スマート学習リモコン sRemo-R2【レビュー】アプリのUIはひどいが潜在能力はすごい

Amazon Echo Dotを購入したことは以前報告したが、Echo Dotだけだと声で家電を操作するスマートホームを体験することができない。

Amazon Echo Dotは、Amazonが発売している音声だけで音楽の再生や、情報検索、家電操作等を行うことができるスマートスピーカーだ。Amazonでは、2018年8月16日現在、Echo Dot(エコードット)、Echo(エコー)、Echo Plus(エコープラス)、Echo Spot(エコースポット)の4種類のデバイスをEchoシリーズとして販売している。

Amazon Echoデバイス&Alexaを使って声でテレビやエアコン、通常のシーリングライト、その他赤外線リモコンに対応した家電を操作するためには、現状だとスマート学習リモコンというデバイスが別途必要になるのだ。

スマート学習リモコンには、RS-WFIREX3(ラトックシステム)やNature Remo(Nature)という有名どころがあるのだが、今回8/10に新たに発売された「sRemo-R2」を購入してみた。

予約販売で安く購入できたのだが、予約順に順次発送とのことで私の手元には発売日からかなりの日数が経過してつい先日到着したばかりだ。

とりあえず、使い勝手はどんなものか軽く確かめてみたのでレビューしたい。

sRemo-R2とは?

sRemo-R2は、株式会社SOCINNOが発売するスマート学習リモコンだ。

家電に付属している赤外線リモコンの信号をsRemo-R2に記憶させることで、iPhoneやAndroidスマートフォンから家電を操作したり、Amazon EchoやGoogle Home等のスマートスピーカ等から声で家電を操作することができるようになる。

前モデル(sRemo-R)から初期設定フローがより簡略化され、多機能さはそのままにより簡単にセットアップできるようになっている。

また、sRemo-Rには付属していなかったUSB電源アダプタと電源ケーブルがsRemo-R2では付属するように変更され、製品をすぐに使用できるようになっている。

このように、全モデルよりは確実に良くなっているにもかかわらず、sRemo-R2の通常価格は前モデルより500円安く設定されており、よりコストパフォーマンスが優れた製品に生まれ変わっている。

製品仕様

商品名 sRemo-R2
販売メーカー 株式会社SOCINNO
発売日 先行予約:2018年7月10日~8月9日
通常販売:2018年8月10日
価格 先行予約価格:4,600円(税別)
通常価格:6,300円(税別)
カラー ・シルバー
・レッド
サイズ 43(幅)x79(高)x18(奥)mm
WiFi ・802.11b/g/n(2.4GHz)対応
・セキュリティ:WPA/WPA2
・暗号化:WEP/TKIP/AES
スマホアプリ ・iOS 9.0以降
・Android 4.1以降
搭載センサ ・温度センサ
・湿度センサ
・照度センサ
同梱物 ・USB電源アダプター(5V1A)
・電源ケーブル
スマートホーム対応 ・Amazon Alexa
・Google Home
省エネ設計 月約10円程度(30円/1kW換算)
赤外線制御可能距離 10m以上を確認
登録可能リモコンボタン数 141
簡単初期設定(スマートモード) ・ポート開放不要
・IPアドレス設定不要
・グローバルIP不要

主な機能・特徴

sRemo-R2の主な機能や特徴を以下にまとめた。

  • スマートスピーカー(Amazon Alexa/Google Home)に対応
  • 141個分のリモコンボタンを登録可能
  • 141個のボタンはすべてスマートスピーカーを使用して自然な発話で制御可能
  • 複数のボタンを連続実行(最大16ステップ)させるためのマクロ機能が利用可能
  • リモコンボタンに対してタイマー機能もしくは連続送信機能のどちらかを使用可能
  • マクロ機能を利用して作成したボタンをスマートスピーカーから呼び出せる
  • スマートスピーカーで利用するデバイス名として自由なワードを無制限に設定可能
  • リモコン信号をクラウドに保存・取得が可能
  • 全ての家電信号を保存可能
  • 低価格なのに温度・湿度・照度の3つのセンサーを搭載
  • 温度・湿度・照度データをグラフ閲覧(最大6時間)
  • 過去1年分のセンサーデータを閲覧可能(CSV出力も可能)
  • センサーデータをトリガーにメール通知やリモコン制御、IFFFT連携が可能
  • センサーデータートリガーの条件に稼働時間帯を設定可能
  • IFTTTのLocations(GPS)をトリガーにリモコン制御が可能
  • IFTTTのDate&Timeをトリガーにリモコンのスケジュール制御が可能(毎日〇時にテレビをつける等)
  • ポート開放不要、IPアドレス設定不要、グローバルIP不要の簡単セットアップ(スマートモード)
  • 外出先からリモコン制御(家電の操作)が可能
  • 複数のsRemo-Rを1つのアプリで管理可能
  • エアコン制御用の専用画面を搭載(ただし操作できないエアコン機種あり)

