数日前に、ちょっと大きめの荷物をゆうパックで送る機会が出来たため、ゆうパックの料金を180円安くすることができる「ゆうパック スマホ割」というサービスを利用してみた。
スマホにアプリを入れて手続きをするだけで送料を180円安くできるのは非常にお得だ。
当記事では、「ゆうパックスマホ割」のサービス詳細やアプリの使い方を詳しく紹介したい。
ゆうパック スマホ割とは?
ゆうパック スマホ割は、スマートフォンに専用のアプリをインストールし、アプリから配送先の設定および決済を行うことで、いつでもゆうパックの送料を180円割引してもらえるというサービスだ。
発送は郵便局からのみとなり、25kg以下、170サイズの以下の一般のゆうパックのみを送ることが可能だ。
スマホでの決済手続き後に表示されるバーコードを、郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」という装置で読み取らせるだけで宛名を自動印刷してくれるので、あて名ラベルを自分で手書きする手間を省けるメリットもある。
いつでも180円割引!通常のゆうパック配送より60円お得
まず、通常のゆうパックの割引制度を見てみよう。
- 持ち込み割引:-120円
- 同一あて先割引:-60円
- 複数口割引:-60円
同一宛先割引と複数口割引は併用不可なので、「持ち込み割引+同一宛先割引」もしくは「持ち込み割引+複数口割引」とすることで最大180円の割引を受けることが可能だ。
但し、同じ宛先に何度も送る場合や、同じ宛先に2つ以上の荷物を送る時以外は、持ち込み割引しか使えないので、通常用途においては120円割引しか受けられない。
ゆうパック スマホ割を使えばいつでも180円割引されるので、1つの荷物だけどこかに発送したいという場合は、ゆうパック スマホ割を使用したほうが60円お得という事になる。
180円割引以外にもアプリ限定割引が使える!
ゆうパック スマホ割では、通常の180円割引以外にも以下のアプリ限定割引を使用する事が可能だ。
アプリ限定割引を活用すればさらにお得にゆうパック発送をする事が出来る。
- 郵便局受取割引:-100円
- 継続利用割引:10%割引
郵便局受け取り割引
受取場所を郵便局に指定して発送すると100円割引される。
継続利用割引
前月までの1年間に10個以上の発送があった場合、割引後の運賃から10%の割引を受けられる。
ゆうパック スマホ割は、使えば使うほどお得になる!
クレジットカードでアプリ内決済だから窓口支払いが不要!クレカポイントも貯まってお得!
ゆうパック スマホ割を使用する場合の支払いは、アプリ内のクレジットカード決済のみとなっている。
事前にアプリでクレジットカード決済を行うため、窓口での支払いは不要になり支払いの手間がかからない。
さらに、カード決済のためクレジットカード独自のポイントも貯まるため、通常のゆうパックの利用よりもお得になる!
あて名ラベルの手書きが不要!
ゆうパック スマホ割では、スマホアプリでクレジットカード決済後、二次元コードがアプリで表示されるので、それを郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」でスキャン※するだけで宛名ラベルを印刷できる。
あとは、印刷された宛名ラベルと荷物を窓口にもっていって手配するだけでOK。
自分で宛名を書く手間を省くことができ、簡単に荷物を送ることが可能だ。
相手の住所が分からなくても荷物が送れる!
