ワイヤレスイヤホンブランドの「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」からオープンイヤー型 イヤホン「SOUNDPEATS RunFree Lite2」が発売されている。
厳密な発売日はよくわからないが、Amazonでの取り扱い日は、2024/3/4となっている。
今回、SOUNDPEATS様より、レビュー用に商品提供を頂けたので、その特徴やパフォーマンスについて詳しくレビューしていく。
耳にイヤホンを突っ込む必要のないオープンイヤー型のイヤホンを初めて利用したが、耳に負担がないのですごく楽。
重さも感じないし、激しく動いても耳から外れる心配が一切ないのは心強い。
音質も普通に聞ける品質だし、価格も非常に安いので、非常にコスパの高いワイヤレスイヤホンだと思う。
周囲の音を確認しながら音楽を楽しみたい方にオススメ。
- ストレスなしの装着感!激しく動いても外れない
- 普通に聞ける音質でコスパが高い
- 2台のデバイスとマルチポイント接続が可能
- ゲームの低遅延モードを搭載
- カナル型のようにL/Rがどっちかを気にしなくてよい
- 周囲の音を聞きながら音楽が楽しめる
- 最大15時間の連続再生が可能
- カナル型イヤホンよりも場所を取る
- リラックスした態勢で音楽を楽しめない
- 本体のリセット操作が面倒
- 付属の充電ケーブルが短い
以下より、SOUNDPEATS RunFree Lite2 オープンイヤー型 イヤホン」を詳細にレビューしていく。購入前に知っておくべきことをすべてお伝えしていくので、購入を検討している方は参考にしてみてほしい。
パッケージ紹介
では、パッケージを開封していこう。
パッケージ表面。
裏面はこんな感じ。
蓋を開けた所。
以下がイヤホン本体。
以下は充電ケーブル。
紙類はユーザーガイドとアプリ導入解説用カードの2点。
以下が、内容物の全て。
商品デザイン
イヤホン本体の全体の画像。上部のフレームは柔らかい素材でできていて、柔軟性がある。
イヤホン内側端にスピーカーが搭載されている。耳にかけるとちょうど耳穴の位置にスピーカーが来る感じ。
以下は外側のデザイン。前方にはベント穴がある。
右耳側後方にある筐体上部に充電ケーブルを接続するUSB Type-C端子が搭載されている。
右耳側後方にある筐体下部には、操作用の物理ボタンが3つ搭載されている。
操作ボタン後方にはLEDインジゲーターが付いていて、ペアリングモードの状態や充電状況などがわかるようになっている。
重量・サイズ感
イヤホンの実測重量は24.5g。公称は約25gなので若干軽めの数字が出た。
カラーバリエーション
SOUNDPEATS RunFree Lite2は、一色展開のみなので黒以外のカラーバリエーションは存在しない。
装着感に違和感なし!耳にかけるだけなので重さも感じない
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」の重量は、カナル型ワイヤレスイヤホンと比べると、重たい部類になるが、耳にかけるタイプなので、重さは全然感じなかった。
耳につっこまないといけないカナル型と比べると、耳が痛くなることもないし、オープンイヤータイプなので一切の圧迫感がなく装着感はすごく楽で快適だ。
耳に引っかけているので、どれだけ激しく動いても耳から外れる心配もない。なので、トレーニングやランニング中の利用に最適だと思う。
装着方向を間違える事がないので、カナル型のように、どっちがLでどっちがRとかいちいち気にしなくてよいのもうれしいポイント。
操作はしずらいが物理ボタンなので誤操作はなし!
