて問題なく動作してくれており、そこそこしっかりした商品だったので安心した。
PCに給電しながら使える
TypeCポートでPCに給電しながらハブを使えるので非常に便利だ。
PCのバッテリーが少ない時でも安心して使用することができる。
これ1台あればたいてい事足りる
1台に8つのインターフェースを搭載しているので、たいていの用途はこれ一台で賄える。
外出先でこれを持っていればいざという時にも安心だ。
デザインが格好いい
デザインは格好良くてどんなPCにもあう感じ。
PCに接続すると、接続中は中央の部分が青く光るのも格好いい。
HDMIとVGAを併用可能
個人的な使い方としてはあまり意味はないが、HDMIとVGAを併用して同時出力することも可能で、2台のディスプレイにPC画面を出力することが可能だ。
なにかのイベントごとで多数にPC画面をディスプレイしたい時に役に立つかもしれない。
ケーブルが収納できる
ケーブルが収納できるので持ち運びに非常に便利。
商品名がTRAVEL DOCKとなっていることから持ち運びを想定した商品設計になっているのだろう。
使用してみて不満だった点
不満な点を挙げるとすれば、接続ケーブルがフラットな所。
フラットなのでケーブルを自由自在に折り曲げて使うことができず、接続すると以下の写真のようにサイドにどかーんと領域がとられてしまう。
折り曲げれないこともないのだが、ケーブルが無理やりねじれた状態になるのでよろくしくないし、戻そうとする力が強いので安定しない。
出来れば丸型ケーブルの方がよかった。
ケーブルの短さも少しネックだ。
収納しやすくするため仕方ないのだが、その分利便性が少し損なわれている。
まとめ
最近の 薄型ノートPC等は、各種インターフェースが削られる傾向にあるので、いざという時に困ることがある。
普段常用するものではないが、今回紹介したようなマルチ機能アダプタを1台持っていればいざという時にも安心だ。
使用しているPCにインターフェースが少ししかついてないなら、是非1台保険で購入しておくとよいだろう。