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弥生会計からやよいの青色申告に乗り換えたらコスパ最高だった件

私は、長らく会計ソフトは弥生会計10プロフェッショナルを使用し続けてきたが、古いバージョンを使い続けるのは厳しくなったため会計ソフトを買い替えることにした。

今回、弥生会計ではなくやよいの青色申告20(ダウンロード版)をAmazonで購入してみた。

2022年11月9日追記
記事作成時よりソフトウェアのバージョンが上がったため、やよいの青色申告、弥生会計の最新バージョン23の情報に更新しました。

やよいの青色申告のインターフェースは、機能が絞られている事以外弥生会計と同じなので、何の問題もなく乗り換える事ができた。

私のように1人でビジネスをしているフリーランス・個人事業主用の会計ソフトとしては、「やよいの青色申告」もしくは「やよいの青色申告オンライン」の使用をお勧めしたい。

弥生の会計ソフト一覧

2022年11月9日現在販売されている、弥生の会計ソフト及び公式価格(弥生オンラインストア)情報は以下の通りだ。2022年10月1日(土)より価格が値上げされた。

形式 製品名 対象 公式価格(税抜)
クラウドアプリ やよいの白色申告オンライン 個人事業主専用 ・フリープラン:無料
・ベーシックプラン:9,200円(初年度1年間:4,600円
・トータルプラン:16,800円(初年度1年間:8,400円
やよいの青色申告オンライン ・無料体験プラン:最大2か月無料
・セルフプラン:8,800円/1年(初年度1年間無料
・ベーシックプラン:13,800円/1年(初年度1年間:6,900円
・トータルプラン:24,000円/1年(初年度1年間:12,000円
弥生会計オンライン 中小規模法人向け ・無料体験プラン:最大2か月無料
・セルフプラン:26,000円/1年
起業から2年以内の方:2年間無料
起業から2年以上の方:1年間無料
・ベーシックプラン:35,200円/1年起業から2年以内の方:2年間無料
起業から2年以上の方:1年間無料
デスクトップアプリ やよいの青色申告23 個人事業主向け セルフプラン付き:12,000円
ベーシックプラン付き:18,900円
トータルプラン付き:24,000円
弥生会計23 スタンダード 小規模法人・個人事業主向け セルフプラン付き:48,000円
ベーシックプラン付き:48,000円
トータルプラン付き:74,950円
弥生会計23 プロフェッショナル 中小規模法人向け セルフプラン付き:80,000円
ベーシックプラン付き:80,000円
トータルプラン付き:117,500円
弥生会計23 プロフェッショナル<2ユーザー> セルフプラン付き:105,000円
ベーシックプラン付き:105,000円
トータルプラン付き:155,000円

他に、複数のユーザーで利用できるサーバーを利用したネットワーク対応版の「弥生会計ネットワーク」というものも販売されているが、詳しくは公式HPを参照してほしい。

法人向けクラウド会計ソフト「弥生会計オンライン」にて、起業から2年を超えた方を対象にセルフプラン、ベーシックプランが初年度無料となるお得なキャンペーンを現在実施中だ。また、起業から2年以内の方には、「起業家応援キャンペーン」が適用され、セルフプランかベーシックプランを2年間無料で利用することが出来る。

個人事業主にとっての弥生会計ベストバイはどれ?

先ほど述べたように、私はこれまで弥生会計プロフェッショナル版を使っていたのだが、私のような零細個人事業主にとって弥生会計プロフェッショナルはオーバースペックだった。

なんでこんなくそ高いプロフェッショナル版を購入してしまったのか自分でもよくわからない(笑)

ビジネスを始めた時に、何となくよくわからず購入してしまいそれを使い続けていたのだ。

私のような間違いを犯さないために、フリーランス/個人事業主の人が会計ソフトを購入する時は以下のものから選択しよう。

  • やよいの白色申告オンライン
  • やよいの青色申告オンライン
  • やよいの青色申告23
  • 弥生会計23 スタンダード

弥生の会計ソフトにはオンライン版(クラウド利用)とデスクトップ版があり、どちらを利用するか非常に迷うところなので、それぞれのメリットデメリットを以下で解説する。

クラウド版のメリット・デメリット

クラウド版の弥生会計は以下のようなメリットとデメリットがある。

メリット

  • PCにインストールする必要はない
  • ネットとWEBブラウザさえあればPC種別を問わずどこからでも利用する事が出来る
  • Macユーザーでも使える
  • システムが常にアップグレードされいつでも最新のものが利用できる
  • 簿記/会計の知識がなくても使える
  • 白色申告事業者ならずっと無料で使える

