ワイヤレスイヤホンブランドの「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」から最新のワイヤレスイヤホン「Air4 Pro(エアフォー プロ)」が、10月25日(水)に発売された。
今回、SOUNDPEATS様より、レビュー用に商品提供を頂けたので、発売されたばかりの「SOUNDPEATS Air4 Pro ワイヤレスイヤホン」のレビューを行った。
付け心地は抜群で、フィット感がすごくよくて、激しく動いてもまったく耳から外れる気配がない。音質も特段悪く感じる事もなかった。
最新のaptX Adaptive/aptX Lossless/aptX Voiceに対応し、ノイズキャンセリングも「Adaptive ANC/Clear Voice Capture」に対応しており、将来性もばっちり。
マルチポイント機能、自動装着検出機能、ゲームモード機能、防水機能まで搭載しており、これが1万円いかでかえることを考えるとかなりコスパ最強のワイヤレスイヤホンだと思う。
- 装着感よし!激しく動いても外れない
- Snapdragon Sound、aptX Adaptive、aptX Adaptive Losslessに対応
- バランスの取れた音質
- 優秀なノイズキャンセリング性能
- Snapdragon Sound「aptX Voice」に対応し通話品質が良い
- 2台のデバイスとマルチポイント接続が可能
- 装着検出機能搭載!アプリでON・OFF制御が可能
- ゲームの低遅延モードを搭載
- 箱が開けにくい
- マニュアル(ユーザーガイド)が少し不親切
- タッチパネルの感度が良すぎ?誤操作につながる事も
- 音量の連続調節ができない
- 手動停止のやり方がスマートじゃない
- iPhoneではAir4 Proのポテンシャルを活かしきれない
以下より、「SOUNDPEATS Air4 Pro ワイヤレスイヤホン」を詳細にレビューしていく。購入前に知っておくべきことをすべてお伝えしていくので、購入を検討している方は参考にしてみてほしい。
パッケージ紹介
では、パッケージを開封していこう。
パッケージ表面。
裏面はこんな感じ。
蓋を開けた所。ケースがどーんと鎮座している。
以下が充電ケースとその中に入っているイヤホン本体。
本体が乗っているトレイの下の両サイドに充電ケーブルと、調節用イヤーピースが入っている。
以下が充電ケーブルと調整用イヤーピース。調節用イヤーピースはSサイズ2個とLサイズ2個が入っている。本体にデフォルトでついてるのはMサイズ。
上蓋の中に以下の包みが入っている。
中には以下のユーザーガイドとアプリ導入解説書の2枚が入っている。
以下が、内容物の全て。
商品デザイン
こちらが、充電ケースの表面。あまり高級感は感じないがマットな感じとゴールドっぽいパーツをポイントで入れて安っぽさは少し軽減されている感じ。
表面の真ん中少し下に、小さなLEDライトが付いており、ケースを空けた時、閉じた時、充電中にバッテリー残量が色でわかるようになっている。
こちらが、充電ケースの裏面。ヒンジ部分にSOUNDPERTSと書かれている所がヒンジ部分。
充電ケース下部に、充電ケーブル接続口とペアリングやリセットに使用するボタンがある。接続口はUSB-TypeCコネクタになっていて使い勝手がよい。
以下はサイドの画像。右側にだけデザインが入っている。
充電ケースを空けた所。
充電ケースの蓋は磁石で吸着するようになっており、軽い力で開閉を行う事が可能だ。
また、イヤホンも充電ケースにマグネット吸着されるようになっており、ケースを上下さかさまにしてもイヤホンがケースから落ちることがない。
ワイヤレスイヤホンの外観はこんな感じ。形状はカナル型のワイヤレスイヤホンとなっている。
イヤホン外側の「SOUNDPEATS」のロゴ部分(金色ぽい部分)がタッチセンサーになっており、そこにタッチすることで各種操作が行える。
イヤホンの伸びている部分の内側真ん中あたりにL,Rの表記があるのだが、文字が少し確認しずらいのが少し気になった。
重量・サイズ感
イヤホン片側1個当たりの重量は4.7g。公称の3gと大きく異なる。なぜ?