開封の儀

早速開封してみよう。

以下は、パッケージの写真だ。

sRemo-R2なのにロゴがsRemo-Rのままなのはちょっとマイナスポイントだ。

最初パッケージ見たとき、旧デバイス(1世代目のsRemo-R)が送られてきたのかと思ってしまった。

デバイスが異なるならパッケージも当然変えておかないとわかりにくい。

箱を開けてみると、sRemo-R2が真ん中に鎮座していた。

中身を全部取り出してみた。

内容物は、紙類3枚(セットアップマニュアル2枚、お願いと注意)と、電源アダプタ、sRemo-R2本体、接続ケーブルで全てだ。

デバイス一式だけだと以下の通り。

本体のみだとこんな感じ。

本体に記載のロゴもパッケージと同じでsRemo-Rとなっていて1世代目と混同してしまう。

紛らわしいのでちゃんとロゴを変えておけよと小一時間ほど説教したくなる。

こちらは左側側面の画像だ。

左側面には小さな穴があり、その穴の中に初期設定モードSWが設置されている。

こちらは、右側面画像だ。

こちらは、本体裏面の画像。壁掛け用の穴が設けられている。

こちらは下部の部分。ちょっと写真がぼけてしまって申し訳ないが、ケーブルを接続するMicro USB端子が設置されている。

セットアップ手順

sRemo-R2のセットアップは簡略化されてはいるが、スマホアプリのユーザーインターフェースも付属のセットアップマニュアルもちょっと不親切だ。

サポートサイトを見ないと何もわからないことだらけなので、以下の公式サポートサイトにアクセスしてわからないことはそこで情報を収集しよう。

http://sremosup.socinno.com

当サイトでもできるだけ初心者が設定につまずかないように解説したいと思う。

セットアップ前の注意点

sRemo-R2のセットアップする前にルーターにMacアドレスフィルタリング設定が行われていないか確認しておこう。

sRemo-R2はセットアップを完了しないとデバイスのMACアドレスを確認できない仕様になっているため、事前にルーターにsRemo-R2のMacアドレスを登録しておくことができない。

そのため、ルーターでMacアドレスフィルタリング設定が行われているとsRemo-R2がネットワークに接続できないので、セットアップがうまくいかなくなる。

もしMacアドレスフィルタリング設定がされている場合は、一時的にその機能をオフにし、セットアップ完了後にsRemo-R2のMacアドレスをスマホアプリで確認した後で再度有効にするようにしよう。

セットアップ前にルーターのMACアドレスフィルタリングは必ず解除しておくこと

スマホアプリをインストール

まずは、スマホアプリ「sRemo-R」をご使用のスマートフォンにインストールしよう。

sRemoR

sRemoR

SOCINNO無料posted withアプリーチ

デバイスの電源をONにする

設定前にsRemo-R2の電源を入れておこう。

そのほうがスムーズに設定することができる。

まず、sRemo-R2本体とUSBケーブルを接続する。

続いて、電源アダプタとUSBケーブルを接続し、電源アダプタをコンセントに挿そう。

sRemo用クラウド(sCloud)のアカウント作成

sRemo-R2を使用するには、sRemo用クラウド(sCloud)のアカウントを作成する必要がある。

sRemo-Rアプリを起動したらsCloudへのログイン画面が表示されるので、「新規ユーザー登録」をタップする。

「sCloudへ新規ユーザー登録」という画面が表示されるので、必要な情報を入力する。

・ニックネーム:ニックネームを入力
※ニックネームはリモコンのプリセットをクラウドに保存した際に公開される。

・ID(メール):メールアドレスを入力

・パスワード:ログインパスワードを入力

・再パスワード:上のパスワードと同じものを入力

全て入力したら「新規登録」ボタンをタップする。

ログイン画面にSign in With Google、Sign in With Facebookボタンがあるので新規登録せずにGoogleアカウントやFacebookアカウントでログインできると思われるが、私は新規にユーザー登録する方法でアカウントを作成した。