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」での再生コントロールは右耳後方部分に搭載されている3つの物理ボタンで行うようになっている。
位置的に目から見えないので、操作しやすいといはいえない。
ただし、ボタンは3つしかないので、慣れればそれほど苦も無く操作することが可能だ。
タッチセンサー形式ではないため、誤操作の心配もないのも大きなメリットだ。
「SOUNDPEATS RunFree Lite」の操作方法
電源オン | 手動:イヤホンの電源ボタンを3秒間長押し |
---|---|
電源オフ | 自動:ペアリングなしで3分間たつと自動電源OFF 手動:イヤホンの電源ボタンを3秒長押し |
再生/一時停止 | 電源ボタンを1回押す |
音量を下げる | 音量ボタン”-“を1回押す |
音量を上げる | 音量ボタン”+”を1回押す |
曲戻し | 音量ボタン”-“を1.5秒間長押し |
曲送り | 音量ボタン”+”を1.5秒間長押し |
ゲームモードに入る/終了 | 電源ボタンを素早く3回押す |
着信受話/通話終了 | 電源ボタンを1回押す |
通話拒否 | 着信中、電源ボタンを1.5秒間長押し |
通話切替 | 通話中、電源ボタンを素早く2回押す |
端末の音声認識アシスト機能(Siri/Google)を起動 | 電源ボタンを素早く2回押す |
音質は意外に悪くない【iPhone 12で確認(AAC)】
- 大口径の16.2mm複合バイオダイナミックドライバーを採用
- 低周波強調アルゴリズムで空気振動によって失われる低音を補完し重低音をより鮮明に再現
- 対応コーデック:AAC,SBC,LDAC
私のスマホは現在iPhone12を使用中なので、AAC接続のiPhone12で音楽を聞いてみた所、意外と悪くない音質だなと感じた。
大口径ダイナミックドライバーがいい感じに機能してくれているのだろう。
値段なりではあるが、この安さで、この音質なら十分かなと思わせてくれる音質だと思う。
最大15時間も連続稼働が可能!
実際にどれくらい連続稼働できるかは、試していないが公称だと最大15時間の連続稼働が可能だ。
満充電で1日中聞いても問題ないレベルなので、電池の持ちの良さは大きなメリット。
マイクも搭載!音声認識アシスタントもしっかり反応
「SOUNDPEATS RunFree Lite」には、いちおうマイクも搭載されており、イヤホンから音声認識アシスタントを起動してみたが、小さい声でしゃべってもしっかり音声を認識してくれた。
2台同時接続できるマルチポイント接続に対応
- マルチポイント接続するには「PeatsAudio」アプリが必要
「SOUNDPEATS RunFree Lite」は、2台の端末に同時接続できるマルチポイント機能に対応している。
自分がよく使用するデバイスとマルチポイント接続しておくことで、簡単に利用デバイスを切り替えることが可能だ。
ただし、マルチポイント機能を利用するには、「PeatsAudio」というアプリを利用する必要がある。
「PeatsAudio」アプリで「マルチポイント」をONにすることで、マルチポイント機能を有効にできる。
低遅延のゲームモードモード搭載
「SOUNDPEATS RunFree Lite」にはゲームモードが搭載されており、ゲームモードをONにすることで、音の遅延をより低く抑える事が可能だ。
標準モードでもそれほど遅延は感じなかったが、ゲームをする場合は一応ゲームモードに変更した方がいいだろう。
試しに音ゲーでゲームモードを試してみたが、特に違和感なくゲームプレイを行うことができた。
ゲームモードは、本体操作及びアプリのボタンからON/OFFが可能だ。
SOUNDPEATS他モデルとの比較
SOUNDPEATSは、「RunFree Lite2」と類似している「RunFree」という商品も販売している。
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」と「SOUNDPEATS RunFree」を比較してみたのが以下の表だ。
製品名 | SOUNDPEATS RunFree Lite2 | SOUNDPEATS RunFree |
---|---|---|
タイプ | オープンイヤー型 | オープンイヤー型 |
本体操作 | 物理ボタン | 物理ボタン |
ドライバー方式 | 16.2mmダイナミックドライバー | 16.2mmダイナミックドライバー |
対応プロファイル | A2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID | A2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC | AAC,SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
通信範囲 | 10M | 10M |
バッテリー容量 | 120mAh(イヤホン) | 140mAh(イヤホン) |
最大再生時間 | 約15時間 | 約14時間 |
イヤホン本体充電時間 | 2時間 | 1.6時間 |
本体寸法(L*W*H) | 134.31 * 115.04 : 48.97 mm | 134.27 * 107.44 * 48.26 mm |
重量 | 約25g | 約28g |
充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
マイク | 搭載 | 搭載 |
ゲームモード | 対応 | 対応 |