充電ケースのみの重量は32g。
充電ケース+イヤホン1セットの重量は41.2g。
重量の実測値が公称と大きく異なっているので注意が必要。
ライターと比較した時のサイズ感はこんな感じ。
カラーバリエーション
SOUNDPEATS Air4 Pro ワイヤレスイヤホンのカラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開となっている。
ブラック
ホワイト
装着感はGood!激しく動いても外れない
SOUNDPEATS Air4 Proの耳への装着感は、個人的にはすごくよかった。
しっかりと装着され、激しく動いても落ちる気配はない。
なので、ジョギングやエクササイズ中でも問題なく利用可能だ。
長くつけていても耳が痛くなることはなかったし装着感は大満足。
操作性は微妙!音量連続調節ができない
音量調節の操作をタッチパネル1回タップで行うようになっており、1回ずつしか音量調節することができない。連続で調節する方法が用意されておらず、大きく変更したい時は何回も1回タップを繰り返さなければいけない。
また、タッチパネルの感度が高すぎるのか、端っこにちょっと指が触れただけで操作されてしまうことがあり、それがストレスに感じる時があった。
手動でイヤホンの電源をオフにするときは、タッチパネルを10秒押さないといけないのだが、その操作中に別の操作が実行されてしまうのもよろしくない。
例えば、右側で電源オフ操作をすると途中で曲送り操作が発動してしまうし、左側で電源オフ操作をすると途中で動作モードの変更が行われてしまう。
電源オフなら電源オフだけが機能するような操作体系にすべきだろう。
操作性については改善の余地があると感じるので、今後の改善に期待したい所。
ちなみに、公式アプリでタッチキーの全ての機能を無効にすることも可能だ。
SOUNDPEATS Air4 Proの操作方法
電源オン | 自動:充電ケースを開ける 手動:イヤホンのタッチパネルを1.5秒長押し |
---|---|
電源オフ | 自動:イヤホンを充電ケースに戻してケースを閉じる 手動:イヤホンのタッチパネルを10秒長押し |
再生/一時停止 | 手動:左右どちらかのイヤホンのタッチパネルをダブルタップ |
音量を下げる | 左側のイヤホンのタッチパネルを1回タップ |
音量を上げる | 右側のイヤホンのタッチパネルを1回タップ |
曲送り | 右側のイヤホンのタッチパネルを1.5秒長押し |
ノイズキャンセリング ヒアスルーモード ノーマルモードの切替 | 左側のイヤホンのタッチパネルを1.5秒長押し |
電話を受ける/切る | 左右どちらかのイヤホンのタッチパネルをダブルタップ |
着信拒否 | 着信中、左右どちらかのイヤホンのタッチパネルを1.5秒長押し |
通話切替 | 通話中、左右どちらかのイヤホンのタッチパネルを2秒長押し |
手動ペアリング | 充電ケースのボタンを3秒長押し |
端末の音声認識アシスト機能(Siri/Google)を起動 | 右側のタッチパネルを3回タップ |
ゲームモードの有効化/無効化 | 左側のタッチパネルを3回タップ |
実際の音質はどうなの?
- クアルコム社(Qualcomm)の最先端Bluetoothチップ「QCC3071」を採用
- 次世代ワイヤレスオーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応
- aptX Adaptive、aptX Adaptive Losslessに対応
- 13mmダイナミックドライバー搭載
Snapdragon Soundに対応
SOUNDPEATS Air4 Proには、クアルコム社(Qualcomm)の最先端Bluetoothチップ「QCC3071」を採用しており、低遅延、ロスレス/ハイレゾでの音楽ストリーミング、堅牢な接続性、BluetoothクラシックやLE Audioとの互換性を実現する次世代ワイヤレスオーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応。「aptX Adaptive」、「aptX Lossless」コーデックをサポートしている。
aptX Adaptiveとは?
「aptX Adaptive」は、最大96kHz/24bitというハイレゾ相当のオーディオ伝送が可能なBluetoothオーディオコーデックで、電波状況に応じてビットレートを280kbpsから420kbpsの間で可変させることで、接続を途切れさせることなく低遅延・高音質を実現できる。
aptX Losslessとは?