デメリット

  • 利用するにはネット環境が必須
  • 毎年利用料金がかかる(青色申告の場合)
  • 操作性はデスクトップ版より劣る

デスクトップ版のメリット・デメリット

デスクトップ版の弥生会計は以下のようなメリットとデメリットがある。

メリット

  • 税制等に大きな変更がなければ使い続けることが可能(毎年利用料がかからない)
  • 操作性が優れていてさくさく使える

デメリット

  • PCにインストールする手間がかかる
  • 複数のPCで使用できない
  • 税制等に大きな変更があれば買い替えが必要
  • 会計ソフト初心者には扱いにくい
  • 複式簿記の仕訳知識が必要

白色申告者は「やよいの白色申告オンライン」一択

やよいの白色申告 オンラインは、白色申告を行う個人事業主を対象としたクラウド会計ソフトだ。

クラウド会計ソフトとしては、シェアNO1(MM総研調べ 2019年3月)を誇っており、2人に1人が使用するほど実績があるクラウドソフトなので安心して利用できる。

やよいの白色申告オンラインは、全ての機能を無料で利用する事が出来るので、白色申告者ならこちらを利用するのが一番ベストな方法だ。

個人事業を始めたばかりの人はまずはオンライン版を試すべし

これから青色申告で個人事業を始める人、または始めたばかりの人は、最初にやよいの青色申告オンラインを試してみてほしい。

ビジネスを始めたばかりの人は、会計知識も乏しく仕訳方法等もよくわかっていない人が多いと思う。

やよいの青色申告オンラインなら、はじめの1年間を無料で利用する事が出来るし、簿記や会計の知識がなくても家計簿感覚で使用する事が出来るので、とりあえずの利用には最適だ。

