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オーディオテクニカ エアーダイナミックヘッドフォン ATH-AVA300【レビュー】

オーディオテクニカ ATH-AVA300 レビュー

最近、自分で動画の作成も行うようになり、自分の声を録音する際に使用するモニターヘッドフォンが欲しいと思って何を買おうか調査していた。

モニターヘッドフォンとしては、オーディオテクニカ製の「ATH-M40x」の商品の評価が高いのだが、 別にプロでもないしここまでのグレードはいらないだろうと却下。

次に同じシリーズの一番安いモデル「ATH-M20x」を検討。でも自分の声を聴くためだけにあえてモニターヘッドフォンを使う必要あるのかなと悩んだ末これも却下。

結局、さらに一回り安い一般用途用として販売されているオーディオテクニカ エアーダイナミックヘッドホン「ATH-AVA300」を購入した。

audio-technica エアーダイナミックヘッドホン ATH-AVA300

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使ってみたところ、3000円クラスのヘッドフォンとしては音質が非常によいので、音楽や映画を楽しむ際のヘッドフォンとしておすすめ。また、モニターヘッドフォンとしても十分活用可能なヘッドフォンだった。

目次

オーディオテクニカ エアーダイナミックヘッドホン「ATH-AVA300」とは?

エアーダイナミックヘッドホン「ATH-AVA300」は、日本の音響機器・映像機器メーカー大手の株式会社オーディオテクニカが販売するAVヘッドフォンだ。

ハニカムパンチングのハウジングを採用した開放型のヘッドフォンとなっており、オープンエアー専用設計のΦ40mmドライバー搭載でバランスの取れた自然な音を楽しむことができる。

アジャスタブルヘッドサポートや肌触りの良い布製イヤパッドを採用し、長時間の利用でも快適にリスニングする事が可能だ。

商品仕様

型番ATH-AVA300
発売日2015年06月19日
型式オープンエアーダイナミック型
ドライバーΦ40mm
出力音圧レベル94dB/mW
再生周波数帯域20~22,000Hz
最大入力300mW
インピーダンス34Ω
質量(コード除く)約230g
コード3.0m
プラグφ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキ
ステレオ2ウェイ
交換イヤパッド(別売)HP-AVA300