「aptX Lossless」は、aptX Adaptiveの拡張機能に位置付けられ、最大44.1kHz/16bitのCD音質でのロスレス伝送が可能。
CD品質の音楽再生をワイヤレス通信で楽しむことが可能だ。
「Snapdragon Sound」を利用するには対応デバイスが必要
「aptX Adaptive」や「aptX Lossless」を使用したサウンド体験を行うには、当然送信側端末もSnapdragon Soundに対応していなければ利用できない。
現時点では、Snapdragon Soundに対応しているスマホが少ないため、気軽に高音質を楽しめる環境はまだ整っていないと言えよう。
私は、Snapdragon Sound対応スマホは持っていないため、残念ながらCD品質でのワイヤレスサウンド等をまだ体験することができていない。
Snapdragon Soundの体験は、将来対応デバイスがもっと普及するのを待ちたい。
音質はバランスの取れてて良い感じ【iPhone 12で確認(AAC)】
私のスマホは現在iPhone12を使用中なので、AAC接続のiPhone12で音楽を聞いてみた感想を述べれば、なかなかバランスの取れた音質になっているなと思った。
特性が異なる3つの素材(バイオセルロース、パルプ繊維、PU材料)を組み合わせた13mm大口径振動板採用のダイナミックドライバーを搭載しており、低音再生能力が高いイヤホンと言える。
実際低音はしっかりと元気よく出ているし、耳によく響いてくれる。
かといって高音がうまく再生できないという事もなく、透明感の高いクリアで伸びの良い印象を受けた。
中音域もバランスが取れていて、このレベルの音質であれば私は十分に満足だ。
ノイズキャンセリングはよく効く
- Adaptive ANC(アダプティブアクティブノイズキャンセリング)機能を搭載
- 可聴域において最大45dBのノイズ低減を実現
- 風切り音の低減?
どんなに良い音を流してくれるイヤホンがあったとしても、周囲の雑音や騒音などの環境音が聞こえてしまえば、全てが台無しになってしまう。
それゆえ、近年のワイヤレスイヤホンには大抵ノイズキャンセリング機能を搭載している。
ANC(アクティブ ノイズ キャンセリング)というのは、デジタル信号処理によってノイズを打ち消してくれる技術だ。
つまり、ANC機能を搭載しているイヤホンを使う事で、周囲が雑音・騒音環境下にある場合でもノイズをあまり感じずにイヤホンから流れる音声を楽しむことができというわけだ。
通常のANCは、耳へのイヤホンの装着で気密性が必要となるため、イヤホンを強く耳に押し付けたりひねっったりして調節する必要があるが、これだと快適性を損ってしまう。
そこで登場するのがAir4 Proで対応しているAdaptive ANCという機能だ。
Adaptive ANCは、気密性に依存せずにANC機能が利用できてしまうという優れモノの機能で、イヤフォンの装着状態や周囲の音をリアルタイムに検知しそれに応じてノイズキャンセリングを動的に最適化してくれる。
ユーザーはイヤホンの装着状態を気にする必要はなく、快適にノイズキャンセリング機能を享受できてしまうのだ。
では、Air4 Proのアダプティブノイズキャンセリング機能はどの程度効果あるのだろうか。
今回、お風呂を洗う時にAir4 Proで音楽を聴きながらシャワーを出してノーマルモード、ノイズキャンセリングモード、パススルーモードを切り替えることで、動作確認を行った。
ノーマルモードとバススルーモードでは、シャワー音がうるさくて音楽がよく聞こえないが、ノイズキャンセリングモードだと、音楽がしっかり聞き取れるレベルにまでノイズ音を軽減することができた。
当然、全ての雑音を取り除くことはできないが、ノイズキャンセリング機能は優秀な部類に入るのではないだろうか。
風切り音については一応低減されているらしいのだが、扇風機の前でノイズキャンセリングモードで聞いてみた所、ぼこぼこという音が聞こえてくるので低減されているという効果はあまり感じなかった。
風切り音に関してはむしろノーマルモードで聞いた方がぼこぼこ言わないので綺麗に聞こえる。風が強い日に聞く場合はノーマルモードで聞いた方がよいかもしれない。
通話品質も問題なし!
