以前購入した日立のサイクロン式クリーナー 「パワーブーストサイクロン CV-SF300」が本体の電源はつくのだが、パワーヘッドが回転しなくなりまともに掃除ができない。

仕方なく、別の掃除機を調達することにしたのだが、最近はインフレのせいで掃除機がめちゃくちゃ高くなってて驚く。
これいいなと思うサイクロン掃除機はだいたい3万円以上している。正直、掃除機に3万円もだすのはあほらしいので悩んでいると、ひときわ安いサイクロン掃除機を発見。
それが、シャープのサイクロン掃除機EC-CT12だ。
すでに、9か月間使用した結果、非常にコスパの高いサイクロン掃除機だった。実際に使用した感想やレビュー・口コミなどを紹介したい。
シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C とは?
「シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C」は、シャープ株式会社が販売しているキャニスタータイプのサイクロン式クリーナーだ。
吸込仕事率は最大450W。
「HPEAクリーンフィルター」で、微細なホコリもしっかりキャッチしてくれ、高速旋回気流でごみと空気を強力に遠心分離する遠心分離サイクロンにより、高い吸塵力を持続してくれる。
ヘッドは、風の力でブラシを強力回転させるタービンヘッド方式。裏面吸い込み口に「から拭きブラシ」を搭載しており、掃除機をかけるのと同時にフローリングのから拭きもできるようになっている。
お掃除モードは、強・中・やさしさの3種類から選択することが可能だ。
つまみを回すだけでHEPAクリーンフィルターを簡単にクリーニングできる、フィルターセルフクリーニング機構やワンタッチ着脱カップでお手入れもらくらく!
製品仕様
型番 | EC-CT12-C |
---|---|
タイプ | サイクロン式 |
カラー | ベージュ系 |
吸込仕事率 | 450W~約70W |
消費電力 | 1,000~約240W |
運転音 | 64~約57dB |
集じん容積 | 0.35L |
本体寸法[幅×奥行×高さ] | 257×363×248mm |
本体質量(付属品含む) | 3.8(5.0)kg |
コードの長さ | 5m |
スタンド収納時の高さ(コンパクト収納時の高さ) | 950(725)mm |
開封の儀
では、さっそく開封していこう。
まずは、箱を開けた直後の写真。

中身を全て取り出したのが以下の写真。

掃除機本体。

掃除機のヘッド部。

ヘッドの裏側はこんな感じ。自走式ではないのでヘッドにモーターは搭載されていない。

ホースとヘッドをつなぐためのズームパイプ。

ズームパイプは以下のように伸ばすことが出来る。

手元ハンドル+ホース

手元ハンドルの操作ボタンは、強/中、やさしさモード、切の3つだけ。

以下は、家具のすき間等、狭い所を掃除する時に使用する「すきまノズル」。手元ハンドルとズームパイプの両方に取り付ける事が可能だ。

以下は、つぎ手パイプ。取り付け経が合わない市販の吸込口を付ける時に使用する。

こちらはダストボックスを掃除する時に使用するはけ。

本体とホースをつないだところ。

ホースとズームパイプを接続したところ。

ヘッドとズームパイプを接続した所。

全部繋いだら完成。ヘッドのパイプの方についているフックを本体裏のホルダーに差し込んで収納できる。手元ハンドルを外してホースをズームパイプに巻き付ければ、さらにコンパクトに収納可能だ。

EC-CT12-C本体を徹底解剖!
シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-Cの本体部をより詳しく見ていく。
本体正面。

本体右サイド側。

後ろ側。

左サイド側。

本来左後ろに、コード巻き取りボタンと電源コード収納部がある。

カップハンドルの▲をカップ取り外しの▼に合わせるとダストカップを外すことが出来る。

ダストカップを取り外した後の本体はこんな感じ。

以下が、取り外したダストカップセット。上部のカップハンドルを4~5回回すことで、フィルターに付着したほこりをダストカップ内に叩き落とすことが出来る。

黄色の「押す」を押しながらカバー部を持ち上げると以下のようにカバー部を外せる。

ダストカップの中はこんな感じ。

ダストカップには、ゴミ捨てラインが書いてある。ゴミ捨てラインを超える前にゴミを捨てるようにしないと、筒形フィルターにゴミが付着して吸い込み力の低下につながるので注意しよう。

