大きめの商品の写真撮影時にあったら便利だなーと常々思っていた背景布を取り付けるための撮影スタンド(背景スタンド)を購入してみた。
今回購入したのはUTEBITの250 x 300cmの撮影スタンド。
人物の立ち姿の撮影などにも余裕で対応でき、大型商品の撮影にも使える便利な背景スタンドだったので紹介したい。
UTEBIT 撮影スタンド 250 x 300cm 強力クリップ付について
UTEBIT 撮影スタンド 250 x 300cmは、幅150-300cm、高さ105-250cmの撮影スタンドだ。最大の背景布(300cm×600cm)に対応しており、大型商品撮影にも使えるのが特徴。
アルミ合金製なので耐久性があり、長く使用することが可能。
付属の三脚スタンドは付属のM10ネジを取り付けることでライトスタンドとして活用することもできる。
持ち運びに便利な専用キャリーバック付き。
商品仕様
高さ調整範囲 | 112cm-250cm |
---|---|
幅調整範囲 | 150cm-300cm |
材質 | アルミ合金製 |
三脚最大荷重 | 5kg |
付属品 | ・背景布クリップ ・M10ネジ x 2 ・専用のキャリーバッグ |
開封の儀
商品の梱包はこんな感じ。
箱を開けるとこんな感じ。三脚類は専用キャリーバックに収納される形で入っている。
箱から取り出すとこんな感じ。
真ん中の白い尾い袋にはいってたのが以下の4本の横パイプ。
それぞれのパイプにはH1~H4までの文字が書かれている。この横棒を繋げることで横の長さを調整できる。
最低でも2つのパイプは使用する事になる。
そして、こちらが横パイプを支えるための3脚。
以下は、その他の付属物。4つのクリップとM10ネジが2つという構成。
あと、ペラペラの取扱説明書が1枚入っている。
以上が全ての内容物だ。
組み立ててみた
まず、三脚の脚を広げて好みの位置に2本ともセットしよう。
次に横パイプの準備だ。パイプの両端には最低でも以下のH1とH4パイプの2本が必要となる。
4本つなげるとめちゃくちゃ長くなる(300cm)ので、今回はこの2本のパイプを使って組み立ててみる。
パイプの接続方法は簡単だ。右側の突起部分を抑え込みながら左側のパイプに差し込んでいく。
すると、以下のように左側のパイプの穴に突起部分がはまって接続できる。
パイプが準備できたら、三脚の頭についているねじとワッシャーを1つを外す。
次にパイプの端にある穴を三脚の頭にはめ込む。
最後にワッシャーを入れて取付ねじを締めればOK。
これで、背景スタンドの組み立ては完了だ。
この背景スタンドのおすすめポイント
UTEBIT 撮影スタンド(背景スタンド)250 x 300cm 強力クリップ付のお勧めできる点を以下にまとめる。
高さを105センチから250センチまで調節可能
通常の状態だと高さは105センチ。
1段階高さをMAXまで伸ばすと以下のように約172センチの高さまで調節可能。
さらにもう一段階パイプを伸ばすと、約250センチまで高さを調節することが出来る。
105~250センチまで好みの高さに調整出来て非常に便利。
200センチの高さまでしか調節できない背景スタンドが多い中、250センチまで調節できるのは人物撮影にも余裕をもって撮影することができる。
Amazonの販売ページでは、画像や説明文において調節可能な高さがでたらめに表記されていたりするので注意してほしい。
横幅を150、225、300cmで調節可能
横パイプが4本ついており、つなぎ合わせる本数で150cm、225cm、300cmの横幅を選択することが可能だ。
4本全てのパイプをつなげば、かなり大きな製品の撮影に対応することが出来る。
アルミ合金製で耐久性がある
三脚及び横パイプはアルミ合金製なので、耐久性が高く長く利用することが出来る。
三脚はの最大負荷荷重は5kgあり、安定性も問題ない。
組み立てが簡単
横ポールの接続は非常に簡単だし、三脚の高さ調整も誰でも簡単にできる。
1人で簡単に全てをセッティングする事が可能だ。
軽いので持ち運びも楽