- Snapdragon Sound「aptX Voice」に対応
- CVC(Clear Voice Capture)ノイズキャンセリング機能搭載
Air4 Proは、「aptX Voice」に対応しており、Snapdragon Sound対応端末とペアリングして使用することで、標準的なBluetooth音声通話品質のサンプリングレートである16kHzの2倍の32kHzの超広帯域音声通話が可能になる。
CVC(Clear Voice Capture)ノイズキャンセリング機能は、音声通話を行う際に自分の声をクリアに相手に使えることを目的とした機能だ。
通話を行う際、自分が静かな部屋の中にいるとは限らない。外にいる場合、自動車の行きかう音があったり、風切り音があったりと周囲には様々な環境ノイズが存在するが、そういう環境で聞こえてくるノイズをソフト的に分離して低減し通話相手にノイズを極力届けないようにしてくれる。
Air4 Proではノイズリダクション機能を搭載した6つ(左右のイヤホンに各3つ)のマイクを組み合わせることでノイズを減らした通話が可能になっている。
実際にZoomを使用して通話品質を検証してみた。
私がホスト側で、Air4 Proを装着した家族参加者として通話を行ってみたが、非常にクリアに音声を聞き取ることができた。
スマホの通話やオンライン会議などでも全く問題なく通話を行えると思う。
2台同時接続できるマルチポイント接続が超便利!
- 2台のデバイスとマルチポイント接続が可能
SOUNDPEATS Air4 Proは、2台のデバイスとのBluetoothマルチポイント接続に対応しているので、1台のAir4 Proを2台の親機に同時接続することが可能だ。
例えば、スマホとノートPCを同時に接続しておけば、外ではスマホ、家ではPCで使用するといった事が簡単にできるので非常に便利だ。
再生中にデバイスを切り替える場合の挙動を紹介しておくと、Aデバイスで再生中にBデバイスで新たに再生を行うとAデバイスの再生が自動で停止されBデバイスの再生が自動で開始される。
スマホとタブレット、スマホとゲーム機、スマホとFire TV Stick等のように自分がよく使用するデバイスとマルチポイント接続しておくことで、簡単に利用デバイスを切り替えることができるので非常に快適になること間違いなし。
装着検出機能搭載!アプリでON・OFF制御が可能
SOUNDPEATS Air4 Proには、装着検出機能が搭載されており、どちらか片耳のイヤホンを外すだけで再生が自動で一時停止される。
そして、もう一度耳にはめるだけで再生が自動で再開される。
以下の赤丸あたりにセンサーが入ってるようで、片方のイヤホンを外して音楽再生が停止された際に指で赤丸部分を触れて覆い隠してやれば、耳に装着されたと勘違いして音楽再生が再開される。
一時的に片方のイヤホンだけで再生しておきたい場合は、このテクニックが使えるだろう。
装着検出機能は、アプリで機能をOFFにすることができるので、片方のイヤホンを外すたびに停止されるのが嫌な人はアプリで機能を停止しておけばよい。
低遅延のゲームモードモード搭載
SOUNDPEATS Air4 Proにはゲームモードが搭載されており、ゲームモードをONにすることで、音の遅延をより低く抑える事が可能だ。
試しに音ゲーでゲームモードを試してみたが、特に違和感なくゲームプレイを行うことができた。
また、ゲームモードにすることによる音質の劣化も特に感じず。」
カジュアルにゲームを楽しむ人にとってはこれで十分ではないかと思う。
SOUNDPEATS他モデルとの比較
以下は、SOUNDPEATS製ワイヤレスイヤホンのたモデルとの比較表だ。
製品名 | Air4 Pro | Air4 | Air4 Lite |
---|---|---|---|
タイプ | 完全ワイヤレス型 | 完全ワイヤレス型 | 完全ワイヤレス型 |
形式 | カナル型 | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 |
本体操作 | タッチ | タッチ | タッチ |
ドライバー方式 | 13mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—20KHz | 20Hz—20KHz | 20Hz—40KHz |
対応コーデック | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC | LDAC、AAC、SBC |
Bluetoothチップ | QCC3071 | QCC3071 | WQ7033AX |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
最大持続時間(単体) | 6.5時間 | 6.5時間 | 7時間 |
最大持続時間(本体) | 26時間 | 26時間 | 30時間 |
重量 (単体) | 3g | 4g | 4g |
重量 (本体) | 36g | 38g | 37g |