開封の儀

パッケージ表面の写真。

パッケージ裏面の写真。

ヘッドフォン本体はこんな感じ。

3.5mmステレオミニプラグの先に、6.3mmステレオ変換アダプターが付いている。

以下は取扱説明書。多言語対応になっている。

以下は保証書。1年間のメーカー保証が付いている。

パッケージに含まれているのは以上だ。

商品レビュー

オープンエアー専用設計のφ40mmドライバーを搭載

ドライバーのサイズは、最初に購入を検討していたモニターヘッドフォンのATH-M40xやATH-M20xの同じ大きさの40mmドライバーを搭載。

一般的に、ドライバーのサイズは大きいほど音質がよいなんて説明がされるが、高音域は不利になったりするため必ずしもそうとは限らない。

結局は製品各部材のトータルバランスが重要だ。

ATH-AVA300は、オープンエアー専用に設計された40mmドライバーを搭載し開放感あふれるサウンドを実現してくれる。

イヤパッド部は肌触りの良い布製で耳への負担が少ない

布製のイヤーパッドなので肌触りがよく耳あたりが柔らかなので着け心地は悪くない。

低価格ヘッドフォンにしては上出来だ。

耳はすっぽりとイヤパッド内に収まるが、耳が大きな人にはちょっと窮屈かもしれない。

あと長時間着けてると少し蒸れるので、夏場の利用はちょっときついかも。

ハウジング部はハニカムパンチングで音抜けを向上

ハニカムパターンのパンチングを採用したハウジング部は、デザイン性もよく、音抜けの向上にも寄与してくれるので、より自然な音を出すことが可能。

調節可能なヘッドサポート搭載で快適な装着感を実現

ヘッドバンドには、スライド調整可能な「アジャスタブルヘッドサポート」を搭載。

ヘッドサポートはゴムバンドで出来ていて、ヘッドフォンが頭からずれ落ちるのを防いでくれる。

頭の形に合わせて最適な位置にヘッドサポートを簡単に調節できるので、どんな人にも心地よい装着感を味わうことが可能だ。

左右(L/R)表示位置はイヤーパッドアーム接続箇所の内側

左右(L/R)表示は、イヤーパッドアーム接続部分の内側に記載されている。

装着時に自然に目に入る位置なので、左右間違えて装着する心配はほとんどない。

また、左側のイヤパッドアーム外側にのみ凸形状が存在するので、指感覚だけでも左右を判断する事が可能だ。

コード長は3mあるため取り回しがしやすい

ATH-AVA300のコード長は3mあるので、テレビ等少し離れた位置にある機器に接続する際にも取り回しがしやすくて便利。

長時間の利用でも耳は痛くならなかった

試しに、Amazon Fire TVスティックのプライムビデオで映画1本をこのヘッドフォンを使用して視聴してみてが、私の場合は耳は全然痛くならなかった。

ただし、痛くなるかどうかは個人差があると思うので人によっては痛くなるのかもしれない。

音質についてはこの価格帯にして上出来

実際に聞いて音質を確かめてみたが、高音も低音も非常にバランスがとれていて音が非常に聞きやすかった。

音楽を聴いたり、映画を視聴するヘッドフォンとしては、普通に合格レベルだ。

初心者が最初に購入するヘッドフォンとしては非常によい製品なのではないだろうか。

オープン型なので外出時に持ち歩くのには向かない

オーディオテクニカ ATH-AVA300は、開放型のヘッドフォンなので、ハウジング部から音が普通に漏れてしまう。

なので、外出時の使用にはあまりむかない。

また、開放型故に外部からの音も聞こえてしまうため、家の自室等、比較的静かな場所で音楽や映画を楽しむために使用するのに向いている。

また、長期間つけていても苦にならず、群れもすくないので、電子ピアノなどの楽器の練習時に使用するヘッドフォンとしてもおすすめ。

モニターヘッドフォンとしても使える?

オーディオテクニカの一番安いモニターヘッドフォン「ATH-M20x」と比較したのが以下の表だ。

 ATH-AVA300ATH-M20x
型式オープンエアーダイナミック型密閉ダイナミック型
ドライバー40mm40mm
出力音圧レベル94dB/mW96dB/mW
再生周波数帯域20~22,000Hz15~20,000Hz
最大入力300mW700mW
インピーダンス34Ω47Ω
質量(コード除く)約230g190g

オーディオテクニカがモニターヘッドフォンとして販売している、ATH-Mシリーズのヘッドフォンは全て密閉型だ。

基本的にマイクを使用して録音するような場合、オープンエアー型(開放型)は音漏れがマイクに乗る可能性があるため適さない。

なら、モニターヘッドフォンは、密閉型でないといけないのかと言うとそうではなく、編集用に使用するなら別に密閉型に限る必要はない。

再生周波数帯域を見てみると、ATH-AVA300は、ATH-M20xよりも低音域で負けているが、高音域では勝っていることがわかる。

よほどの低音を扱わないのであれば、ATH-AVA300を編集用のモニターヘッドフォンとして利用しても特に問題はないと思う。

オープン型なので長時間装着していても苦にはならないという利点もある。

さて、ATH-AVA300は、マイク録音には適さないオープンエアー型なわけだが、動画にナレーションを充てる際にこのヘッドフォンとダイナミックマイクを使用して録音してみたところ音漏れがマイクに乗るという事はなかった。

感度が高いコンデンサーマイクを使用すると、ひょっとしたら音漏れを拾うことがあるのかもしれないが試してないのでわからない。

とりあえず、動画に声を当てるぐらいの用途なら、このヘッドフォンでも問題はなかったので私の用途的には合格。

ATH-AVA300は、個人がちょっとした動画編集時に使用するモニターヘッドフォンとしても十分使えると言っていいだろう。

メリット・デメリットまとめ

メリット

  • 低価格
  • アジャスタブルヘッドサポートや布製イヤパッドで装着感が良い
  • 長時間の利用でも苦にならない
  • 低価格の割に音質は自然でバランスがよく聞きやすい
  • 外部からの音に反応できる
  • ハニカムパンチングのハウジングがかっこいい
  • ちょっとしたモニターヘッドフォンとしても活用可能

デメリット

  • オープンエアー(開放型)のため音漏れする
  • 密閉型ほどには集中してリスニングできない

こんな人におすすめ

ATH-AVA300は、以下のような人におすすめだ。

  • 低価格で音質の良いヘッドフォンを探している方
  • 自宅にてヘッドフォンを使用して音楽や映画を楽しみたい方
  • 楽器の練習にヘッドフォンを利用したい人
  • モニター用途で使いたいが高額なプロレベルのモニターヘッドフォンは必要ない人

Bluetoothレシーバーとセットで使えばさらに便利に

Bluetoothレシーバーと組み合わせることで、ヘッドフォンをBluetooth無線化する事が可能になる。

利用シーンに応じて有線、無線のどちらでも使えるようになるのでぜひともBluetoothレシーバーを購入しておくことをお勧めしたい。

私は、グリーンハウスのBluetoothレシーバーを利用している。

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最後に

オーディオテクニカ ATH-AVA300は、低価格ながら低音、高音ともにバランスの取れた音質を楽しめるので、音楽や映画視聴用ヘッドフォンとしてかなりお勧めできる製品だ。

どれを購入すればいいかわからないヘッドフォン初心者の人は、とりあえずこれを買っておけば問題ない。

モニターヘッドフォンとしては販売されていないが、個人の動画編集用モニターヘッドフォンとしても十分活用できると思うので、高いプロ用モニターヘッドフォンは必要ないという方も購入を検討してみるといいだろう。

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