Windows10にはフォトアプリが標準で搭載されているのが、これが写真管理アプリとしてはめちゃくちゃ使いにくい。はっきりいってゴミすぎる。
しかしこのフォトアプリ、iPhoneからパソコンに写真を移動・転送する用途に限ってはめちゃくちゃ便利なのをご存じだろうか?
Windows10標準の写真管理アプリ「フォト」とスマホアプリの「Photos Companion」を使えば、iPhoneからパソコンへWi-Fiを使用して写真を簡単かつ高速に転送、インポート(取り込み)することができてしまう。
今回はそのやり方を紹介する。
目次
Windows10のフォトアプリでiPhoneから写真をパソコンに転送する方法
必要なもの
Windows10とiPhone間で写真をやりとりするには、マイクロソフトが提供している以下の「Photos Companion」と言うスマートフォンアプリが必要だ。
あらかじめiPhoneにダウンロード・インストールしておこう。
Androidアプリも存在するので、Androidスマートフォンとのやりとりも便利に使えるはずだ。
フォトアプリを使うメリット
めちゃくちゃ高速
自宅のWi-Fiを使用して転送を行うため、めちゃくちゃ高速で写真を転送することが出来る。
写真が数百枚あっても数秒で転送が終わってしまう。
めちゃくちゃ簡単
Windows10のフォトアプリで表示させたQRコードをスマホアプリで読みとって、送りたい写真を選択するだけなので、誰でも簡単にiPhoneからPCに写真を転送することが可能。
iPhoneから写真をパソコンへインポートする手順
フォトアプリの初期設定
まず、Windows10のフォトアプリを起動して初期設定を行おう。
右上の「・・・」アイコンをクリックするとプルダウンメニューが表示されるので、メニューから「設定」をクリックする。
設定画面の「プレビュー」項目にある「Wi-Fiを経由したモバイルデバイスからのインポート機能に対するMicrosoftテストをサポートする この機能は、随時変更または削除される可能性があります。」のスイッチをオンに設定する。
そして、左上「←」アイコンで戻り一度アプリを再起動する。
iPhoneからフォトアプリへインポート
フォトアプリの上部メニューから「インポート」をクリックし、表示されたプルダウンメニューから「Wi-Fi経由でモバイルから」をクリックする。
するとQRコードが表示されるので、iPhoneアプリの「Photos Companion」を起動しよう。
「Photos Companion」を起動したら「Send Photos」アプリを起動する。
するとカメラアプリが起動するので、先ほどWindows10のフォトアプリで表示したQRコードをカメラアプリで読み取る。
すると、iPhoneのカメラロールに保存されている写真を選択する画面が表示されるので、パソコンに送りたい写真をタップして選択した後右上の「Done」をタップする。
すると選択したiPhone内の写真がパソコンにあっという間に転送される。
All done!と表示されたら転送は完了だ。
フォトアプリで確認してみると、転送された写真が表示されており正常にインポートされていることがわかる。
PCに取り込まれた写真は、以下のフォルダに保存されているので、あとは好きなフォルダに移動して保管するなりしよう。
なお、フォトアプリに表示されている画像を右クリックして表示されるメニューから「エクスプローラ」を選択すれば保存先のフォルダを開くことが出来る。
まとめ
以前、iPhoneとPC間のファイルのやりとりはCreative Cloudがお勧めという記事を書いた。
確かに、Creative Cloudを使ったファイルのやりとりも使いやすいのだが、外部サーバーを経由するため低速回線でインターネットに接続していると写真の転送にどうしても時間がかかってしまったりする。
それに比べて、Windows10のフォトアプリとPhotos Companionを使う方法だとローカルネットワークのWi-Fiでの転送になるため非常に高速で転送でき、操作も簡単なのでローカルWi-Fiが使える環境であればフォトアプリを使う方法がお勧めだ。
まだ、使ったことがない人は是非一度試してみてほしい。
Creative Cloudには、スクリーンショット共有など便利な機能もあるので状況に応じて使い分けるといいだろう。