サイズ (単体) | 34.4x24x20.7mm | 18.3*19.1*34.4mm | 18.3*19.1*34.4mm |
サイズ (本体) | 64×24.2×48.3mm | 53.5*24*58mm | 53.5*24*58mm |
充電時間 (単体) | 1.5時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
充電時間 (本体) | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
Adaptive ANC | 対応 | 対応 | 非対応 |
aptx Voice | 対応 | 非対応 | 非対応 |
通話ノイズリダクション | 対応 | 対応 | 対応 |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
装着検出機能 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
風ノイズ低減 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
ゲームモード | 対応(88ms 低遅延) | 対応(88ms 低遅延) | 対応(80ms 低遅延) |
専用アプリ | 対応 | 対応 | 対応 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
通常価格 | 8480円 | 8980円 | 7380円 |
発売日 | 2023年10月 | 2023年7月 | 2023年7月 |
Air4 Proが他のモデルと大きく異なる点は、カナル型であるという点。カナル型は、耳栓のように密閉状態にするため音もれしにくくて外れにくいという特徴を持つ。
他のモデルは、どちらもインナーイヤー型なので、カナル型ワイヤレスイヤホンがよいという方、音漏れは嫌、動いても落ちにくいほうがよいという方は、Air4 Proの選択がおすすめだ。
重量については、スペック上は他モデルより軽量化がはかられているが、公称の重量が実測値と異なっていたので、正直どれほど軽量化されているのかよくわからない。
その他、他モデルよりも優位性があるのが、Adaptive ANCとaptx Voiceの両方に対応、装着検出機能搭載、風ノイズ低減機能搭載という点。
他モデルよりも機能がより充実しており、これから購入するならAir4 Proの方がおすすめだ。
専用アプリについて
SOUNDPEATS Air4 Proでは、公式アプリ「SOUNDPEATS」に対応している。
SOUNDPEATS
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公式アプリでは以下の機能を利用することが可能だ。利用したい方はインストールしておくといいだろう。
- バッテリー残量の確認
- リセット
- ファームウェアの更新
- ボリュームコントロール
- イコライザー(アダプティブEQ、8つのプリセットEQ、カスタムEQ)
- モード切替(ANCモード、通常モード、外音取り込みモード)
- ゲームモードのON/OFF
- タッチキー機能のON/OFF
- 装着自動検出のON/OFF
アプリのホーム画面
ファームウェアアップデート画面
カスタマイズ画面
デメリットはある?個人的に気になったポイント
利用してみて個人的に気になったことを上げておく。
- 箱が開けにくい
- マニュアル(ユーザーガイド)が少し不親切
- タッチパネルの感度が良すぎ?誤操作につながる事も
- 音量の連続調節ができない
- 手動停止のやり方がスマートじゃない
- iPhoneではAir4 Proのポテンシャルを活かしきれない
箱が開けにくい
商品のパッケージングにかぶせフタ式の箱が採用されている。
スマホが入っている化粧箱などもかぶせフタ式のものが多いが、普通は上蓋をもつだけで身の部分(下のケース)が下にスライドして落ちてくるので簡単に開けれるようになっている。
しかし、SOUNDPEATS Air4 Proの箱は、上蓋と身(下のケース)の密着具合がきつすぎて、上蓋を持っただけでは身の部分が下に落ちてこない。
そのため、上蓋をもって振ったり、爪を使ったりして身の部分を引き出す必要がある、ものすごく蓋が開けにくい。
正直、ここまで蓋と身の密着性を高める必要はないと思うので改善してほしい所。
マニュアル(ユーザーガイド)が少し不親切
マニュアル(ユーザーガイド)に基本的な使い方は書いてあるが、ノイズキャンモード、ヒアスルーモード、ノーマルモード、ゲームモードがどういったモードなのかが書かれていない。
すでにワイヤレスイヤホンに使い慣れたユーザーなら書かれてなくてもわかるだろうが、始めてワイヤレスイヤホンを使う人にとっては、各モードの違いやどういう時にそれを使えばいいのわからず困惑すると思う。
初めて使うような人にもわかりやすいマニュアルにした方いいと思う。
タッチパネルの感度が良すぎ?誤操作につながる事も