アルミパイプを採用しているので、三脚スタンドも横パイプも非常に軽く女性でも簡単に持ち運ぶことが可能。
三脚はライトスタンドとしても活用可能
三脚の頭に以下のM10ネジを取り付けることで、ライトスタンドとして利用する事が可能だ。
私は取り付けられるライトを持っていないので、すぐにこれを活用することができないが、撮影用ライトを所有している人にとっては活用の幅を広げることが出来る。
クリップ付きなので背景布の取付に困らない
この撮影スタンドには以下の4つの背景布クリップがデフォルトで付属しているので、背景布の取付に困ることがない。
背景布さえあれば、購入後すぐに撮影することが可能になる。
同時に購入した以下の背景布をつけてみた。
背景布の折り目は後でとらないといけないが、とりあえずこんな感じですぐに取り付けられる。
背景布に関する詳しいレビューは以下の記事を参照してほしい。
グリーンバック背景布が欲しい方は以下の商品がおすすめ。
専用キャリーバック付きで持ち運びも楽
専用キャリーバックがついているので、背景スタンドを持ち運ぶ必要があるときに楽に携帯することが出来る。
残念な点
専用キャリーバックが安っぽい
付属の専用キャリーバックは作りがやすっぽいし、一部汚れている所もあったりしたのであまり評価できない。
おまけ程度だと思っておいた方がいい。
メリットデメリットまとめ
この撮影スタンドのメリットデメリットをまとめておく。
メリット
- 比較的低価格で入手できる
- 高さを250センチまで調節可能
- 横幅は150cm、225cm、300cmから選択できる。
- 三脚をライトスタンドとして活用できる
- 非常に軽くて持ち運びが楽
- 組み立てが簡単で一人でもセッティングできる。
- 専用キャリーバック付
- 4つのクリップ付きですぐに背景布を取り付けられる
デメリット
- 専用キャリーバックはおまけ程度の品質
余ったパイプは背景布の巻取り保管に使うと便利
4本ある横パイプを2本だけ使っている場合だが、余った2本のパイプを接続し、背景布を巻き取らせて固定しておけば、ゴミがつく心配もないし、しわを付けずに背景布を保管できる。
以下のように余ったパイプに背景布を巻きつけていく。
上まで巻き取ったら、適当な方法でパイプに結び付ける。今回はパイプが入っていたナイロン袋を使用した。
こうしておけば、ホコリがつかないし、しわを付けずに背景布の保管が出来て便利だ。
また、撮影したい時に背景布をすぐにセッティングすることができる。
巻き取った背景布をパイプから外せば、スタンドをすべて片づけることも可能だ。
撮影ライトもセットで欲しいならFOSITANの撮影キットがいいかも
背景スタンドだけでなく、背景布や撮影ライトも同時に手に入れたい方は、FOSITANの撮影キットがお勧めだ。
撮影に必要なシステム一式(豪華33点セット)が全て手に入る。
撮影ライトや背景布を後で別々にそろえるよりは、このセットを購入したほうがコストパフォーマンスが高い。
本格的な撮影をしたいと考えている人はこちらの購入を考えてみるといいだろう。
但し、高さが200センチまでしか調節できないので、高さにこだわる人は注意しよう。
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最後に
高さが200センチしか対応していない背景スタンドが多い中、UTEBIT 撮影スタンド 250 x 300cm 強力クリップ付は、比較的低価格で購入できて250センチの高さまで対応している点が特に気に入った。
付属のキャリーバック以外に不満に思う点はあまりなく、個人でちょっとした撮影を行うならばこのスタンドで充分だと思う。
200センチ程度の高さでは満足できない人、人物の立ち姿や大き目の商品の撮影したい人には特にお勧めだ。
今後、少し大きめの商品レビューを行う際はこの背景スタンドを利用して商品写真を撮影しようと思う。
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