ゆうパック スマホ割の「かんたんSNSでお届け」機能を使用すると、相手の住所を知らなくても荷物を送ることが可能だ。
SNS等ネットだけでつながることが可能な現代において、相手の住所を知らなくても荷物を送れるのは非常に便利。
例えば、自分のWEBサイトで行うプレゼント企画の配送等にも活用する事が可能だ。
注意事項
ゆうパック スマホ割を使って発送する場合、以下のような注意点があるので利用する前によく理解しておこう。
- 利用できる荷物の種類は一般のゆうパックのみ。
- 発送場所は郵便局のみとなり、コンビニからの発送は利用できない。
- 集荷はできず窓口持ち込みのみとなる。
- ゆうパックスマホ割を利用する場合、ゆうパックの「持込割引」、「同一あて先割引」、「複数口割引」は利用できない。
- 支払いはクレジットカード決済のみ。
- 「かんたんSNSでお届け」機能を利用する場合、受取は郵便局、コンビニ、はこぽすのみとなり自宅配送はできない。
- コンビニ受け取りを利用する場合、縦・横・高さの合計が100㎝以内にしないといけない。
- はこぽす受け取りを利用する場合、縦・横・高さの合計が100㎝以内 (縦54cm以内・横41cm以内・高さ24cm以内)にしないといけない。
- 受け取りではこぽす(PUDO)を選択した場合、 縦55cm・横44cm・高さ18cmを超えた荷物は依頼主に返送される。
- 受け取り可能なコンビニは、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートのみ。
- コンビニ、郵便局受け取りの場合の保管期間は、到着の翌日から7日目まで。
- はこぽす受け取りの保管期間は、はこぽすを受け持つ郵便局に荷物が到着した翌日から3日目まで。
- 作成した宛名ラベルは支払い手続き後から30日間利用可能。
ゆうパック スマホ割のメリットデメリットまとめ
メリット
- ゆうパック配送においていつでも一番安い価格(180円引き)で荷物を送れる。
- 他の割引サービスを組み合わせてればさらに安く発送できる。
- 窓口で現金を支払う手間が省ける。
- カード決済なのでカード会社のポイントが貯まる。
- 宛先ラベルを手書きしなくていいので楽ちん。
- 荷物毎に依頼主を変更する事が可能。
- 相手の住所がわからなくても荷物を届けられる。
- アプリで配送状況を簡単に確認できる。
デメリット
- スマホとクレジットカードが必須。
- 決済方法はクレジットカード払いのみ。
- 集荷をしてくれないので郵便局に持ち込みしないといけない(大き目の荷物だと大変)
利用するための事前準備
ゆうパック スマホ割を利用して荷物を送るには事前に以下で紹介する準備が必要だ。
スマホアプリのインストール
ゆうパック スマホ割を利用するには、スマートフォンアプリが必須となる。
まず、下記のゆうパック スマホ割アプリを自身のスマートフォンにインストールしよう。
ゆうパックスマホ割
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ゆうびんIDの作成
ゆうパックスマホ割アプリを使用するには、「ゆうびんID」が必要になる。
ゆうびんIDは、以下のURLやゆうパックスマホ割アプリから作成可能だ。
https://portal.post.japanpost.jp/aew/pc/memberTmpRegistInit.do
今回は「ゆうパックスマホ割アプリ」から作成する手順を紹介する。
ゆうパック スマホ割アプリを起動すると、アプリについての紹介画面が表示されるので、画面下部の「次へ」ボタンを最後の画面までタップする。
最後の画面で「さあ、始めましょう」というボタンをタップする。
利用規約画面が表示されるので、「次回以降表示しない」のスイッチをONにして「規約に同意する」ボタンをタップする。
すると、ログイン画面が表示されるので、「新規会員登録はこちら」をタップする。
WEBブラウザが起動し以下の画面が表示されるので、ログインに使用するメールアドレス、「パスワード」を入力し「次へ」ボタンをタップする。
次に、名前や・住所などの個人情報を入力する画面が表示されるので、必須項目を全て入力し「次へ(登録内容のご確認)」ボタンをタップする。
登録内容の確認画面が表示されるので、確認後問題なければ「規約に同意して仮登録を行う」ボタンをタップする。
すると、「まだ登録は完了していません。」という画面が表示される。
この時点で、登録に使用したメールアドレス宛に日本郵便からメールが送られてくるのでチェックしよう。
「【ゆうびんID】仮登録完了のお知らせ」というメールが届いているはずだ。
メール内に本登録用URLが記載されているのでそれをタップしよう。
「登録完了」と表示されたら「ゆうびんID」の登録は完了だ。
【ゆうびんID】本登録完了のお知らせというメールが送られているはずなのでそれも確認しておこう。
ゆうパック スマホ割アプリにゆうびんIDでログイン
まず、「ゆうパック スマホ割」アプリを起動し、ゆうびんID、パスワードを入力後「ログイン」ボタンをタップする。