他の製品がどうなのかはよく知らないが、Air4 Proのタッチパネルの感度がすごく高い。
耳に装着したイヤホンのポジションを調節しようとした際に、タッチパネルの端に指が当たって操作されてしまう事があるので少しストレスに感じる時がある。
音量の連続調節ができない
SOUNDPEATS Air4 Proでは、左右のイヤホンのタッチパネルをワンタップすることで、音量の上げ下げを行うようになっている。
つまり連続した音量調節を行うことが出来ない。
一気に音量調節したい時は何回もタップしないといけないのでそれが面倒だったりする。
アプリでボタン操作のカスタマイズを行えるようにしてほしい所。
手動停止のやり方がスマートじゃない
手動でイヤホンの電源をオフにする方法がいまいち。
タッチパネルを10秒押すことで手動でイヤホンの電源オフが行えるが、10秒押している間に別の操作も実行されてしまう。
右側で電源オフ操作をすると途中で曲送り操作が発動してしまうし、左側で電源オフ操作をすると途中で動作モードの変更が行われてしまう。
気にするなと言われればそれまでだが、正直まったくスマートではない。
電源オフというなら、電源オフだけが機能すべきだ。
iPhoneではAir4 Proのポテンシャルを活かしきれない
iPhoneは、aptX AdaptiveやaptX Losslessには対応していないため、Air4 Proの魅力の1つである高音質「Snapdragon Sound」をiPhoneユーザーだと体験することが出来ない。
iPhoneで利用する場合はAACコーデックが使用される点に注意しておこう。まぁそれでも問題のない音質だとは思うので、「Snapdragon Sound」が使えない点を理解して購入するのであれば問題はない。
コストパフォーマンスは非常に高い
SOUNDPEATS Air4 Proは、最新のaptX Adaptive/aptX Lossless/aptX Voiceに対応し、ノイズキャンセリングも「Adaptive ANC/Clear Voice Capture」に対応。
さらに、マルチポイント機能、自動装着検出機能、ゲームモード機能、防水機能まで搭載しており、これが1万円以下で購入できるのだからコスパは非常に高いと言える。
商品仕様
商品名 | SOUNDPEATS Air4 Pro サウンドピーツ エアフォープロ |
---|---|
発売日 | 2023年10月25日(水) |
発売価格 | 8,480円 |
カラー | ブラック、ホワイト |
イヤホンタイプ | カナル型 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
対応プロファイル | HSP,HFP,A2DP,AVRCP |
対応コーデック | aptX Adaptive,aptX Lossless,aptX Voice,aptX Classic,SBC,AAC |
通信範囲 | 10M |
本体寸法(L*W*H): | 64 * 24.2 * 48.3mm(ケース込み) |
重量 | イヤホン(片側1つあたり):約3g 充電ケース + イヤホン両方: 約36g |
防水規格 | IPX4 |
バッテリー容量 | ケース:330mAh イヤホン:35mAh * 2 |
最大再生時間 | 約6.5時間 ※ケース併用の場合約26時間 |
イヤホン本体 充電時間 | 1.5時間 |
充電ポート | USB Type C |
パッケージ内容 | ・SOUNDPEATS Air4 Pro ・イヤピース:S/M/Lがワンセットずつ ・充電ケース ・TYPE-C充電ケーブル ・取扱説明書 |
Air4 Proはこんな人におすすめ
- aptX Adaptive、aptX Losslessに対応のAndroidユーザーの方
- 複数のデバイスを使い分けたい方
- オンライン会議、ゲーム内ボイスチャット等を行う方
- ハンズフリー通話を行いたい方
- ワイヤレスイヤホンでゲームをしたい方
- コストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンが欲しい方
私は、実はこれまでワイヤレスイヤホンをほとんど使ったことがなかったのだが、SOUNDPEATS Air4 Proを使ってみてもう有線イヤホンには戻れないなと認識を改めた。
Air4 Proはカナル型イヤホンというだけあって、付け心地は抜群で、フィット感がすごくよくて、激しく動いてもまったく耳から外れる気配がない。
なのでランニング中や筋トレ中でも問題なく利用することが可能。
音質も特段悪く感じる事はなく、最新のコーデックに対応しており将来性もばっちり。
各種機能も満載でコスパ最強なので、始めてワイヤレスイヤホンを購入する方にもおすすめだ。
もちろん、不満な点も少しはあるが、コスパの高さはそれを上回っている。
ワイヤレスイヤホンの購入を考えている方は、SOUNDPEATS Air4 Proの購入を検討してみるといいだろう。
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