先日、壁を傷つけずに何かを引っ掛けたいといった時に便利なコマンドフックを紹介した。
コマンドフックは、取り付けるものに壁掛け穴があるか、直接引っ掛けられる状態のものにしか使うことができない。
では、引っ掛ける構造をもたない物を、壁を傷つけずに壁に取り付けるにはどうしたらいいだろうか?
そういう時に便利なのが、コマンドタブ+メタルプレート+取り付けたい物へのマグネット取付という組み合わせだ。
壁を傷つけずに壁に物を取り付ける方法
必要なもの
壁を一切傷つけることなく壁になんらかの物を取り付けるには以下のものが必要だ。
- コマンドタブ
- メタルプレート
- マグネット
- 両面テープ
コマンドタブ
コマンドタブは、強力な粘着力があるにも関わらず、外すときにきれいに剥がすことが出来る非常に便利な両面テープだ。
S・L・Mサイズが販売されているので、用途に合わせて最適なサイズを選択する事が出来る。
メタルプレート
メタルプレートは磁石がくっつくレートならなんでもいい。
ダイソーに行けば以下の磁石用ステンレス補助プレートが100円で手に入る。
Amazonでも以下のようなメタルプレートを入手する事が可能だ。
マグネット
マグネットは、壁に取り付けたい物品にマグネットが標準でついていない場合のみ使用する。
壁に取り付ける品に合わせて最適な大きさのマグネットを入手しよう。
Amazon等のネットショップでも購入できるし、ダイソー等の100円ショップでも入手可能だ。
両面テープ
両面テープは、壁に貼り付けたい物に磁石を取り付ける際に使用する。磁石が張り付けられればなんでもOK。
取付手順
今回、ダイソー磁石用ステンレス補助プレートとコマンドタブSサイズ1枚を使用する。
まず、ダイソー磁石用ステンレス補助プレートについている両面テープを剥がそう。
※この両面テープを使って壁にくっつけてしまうと、取り外しに苦労するし、粘着テープが残ったり壁を傷つける可能性があるため。
爪やカッターの先等を使って角を最初に少し剥がし、あとは手で徐々に剥がしていけばきれいに剥がせるはずだ。
以下のようにきれいに剥がせたらコマンドタブを用意しよう。
コマンドタブの赤い方のはくり紙を剥がしてダイソー磁石用ステンレス補助プレートに張り付ける。
次に、コマンドタブの黒い方の剥離紙を剥がして、取り付けたい所に張り付け、30秒押さえ続ける。そして30分間このまま放置する。
今回は、木の壁に取り付けた。
あとは、壁に取り付けたい物に両面テープを使って磁石をくっつけ、メタルプレートの上に張り付ければ完了だ。
今回は、マグネットが標準でついているPhilips Hue Dimmerスイッチを取り付けてみる。
Philips hue Dimmerスイッチについては以下の記事を参照してほしい。
以下のように壁にマグネット吸着でしっかり取り付けることが出来た。
ダイソー磁石用ステンレス補助プレートは、磁石のくっつきが物凄くよく、かなりしっかりと吸着してくれるので非常にお勧めだ。
コマンドタブ+メタルプレート+マグネットで壁付けする利点
物を簡単に着脱できる!
物に直接コマンドタブを張り付けてそれを壁に取り付けてしまうと、物を取り外したい時にコマンドタブそのものを剥がさなければいけない。
しかし、メタルプレートを間に挟んで、磁石で取り付けれるようにすることで、壁に取り付けたものをいつでも好きな時に着脱する事が出来るようになる。
これなら、取り付けるものを簡単に変更することができるし、取り付けた物の掃除、メンテナンスも楽ちんで行える。
原状回復が簡単
全てを取り外して元の壁だけの状態に戻したいといった時も非常に簡単。
コマンドタブをゆっくり引っ張れば壁を傷つけることなく粘着テープを除去することができ、壁を傷つけることなく原状回復する事が可能だ。
マスキングテープで張り付けるDIY手法に騙されるな
最近、多くのブログやウェブサイトで、マスキングテープをつかって壁に貼り付けるDIY手法がやたらともてはやされている。
マステを使って壁に取り付ければ、簡単に取り外せて原状回復できるなんてことが書かれていたりするわけだ。
しかし、マスキングテープは経年劣化で粘着面が劣化し、長く使用したままの場合最終的に奇麗に剥がせない、原状回復できないという事態になるためお勧めしない。
以下のブログ記事では、マスキングテープで原状回復できない現状が語られてる。
マステ信仰は捨て去ることをお勧めする。
まとめ
コマンドタブ、メタルプレート、マグネットを活用すれば、壁を傷つけずに物を取り付けられて原状回復も非常に容易になる。
個人的には今一押しの壁への取付手法だと思っているので、是非一度試してみてほしい。
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