1人で全て会計処理を行うのに不安があるのなら、ベーシックプランやトータルプランの利用も検討してみよう。

トータルプランでは、操作方法だけでなく業務相談、仕訳方法の相談等もできるのでビジネス初心者の方には心強いはずだ。

一人でいろいろ悩むぐらいならトータルプランを利用してさくっと解決したほうが効率がいい。

初年度は、有償プランでも通常価格の半額になってお得なので、とにかく最初の1年はサポートを利用しまくってあらゆる疑問を解決しておくといいだろう。

1年間使用してみて問題なく使えたなら継続利用を考えればいいし、サポートが必要ないレベルに達していれば、2年目からセルフプランに切り替えればよい。

オンライン版では物足りない、もっとサクサク快適に使いたいと感じれば、デスクトップ版の「やよいの青色申告」に乗り換えればいいのだ。

複式簿記が使える人でさくさく仕訳したい人はデスクトップ版がおすすめ

デスクトップ版を使う大きなメリットは、操作性が優れていてサクサク仕訳ができることだ。

なので、すでに複式簿記をマスターしていて、使用できるPCが限定される等のデメリットを許容できるのであればデスクトップ版の使用がおすすめだ。

個人事業主がデスクトップ版の弥生会計を使う場合は、「やよいの青色申告23」か「弥生会計23 スタンダード」のどちらかを選択することになる。

それぞれの機能の違いを見てみよう。以下バージョン22の時の比較

機能分類 機能名 やよいの青色申告22 弥生会計22スタンダード
導入・設定 ナビゲーション機能 「クイックナビゲータ」
操作説明動画 「スタートアップガイド」
設定機能 「導入設定ウィザード」
設定機能 「部門設定」 × ×
設定支援 「業種別テンプレート」
取引入力(帳簿付け) かんたん入力機能 「かんたん取引入力」「仕訳アドバイザー」
帳簿入力 「現金出納帳」 「預金出納帳」 「売掛帳」 「買掛帳」 「経費帳」
伝票入力 「入金伝票」 「出金伝票」 「振替伝票」
仕訳帳/元帳 「仕訳日記帳」 「総勘定元帳」 「補助元帳」
自動取込・自動仕訳機能 スマート取引取込 ※1
集計 試算表 残高試算表(月次・期間/前期比較/グラフ)
データ書出し 「Excel への書き出し」 ×
各種集計表 「残高推移表」 「消費税集計表」 「日計表」 「現預金明細表」 「科目別税区分表」 「補助残高一覧表」 △※1
高度な集計表 「元帳摘要集計表」 「摘要損益計算書」 × ×
資金繰り 回収/支払管理 「回収予定表」 「支払予定表」 ×
未来資金管理 「資金繰りシミュレーター」 ×
手形管理 「受取手形」 「支払手形」 ×
高度な資金繰り管理 「実績資金繰り表」 「預貯金管理」 「借入金管理」 × ×
経営分析・予算管理 経営分析 「5期比較」 「損益分岐点分析」 「比率分析」 「ABC分析」 × ×
予算実績管理 「予算実績対比表」 × ×
資金管理 「キャッシュ・フロー計算書」 × ×
法人決算 法人決算書 「貸借対照表」 「損益計算書」 「製造原価報告書」 「注記表」 「株主資本等変動計算書」 ×
消費税申告書 「消費税申告書(一般用・簡易課税用)」 ×
固定資産管理 「固定資産台帳 減価償却費の計算」 ×
法人決算書添付書類 「勘定科目内訳書」 × ×
法人税申告書添付書類 「法人事業概況説明書」 × ×
個人決算 個人決算書 「青色申告・白色申告(収支内訳書)」 〇※2
所得税確定申告書 「令和3年分所得税確定申告書B対応」
消費税申告書 「消費税申告書(一般用・簡易課税用)」
固定資産管理 「固定資産台帳」 「減価償却費の計算」
e-Tax(電子申告)確定申告e-Taxモジュール
便利機能・サービス データ保存・共有 「データバックアップサービス」 「データ共有サービス」
データ連携 「弥生製品間」 「他社ソフト」 △※3
複数台での運用 分散入力機能 分散データ作成 × ×
2台での運用 2ユーザー機能 × ×
3台以上での運用 3台以上での運用 × ×
印刷 汎用用紙(白紙)印刷
専用用紙(サプライ)印刷

※1:「日時残高推移表」、「科目別税区分表」はなし
※2:農業所得用は不可
※3:「弥生製品間」は不可

それぞれのソフトで出力可能な帳票について比較表を以下の記事でまとめたので、合わせて参照してほしい。

公式HPには弥生会計20シリーズ(スタンダード、プロフェッショナル、ネットワーク)の比較表しか掲載されていない。やよいの青色申告20と比較する際に不便だったので、「やよいの青色申告20」と「弥生会計20スタンダード」の帳票比較表を自分でまとめてみた。

上の機能比較表を見ればわかるが、弥生会計22(スタンダード)が資金繰り機能、法人決算に対応している以外、あまり大きな機能の違いはない。

基本的に個人事業主であれば「やよいの青色申告」の機能で充分だ

ただし、やよいの青色申告は、農業所得用の青色申告決算書を作成できない

農業所得用の青色申告を行う人は、「弥生会計(スタンダード)」を購入しよう。

また、他の弥生製品(弥生販売、弥生給料)の仕訳データをインポートする必要がある方は、「弥生会計(スタンダード)」を選択する必要がある。

やよいの青色申告、弥生会計をお得に購入するには?

やよいの青色申告や弥生会計を購入する場合、今の所、公式の弥生オンラインショップよりAmazonで購入したほうがお得に購入できる。

やよいの青色申告の場合、バージョン20の時はAmazonにてダウンロード版が安く買えたのだが、やよいの青色申告23はパッケージコード版の方が安くなっている(2022年11月9日現在)。

なので、やよいの青色申告23を少しでも安く購入したいであれば、Amazonでパッケージコード版を購入するといいだろう。

また、楽天市場やYahooショッピング!で通常版やパッケージコード版を購入する場合、ポイントが結構付いたりする。

実質価格で比較すると、楽天市場やYahooショッピング!で購入したほうがAmazonよりもかなりお得になったりするので、楽天市場とYahooショッピングの実質価格についてもよくチェックした上で購入する事をお勧めしたい。

まとめ

今回、弥生会計10プロフェッショナルから、やよいの青色申告20に乗り換えて外枠のインターフェースは若干変わっていたが、基本的な機能や操作性は全く変わっていないのでこれまで通り違和感なく使用する事ができた。

私は、操作に慣れているPC版を購入したが、ビジネスを始めたばかりの人は青色申告オンラインだと1年間無料で利用できるので、まずはそちらから試してみるといいだろう。

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