専用アプリ | 対応 | 対応 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
通常価格 | 4,380円 | 6,680円 |
Amazonでの取り扱い日 | 2024年3月4日 | 2023年10月1日 |
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」と「SOUNDPEATS RunFree」はほぼ似たような仕様になっているが、「SOUNDPEATS RunFree Lite2」では、より軽量化・低価格化されており、最大再生時間が伸びて、対応コーデックにもLDACが追加されている。
機能面・コストパフォーマンスは、「SOUNDPEATS RunFree Lite2」の方に優位性がある。
ただし、「SOUNDPEATS RunFree」の方は、肌に優しい液体シリコン素材が全体に使われており、付け心地は「SOUNDPEATS RunFree」の方が上だと思われる。
専用アプリについて
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」では、公式アプリ「PeatsAudio」に対応している。
PeatsAudio
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公式アプリでは以下の機能を利用することが可能だ。利用したい方はインストールしておくといいだろう。
- デバイス情報の確認
- ファームウェアの更新
- バッテリー残量の確認
- デバイスの追加
- イヤホンのリセット
- 音声ガイダンスの言語の切り替え
- イコライザー(アダプティブEQ、9つのプリセットEQ、カスタムEQ)
- ゲームモードのON/OFF
- マルチポイントのON/OFF
アプリのホーム画面
EQ設定画面
カスタムイコライザ―画面
メニュー表示
デメリットはある?個人的に気になったポイント
利用してみて個人的に気になったことを上げておく。
- 場所を取る
- 本体リセットの方法が面倒
- 椅子に頭を付けてもたれる事ができない
- 付属の充電ケーブルが短すぎる
場所を取る
「SOUNDPEATS RunFree Lite2」は、ワイヤーでつながってるし、どうしても場所を取ってしまう。
カナル型ワイヤレスイヤホンのようにコンパクトに持ち運ぶことができない。
以下は、カナル型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air4 Pro」と一緒に写した写真。
本体リセットの方法が面倒
イヤホン本体のリセット操作が少々面倒だ。
いちいち充電ケーブルをつなげて充電状態にしないとリセットできない。
わざわざ充電状態にさせる意味が分からない。
椅子に頭を付けてもたれる事ができない
このイヤホンの後方にはワイヤーがあるので、椅子に頭をつけてもたれることが出来ないし、ベッドで寝転んだ状態で音楽を楽しむなんてこともできない。
そのため、リラックスした状態で音楽を楽しむという用途には向かないだろう。
付属の充電ケーブルが短すぎる
付属の充電ケーブルが全長約27cm、ケーブル部のみだと約21cmと非常に短い。
なので、充電する際の取り回しが悪い。
個人的には最低でも1mの長さは欲しい所。
商品仕様
商品名 | SOUNDPEATS RunFree Lite2 |
---|---|
公式価格 | 4,380円 |
カラー | ブラック |
イヤホンタイプ | オープンイヤー型 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
対応プロファイル | A2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
通信範囲 | 10M |
本体寸法(L*W*H): | 134.31mm * 115.04mm * 48.97mm |
重量 | 約25g |
防水規格 | IPX4 |
バッテリー容量 | 120mAh(イヤホン) |
最大再生時間 | 約15時間 |
イヤホン本体 充電時間 | 2時間 |
充電ポート | USB Type C |
パッケージ内容 | ・SOUNDPEATS RunFree Lite2イヤホン * 1 ・充電ケーブル * 1 ・取扱説明書 * 1 |
SOUNDPEATS RunFree Lite2はこんな人におすすめ
- 複数のデバイスを使い分けたい方
- ながら聞きしたい方
- コストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 耳に負担をかけたくない方
SOUNDPEATS RunFree Lite2は、周りの音をしっかり聞き取れる状態で音楽も楽しめるというユニークな発想のワイヤレスイヤホンだ。
リラックスしながら利用するのではなくて、トレーニングや家事中、通勤中など何かをアクティブに活動中に利用するのがおすすめ。
耳にかけるだけなので、非常に手軽だし、どれだけ激しく動いても外れる心配もない。
カナル型のように耳の中に突っ込まないので、ストレスフリーで利用できる。
私の場合、長時間かけても耳が痛くなることもなかった。
そして、なによりこの価格の安さ。この安さで音質が悪いと感じる事もなく利用できるので、コスパも非常に高い。
周囲の音を聞きながら音楽も楽しみたいという方は、SOUNDPEATS RunFree Lite2の購入を検討してみるといいだろう。
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