モード選択・Wi-Fi設定

sReomo-R登録【方法選択】という画面で、スマートモードか、カスタムモードのどちらかを選択する。

カスタムモードはいろいろ設定が面倒なので、今回はスマートモードの②個別にWi-Fi設定を選択した。

各モードの特徴は以下の通り。

スマートモード

・屋外から設定関連のメニューが利用できない。(AIスピーカや屋外からのリモコン操作、温度グラフ閲覧は可能)

・ルーターのポート開放やIPアドレス設定が不要

・①WPSによる自動設定と②個別にWi-Fi設定する方法の2通りの設定方法を選択可能

カスタムモード

・屋外からも全ての操作が利用可能

・ルーターのポート開放及びIPアドレスの設定が必要


初期設定(装置設定)画面でsRemo-R2本体が使用する無線のSSIDとパスワードを入力する。

ここで注意してほしいのだが、sRemo-R2では5GHzの無線LANは使えないということだ。

私は最初5GHzの方のSSIDのまま登録作業を進めていたのだが、全く登録が進まずしかも原因がわからなかったのでちょっと焦ってしまった。

画面をよく見てみれば、SSID(2.4GHz帯)等を入力しろと書いてある(でもその後ろの等は余計だろ)のだが、あまり何も考えずに登録を進めてしまった。

てか、5GHzが使えないなら画面上にそう書いておいてほしいところだ。スペースいっぱい余ってるし。こういうところが不親切すぎる。

自宅で使用している無線LANでAとGという二つのSSIDが使える場合はGがついている方のSSIDを入力しよう。

sRemo-R2では5GHzの無線LAN(SSIDにAがついてる方)は使用できない

SSIDとパスワードを入力したら「設定」ボタンをタップする。

すると設定前の注意点というダイアログが表示されるので指示に従って操作しよう。

1.sRemo本体の設定モードを確認

これはsRemo-R2本体の状態表示LEDの点滅が1秒間に3回点滅する状態になっていればOKだ。

以下のような感じで点滅していることを確認しよう。

2.スマホをsRemo-R2本体のSSIDに接続

「(2)スマホを以下のSSIDに接続」の下部に表示されているsRemo-R2本体のSSIDとパスワードを覚えておこう。パスワードは非常に単純なので簡単に記憶できるはずだ。

SSIDとパスワードを確認したら、いったんこの画面は置いといて、スマートフォンのWi-Fi設定画面を開こう。

Wi-Fiの一覧に先ほどのsRemo-R本体のSSIDが表示されているはずなので、それを選択してパスワードを入力し、「接続」ボタンをタップする。

以下のようにsRemo-R本体のWi-Fiに接続できたらsRemo-Rアプリ画面に再び戻ろう。

sRemo-Rアプリ画面を再び表示したら、設定前の注意点ダイアログの「OK」をタップして閉じ、「設定」ボタンをタップする。

sRemo-R名の登録

sRemo-R2本体が無線LANに接続されるとsRemo-R名の登録画面が表示される。

ここでは、使用するsRemo-R2を管理するための名前を登録設定する。

私の場合、テスト的にいろいろな部屋で接続を行うため今回はsRemoR2-1という名前で登録したが、リビングやキッチン等のようにsRemoR2本体を実際に設置する部屋の名前を登録しておくと管理しやすくなり、より実用的に使用することができる。

