最近、メインのデスクトップPCを人生初となるRyzen CPUを使用して自作しなおした。
そのRyzenマシンでVMware Workstation Playerを使って仮想PCを起動しようとしたところ「AMD-Vが無効になっている」と怒られて起動することができなかった。
どうやら、Ryzen PCで仮想マシンを起動するには、BIOS設定で「AMD-V」を有効にしてやる必要があるらしい。
今回その設定を行ったので、AMD RyzenマシンでAMD-Vを有効にするために必要な手順を残しておく。
AMD-Vとは?
AMD-V(AMD Virtualization)とは、簡単に言うとAMD社が製造販売するCPU/MPUに搭載されている仮想化技術のことで、ハードウェアレベルでコンピューターの仮想化を支援してくれる。
Intel CPUにも同様の仕組みがあり、そちらは「Intel VT」と呼ばれる。
AMD-Vを使用すれば、一つのCPU上で複数のOS(オペレーティングシステム)を動かすことができるようになる。
より詳しく知りたい方は、以下のWikipediaのページなどを参照してほしい。
x86仮想化(Wikipedia)
AMD-Vを有効にする手順
使用しているマザーボードによって設定方法が異なるので、自身が使用しているマザーボードの説明書を見て「AMD-V」を設定するためのオプションを事前に確認しておこう。
今回は、ASUSのマザーボード「TUF GAMING B550-PLUS」での設定方法を紹介する。
まず、PCの電源を入れマザーボードメーカーのロゴが表示されている間に「F2」キーもしくは「DEL」キーを押す。
すると、UEFI BIOS Utilityが起動するので「F7」キーを押して「Advancedモード」にする。
Advancedモード画面で「詳細」タブをクリックして「SVM Mode」の所を「Enabled」に変更する。

あとは、「終了」タブをクリックし、「変更を保存しリセット」をクリックしてPCを再移動させる。

これで、仮想化技術が有効になり、Mware Workstation Playerなどで仮想マシンを起動できるようになるはずだ。
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