カバー部はさらに分解可能だ。以下は、カバー部からフィルターカバーを外したところ。

以下は、HEPAクリーンフィルターを外した所。HEPAクリーンフィルターは水洗い可能だ。

最終的に、筒形フィルターとカップカバーにまで分解できる。

ダストカップセットは、定期的に分解して水洗いすることで、掃除機の性能を保つことが可能だ。
口コミの評価は?
「シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C」の口コミを各ショッピングサイトで個人的にざっと調べてみた。
2023年5月21日現在、5段階中4以上の評価になっているものばかりだったので、口コミの評価は高いと言っていいだろう。
実際に使ってみた感想・レビュー
吸引力について
フローリングでも畳でも絨毯でもゴミをよく吸い取ってくれるので吸引力は問題ないレベル。
壁際のゴミもしっかり吸ってくれるので、吸引力に関して特に不満はない。
掃除機のかけやすさについて
掃除機をかけやすさについては、価格なりに不満な点は存在する。
まず、ヘッドの左右可動域がほとんどないため、ヘッドをある程度のすき間につっこんで掃除するといったことはできない。
あと、自走式ではなく、風の力でブラシを回転させるタービンヘッド方式のため、自走式のようにらくらくすいすいとは掃除機のヘッドを動かせない。
特に絨毯の上だとヘッドを前に進める際、重く感じる事があり、少々力を入れる必要がある。
ホースは太く弾力性があり短めなので、掃除をしていると本体をすぐ引っ張ってしまうので決して取り回しも良いとは言えない。
本体重量も軽いとは言えないので、掃除のかけやすさという観点では評価は少し低くなる。
静音性について
強で掃除をすると結構音はうるさめ。
ただ、個人的には音がうるさくても吸引力がしっかりしてる方が良いので、音に関しては仕方ないかなという感じ。
ゴミの捨てやすさについて
前回使用していた、日立の「パワーブーストサイクロン CV-SF300」なら、ゴミ捨てはボタンを押すだけのワンタッチでできていたが、「シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C」では、ダストカップセットのカバーを自分で外すというひと手間が入る。
ごみの捨てやすさについては、ワンタッチで捨てれる掃除機と比べると劣ってしまうが、カバーは簡単に外せるのでそれほど苦にはならない。
ダストカップの掃除のしやすさについて
シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-Cのダストカップセットは、各パーツを細かく分離できるし全て水洗いOKなので、ダストカップ全体の掃除は非常にやりやすい。
ゴミが貯まるダストカップ自体も、カップ丸ごと空洞なのでゴミが捨てやすいし、水洗いする時も余計な突起等がないのできれいに洗うことができる。
お手入れの目安は以下の通り。
- HEPAクリーンフィルター:3ヵ月に1回水洗い
- 筒形フィルター:月2回水洗い
- その他の部分:月1回水洗い
ダストカップの掃除を定期的にしないといけないのがサイクロン掃除機の宿命なので、ダストカップ全体の掃除のしやすさは非常に重要だ。
ダストカップ全体の掃除は手間がかかるけども、掃除のしやすさで言えば、EC-CT12-Cは合格点を上げたい。
まとめ
「シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C」のメリット、デメリットは以下の通り。
- 価格が安くコストパフォーマンスに優れている
- 吸引力が強い
- ゴミは捨てやすい方
- ダストカップの掃除がやりやすい
- 自走式ではないのでラクラク掃除とはいかない
- ホースが太く短めで取り回しが悪い
- ヘッドの可動域が少なくすき間の掃除がしにくい
- 稼働音は大きめ
資源高インフレで、各主要メーカーの掃除機が根こそぎ高騰化している中、シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-Cは、誰でも手の届きやすい低価格で購入することが出来る。
主力の3万円台クラスの掃除機と比べると、機能面や使い勝手等見劣りする点も多いが、それでもこの価格にしては個人的には十分満足いくレベルの掃除機だった。
掃除機に3万円以上もだしてられるかという方やコスパ重視の方は、シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-Cの購入を検討してみるといいだろう。
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