sRemo-R名は後からでも変更できるが、使用する部屋がすでに決まっているなら部屋名を登録しておくことをお勧めする。

sRemo-Rを名を入力後、「登録」ボタンをタップすると、本体反映中というダイアログが表示されるので、「OK」をタップする。

sRemoへ接続する

sRemo-R名の登録が無事完了したら、sRemo-R一覧が表示されるので、接続するsRemo-R名を選択し「sRemoへ接続」をタップする。

「自動接続」スイッチをONにしておくと、次回アプリを立ち上げたときに同じsRemo-Rに自動で接続されるようになる。

sRemo-R2に接続が成功すると以下の画面が表示される。

以上で、セットアップ作業自体は終わりだが、続けて温度計、湿度計の初期補正をしておこう。

温度計、湿度計の初期補正

初期補正していない状態だと温度計や湿度計の表示に結構な誤差が生じる。私の環境だとアナログの温度計とは+6度、湿度は-33ぐらいの誤差があった。

Amazonのレビューを見ていると温度がおかしいと文句をつけている人がいるが、何のことはない初期補正をしてないだけの話なのだ。

ただ、サポートサイトを見ないと初期補正が必要ということがわからないので、怒る気持ちもわかる。メーカーはセットアップマニュアルに初期補正が必要なことを書いておくべきだろう。

設定手順は以下の通りだ。

まず、スマホアプリ、リモコン画面上部にある温度と、湿度を確認しておこう。

次に、左上のメニューをタップし、表示されたメニューから「設定メニュー(一覧)へ」をタップする。

設定メニューが表示されたら、少し下にスクロールし、「[通知制御]共通設定」をタップする。

温度オフセットと湿度オフセットに補正値を入力する。

例)アプリの温度表示:33度、部屋の温度計:28度の場合オフセット値は-5を入力

入力後は「設定」ボタンをタップして反映させよう。

sRemo-R2のダメな点

まず最初にsRemo-R2にダメ出ししておきたい。なぜ最初にダメ出ししておくかというとこのダメな点さえクリアすれば神デバイスになる実力を持っているからだ。

なので決してこのデバイスをぼろくそに貶すという目的はないことをお断りさせていただく。

2018年8月18日に公式サポートサイトにて以下の案内があった。ここに書いたデメリットは解消されかなり使いやすくなる可能性があり楽しみに待ちたいと思う。

【9月上旬リリース予定】
(スマホアプリのバージョンアップにより実現予定)
・AIスピーカデバイス設定でリモコン番号ではなく専用画面の操作を設定
・一括で全ボタン(1〜141)信号を同期(sRemo単位)

【9月下旬リリース予定】
(本体ソフトとスマホアプリのバージョンアップにより実現予定)
・通知制御設定の制御にリモコン番号ではなく専用画面の操作を設定
・エアコン対応メーカ拡充
・マクロ機能(制御ルール)を個別メニューへ変更し設定方法含めて改善

【10月リリース予定】
(本体ソフトとスマホアプリのバージョンアップにより実現予定)
・テレビ、照明専用画面の追加(エアコン専用画面同様に装置名称、メーカ設定で利用可)
・エアコン専用画面を現在の1画面から6画面に増大し、エアコン、テレビ、照明から選択可

sRemo-R 公式サポートサイトより引用

スマホアプリが絶望的に使いにくい

このsRemo-Rというスマホアプリを一通り触ってみたが、UIが洗練されておらず無駄が多いしとにかく直感的に使えない。

どうやったらこんなセンスのないユーザーインターフェース設計ができるのか理解に苦しむ。

ユーザーの使い勝手なんて一ミリも考えられてない。

言ってみれば、このアプリはデバイスの機能を一通り試すための開発者のための動作確認ツールといったレベルの代物だ。

そのレベルのものをユーザーに提供しちゃまずいだろう。

どう使いにくいのか、個々に指摘しようかと思ったが指摘する点が多すぎて面倒なのでやめておく。

私は、sRemo-R2のデバイス自体の性能は個人的に結構満足しているのだが、このアプリの使いくさ、設定のしにくさがsRemo-R2の魅力を限りなく落としていると思う。

逆に言えば、アプリさえまともなものが提供されれば、他のスマートリモコンを一気に抜き去るポテンシャルを秘めていると言えるのだ。

改善すれば人気はかなり出ると思うのだけど。

本当にsRemo-R2をたくさん売りたいのなら、スマホアプリのUIを一から設計しなおしたほうがいいだろう。

エアコン専用操作画面で操作できないエアコンあり

sRemo-R2にはエアコンを制御するための専用画面が用意されているのだが、この画面から動作しないエアコンがある。

専用画面の操作に対応しているメーカーは2018年8月31日現在以下の6社となっている。

・DAIKIN
・PANASONIC
・MITUBISHI
・FUJITSU
・TOSHIBA
・HAIER

私の家に設置しているエアコンは、三菱重工ビーバーエアコンの少し古い機種だが、エアコン専用画面からは操作できなかった。

対応メーカーとしてMITUBISHIを選択できるのだが、これって三菱電機のことを指しているのだろうか?

