2017年10月17日に行われたWindows10 Fall Creators Updateにより、Windows10で公式にSSHがサポートされるようになり、SSHクライアントが標準で利用できるようになっている。
そのおかげで、Windows PowerShellやコマンドプロンプトからSSH接続を手軽に行えるようになった。
Windows7を利用していた時は、SSH接続する際にPuTTY(パティ)というオープンソースのSSHクライアントソフトを利用してきたのだが、デスクトップPCもノートPCもWindows10マシンに変更し今は、手軽に利用できるWindows10標準のSSHクライアントを使っている。
Windows10公式SSHクライアントのインストール方法
Beta版として提供されていたOpenSSHの機能が「Windows 10 April 2018 Update」で正式版となり、デフォルトでOpenSSHクライアントが利用できるようになっている。そのため、April 2018 Update後は、以下のSSHクライアントのインストール作業は不要だ。
Windows10公式SSHクライアントを使うには、別途インストール作業が必要なのだが、簡単な設定だけでインストールできるようになっている。
以下の手順でSSHクライアントをWindows10にインストールしよう。
まずWinキーを押し、検索ボックスにoptionと入力し、メニューに表示された「オプション機能を追加する」をクリックする。
「オプション機能の追加」画面が表示されるので、「機能の追加」をクリックする。
次に「OpenSSH Client(Beta)」をクリックする。
以下のように展開表示されるので、「インストール」ボタンをクリックする。
すると画面上から「OpenSSH Client(Beta)」の項目がいきなり消えるので少しびっくするが、ダイアログ上部の左矢印をクリックして前の画面に戻ってみると、以下のようにインストール中であることがわかる。
インストールが完了すると、以下のように自動でソートされて表示される。
以上でインストール作業は完了だ。
再起動しないとコマンドがまだ使える状態にならないので、ここでWindows10を再起動しよう。
再起動後、コマンドプロンプトやWindows PowerShellからコマンドを入力できるようになる。
SSHサーバーに接続する手順
SSHサーバーへ接続するには、コマンドプロンプトやWindows PowerShellから以下のコマンドを入力する。
ssh -l ユーザー名 サーバーIPアドレス
試しに、自宅で運用しているサーバーにSSH接続できるか確認してみたが、問題なく接続することができた。
まとめ
Windows10にSSHクライアントが標準装備されたことにより、パワーシェルやコマンドプロンプトからSSH接続が簡単に行えるようになった。
余計なソフトを入れずに手軽にサーバー機へSSH接続できるのはやはりすごく便利だ。
まだ試していない方は、標準搭載のSSHクライアントでSSH接続を試してみてみよう。
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