※起動するたびに、IDやパスワードを入力するのは面倒なので、「次回からIDの入力を省略」と「ログイン状態を保存」にチェックを入れておくことをお勧めする。
“スマホ割”は通知を送信します。よろしいですか?と聞かれるので「許可」をタップする。
カード情報の登録
次に、運送費の決済に必要なクレジットカード情報を登録しよう。
アプリトップ画面から「あて名ラベル作成」をタップする。
クレジットカード情報が未登録の場合、以下のクレジットカード登録画面が表示されるので、カード番号、月/年、セキュリティコード、運賃支払い時の認証で利用する暗証番号(4桁)を入力し「登録する」ボタンをタップする。
運賃支払い時の認証で利用する暗証番号(4桁)は、決済の際に必要になるので登録した番号は忘れないように控えておこう。
宛名ラベルの作成画面が表示されたら右上の「×」をタップしてトップ画面に戻ろう。
以上で、クレジットカード情報の登録は完了だ。
荷物の送り方(直接お届け編)
ゆうパックスマホ割アプリを使用して、送付先相手の自宅や職場に直接荷物を届けるための手順を紹介する。
宛名ラベルの作成
まず、ゆうパック スマホ割アプリトップページの「あて名ラベル作成」ボタンをタップする。
すると、「お届け方法を選択してください。」という画面が表示される。
お届け方法として「直接お届け」と「かんたんSNSでお届け」の2つの方法が用意されている。
ここでは、自宅や職場に直接荷物を届けるための「直接お届け」をタップする。
依頼主情報を入力後、「次へ」ボタンをタップする。
の
お届け先情報を入力する画面が表示されるので、届け先の名前と住所を入力する。
入力した届け先へ頻繁に荷物を送る可能性があるなら、「アドレス帳に保存する」の「保存するボタン」をタップして登録しておこう。次回からは「アドレス帳から引用する」ボタンをタップして送り先を選択するだけで簡単にお届け先情報入力できるようになる。
届け先情報の入力後、「次へ」ボタンをタップする。
次に荷物に関する情報を入力する。
必要な項目を全て入力後、「次へ」ボタンをタップする。
これまで入力した情報の確認画面が表示されるので、問題ないかを確認後「登録する」ボタンをタップする。
あて名ラベル 登録完了と表示されたら、宛名ラベルの作成は完了だ。
この後、そのまま支払い手続きに移ってもいいし、郵便局で発送直前に支払い手続きを行いたい場合はこのまま画面を閉じても問題ない。
もし後で支払い手続きを行う場合は、アプリトップ画面の「作成履歴」ボタンをタップし「見発送」タブから目的の宛名ラベルを選択してそこから支払い手続きを行おう。
支払い手続き
宛名ラベル登録完了画面から続いて支払い手続きを行う場合、「お支払い」ボタンをタップする。
運賃予定額が表示されるので、内容を確認後「支払い手続きを行う」ボタンをタップする。
暗証番号入力画面が表示されるので、クレジットカード登録の際に設定した支払用暗証番号を入力後、「お支払手続きを完了する」をタップする。
「支払い手続きが完了しました。」と表示されたら、支払い手続きは完了だ。
発送手続き
「支払い手続きが完了しました。」画面の「2次元コード発行に進む」ボタンをタップする。
「郵便局での発送用2次元コードを発行します。」という画面が表示されるので「2次元コードを発行」ボタンをタップする。
アプリ画面に2次元コードが表示されたら、郵便局に置いてある「ゆうプリタッチ」で2次元コードを読み取らせる。
「ゆうプリタッチ」未設置店の場合は、窓口で2次元コードを提示して読み取ってもらおう。
宛名ラベルが印刷されたら、印刷された宛名ラベルと発送する荷物を窓口にもって行き発送手続きを行う。
支払い手続きはアプリ内カード決済によって完了しているため窓口でお金を払う必要はなく、窓口で発送控えを貰えば「ゆうパック スマホ割」を使用した荷物の発送が完了する。
発送後の確認
実際の運賃の支払い確定タイミング(決済日)は、手続きを行った翌日以降となり、決済が確定したらアプリに通知が来る。
確定した運賃は、アプリトップ画面→作成履歴→発送済みタブ→配達先をタップすれば確認する事が可能なので想定通りの価格で決済されているか確認しておこう。
他にも、詳しい配送状況も確認できるようになっている。わざわざ郵便局ホームページにアクセスして追跡番号を入力しなくても簡単に配送状況を確認出来るので非常に便利だ。
まとめ
ゆうパックスマホ割は、集荷をしてもらえないというデメリットがあるが、家の近くに郵便局がある人や、車で荷物を運べる人は、ゆうパックスマホ割を使うと安く発送できるのでお勧めだ。
1年間に10個以上発送すれば、継続利用割引も使えるようになるので今後は積極的に活用していこうかと思っている。
今回、「かんたんSNSでお届け」については詳しくは解説していないが、使う機会があればまた詳しく解説できればと思う。いずれ当サイトでプレゼント企画等を行うことがあれば利用するかもしれない。
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