ちょっとよくわからないが、対応しているメーカーでも一部動作しない機種があるとサポートサイトにも書いてあるので注意が必要だろう。


できればサポートサイトでどのメーカーのどの機種に対応しているのか詳細な情報を公開してもらいたいところ。じゃないと自分で試してみるまで操作できるのかどうかわからない。

リモコンのプリセットデータがまだ少ない

sRemo-R2ではユーザーが作成したリモコンデータをクラウドにアップロードしてユーザー間で共有できるようになっている。

つまり、自分が使用している家電のリモコンデータを別の誰かがクラウドにアップロードしていればそのデータを使用して一気にリモコンボタンを割り当てることができるのだ。

この機能自体は便利なのだが、ユーザー数もまだ少ないためリモコンデータが充実しているとは言えない状況だ。

うれしことに、私の家で使用しているREGZA H1/Sのリモコンデータはすでに登録されていたので使わせてもらった(ただし登録ボタン数の制限があるので完全ではない)。

この辺は、ユーザー数が増えてリモコンデータを登録する人が増えてくれば徐々に充実してくると思うが、ユーザー任せなのでそうなる保証もない。

家電メーカーと協力するなりして独自にプリセットデータを増やす努力をしてほしいところ。

登録されているリモコン情報は、リモコン検索画面から検索することが出来る。

アプリの設定さえ乗り切ればすさまじく便利

sRemo-R2はAmazon Alexaとの連携で非常に自由度が高く、私がやりたいことはすべて実現できた。

まだすべての機能を試し切れているわけではないが、Amazon Echo&Alexaとの連携においては現状最強なスマート学習リモコンなのではないだろうか。

ちなみにGoogle Homeとも連携可能だが、私がGoogle Homeを所持していないため使い勝手はわからない。

141個のボタンをAlexaのスマートホームスキルで利用可能

sRemo-R2では141個のそれぞれのボタンに、リモコンの信号を割り当てることができるようになっている。

通常、1部屋につき1つのsRemo-R2デバイスを使用することになるが、141個もあれば一部屋分のリモコンボタンは充分事足りるだろう。

リモコン信号を割り当てたボタンは、Alexaのスマートホームスキル(電源のON、OFF)で動作するデバイスとして登録することができる。

スマートホームスキルを利用すると、Alexaに登録したデバイス名を利用して、アレクサ、(デバイス名)をつけて、アレクサ、(デバイス名)を消してという操作を行うことができる。

sRemo-R2では、テレビ電源のONとOFFの信号を割り当てた2つのボタンを「テレビ」というデバイス名でアレクサに登録することで「アレクサ、テレビをつけて」や「アレクサ、テレビを消して」という発話操作が可能になる。

これだけなら、他のスマートホームスキルに対応したスマート学習リモコンでもできる話だ。

でも、sRemo-R2なら、例えば、読売テレビの信号を割り当てたボタンを「読売テレビ」というデバイス名でアレクサに登録することで、「アレクサ、読売テレビつけて」という自然な発話操作を行うこともできてしまうのだ。

定形アクションを活用すればさらに自由度が高まる

Alexaでは定形アクションという機能が用意されている。

定形アクション機能は、実行条件(発話or時間指定)に対して複数のアクションをセットで定義しておける機能。

これを活用すれば、「アレクサ、おはよう」と言えば、「部屋のライトをON」、次に「天気予報を読み上げ」というように連続してアクションを実行できたりする。

このアクション部分には、スマートホームスキルのデバイスのON/OFFを指定することができるので、実行条件に「アレクサ、十チャンネル」、アクションとして「読売テレビをオンにする」という設定が可能になる。

つまり、sRemo-R2なら「アレクサ、十チャンネル」という発話で読売テレビにチャンネルを変えることができてしまうわけだ。

ほかのチャンネルも同じように登録しておけば、数字のみの自然な発話によるテレビのチャンネル変更がAmazon Echoデバイスから可能になる。

Nature Remoを使う場合だと「リモでテレビを3チャンネルに変えて」のように「リモで」という余計な文言が必要になるが、sRemo-R2だと自然な発話でチャンネル変更や音量変更等ができるので非常に便利だ。


マクロ機能を利用すればさらに複雑なことができる

sRemo-R2には、複数のボタンを最大16ステップまで順番に実行できるボタンを作成できるマクロ機能が搭載されている。

次のボタンを実行するまでのディレイ(遅延秒数)を設定することができるので、これを活用すればテレビのサーチ機能等を実現することが可能だ。

例えば3秒毎に選局ボタンを実行するマクロボタンを作成しておけば、そのボタンを「テレビーサーチ」等のデバイス名でAlexaに登録し、定形アクションを使用して「アレクサ、番組をサーチして」の発話でテレビ番組をサーチすることが実現できたりするわけだ。

ほかにも、音量ボタンを複数回セットすることで音量を2つ上げ下げしたり、5上げ下げするなんてこともできる。

古いシーリングライトには、明るさ調整ボタンだけで操作するリモコン(1つのボタン押すたびにでON/調光/常夜灯/OFF/のように状態が変わるタイプ)も存在するが、そういうシーリングライトでもマクロ機能を利用すればON/OFFに対応できるようになる。

マクロ機能を使えば、アイデア次第で自由自在に様々な家電をコントロールすることが出来るようになる。

低価格なのにセンサーが3つもついている

比較的低価格で入手できるスマート学習リモコンにも関わらず、sRemo-R2には温度・湿度・照度の3つのセンサーが標準で搭載されている。

センサーの状態は、スマホアプリでいつでも確認することができ、外出先からも確認が可能だ。

さらに、sRemo-R2では現在のセンサーデータだけでなく時系列データをグラフとして見ることもできてしまう。

このグラフを見ることで、外から家電操作行った際、本当に家電が操作されたか確認するのに役立つだろう。

温度・湿度・照度センサーを使用した家電の自動制御が便利

sRemo-R2では、搭載センサーの情報を利用して、家電の操作を自動で行うことが出来る。

例えば、以下のようなことが簡単に実現できる。

  • 温度が30度以上になったらエアコンの冷房をつける
  • 温度が15度以下になったらエアコンの暖房をつける
  • 湿度が70%を超えたらエアコンのドライをつける
  • 照度が10%を切ったら廊下のライトをつける
  • 温度が35度を超えたらメールで通知

センサーによる制御設定は最大5つまで設定することができる。

条件の発動は〇時~〇時の間だけという設定もできるのできるので、夏場の寝苦しい夜を回避したり、冬場の起床前に部屋を暖めるといったように、アイデア次第で生活をより便利にすることができる。

IFTTTとの連携機能も充実

sRemo-R2はIFTTTにも対応しており、他のWEBサービスと連携したりより複雑なことが出来るようになっている。

IFTTT(イフト)とは、様々なWebサービス同士を連携して自動化することができるサービスのこと。
https://ifttt.com/

IFTTTについては、様々なことが出来るのでここで細かなことをここで解説することはできないが、sRemo-R2とIFTTTを連携させると以下のようなことが可能になったりする。

  • スマホのGPS情報をもとにして、家の近くまで帰って来たら、家の電気やエアコンを自動でONにする。
  • 毎日朝6時にテレビ等を自動でON(スケジュールによる家電操作)
  • 部屋の温度が〇〇度を超えた、下回ったらTwitter等のIFFFT対応サービスに通知(sRemo-R2のセンサーをトリガーにしたIFTTTのアクションを実行)

まとめ

sRemo-R2は、スマホアプリが非常に使いにくく、設定も面倒かつ時間がかかるという致命的なデメリットはあるものの、使いこなすことができればたいていの事が実現できてしまう自由度の非常に高いスマート学習リモコンだ。

特にAmazon Echo&アレクサとの連携は絶品で、使い勝手の良いスマートホームを実現させことが出来る。

私の場合、Echo&Alexaから自然な発話で細かく家電を操作するのが主目的だったので、sRemo-R2には結構満足している(スマホアプリ以外は)。

個人的に評価点をつけるなら10点満点中7点はあげたいかな。

一通り設定方法に触れて使い方に慣れさえすれば、イラつきながらもサクサクリモコン信号を登録することはできる(時間はかかるが・・)ので、sRemo-R2は面倒なことが苦にならず、複雑なことをいろいろやってみたい技術者タイプの人におすすめだ。

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