以前、自宅の電球のスマートホーム化をPhilips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセットを使って行っていることを紹介した。
このスターターセットにはHueランプをスイッチで操作できるようになる「Philips Hue Dimmerスイッチ」が1つ含まれているのだが、非常に便利なので単体パッケージを購入してディマースイッチを追加してみた。
今回は、2階廊下と階段の電球を制御する用に使用しているが、やはりスイッチがあるとめちゃくちゃ便利だ。
自宅電球のスマートホーム化は、スイッチ操作も可能なPhilips hueで行うことを強くお勧めしたい。
Philips Hueディマースイッチとは?
Philips Hue Dimmerスイッチは、Philips Hueランプをスイッチ操作できるようにするためのデバイスだ。
壁に取り付けて、通常の壁スイッチと同じ感覚でHueランプを操作する事が出来るようになる他、リモコンとしても利用することも可能だ。
別売りのHueブリッジがなくても、HueランプとDimmerスイッチを直接同期させて最大10個までのランプを操作する事も可能だ。
ただし、Dimmerスイッチからの操作とスマートフォンやAmazon Echo&Alexa等のスマートスピーカーからの操作を共存させる場合はHueブリッジが必要になる。
商品仕様
動作環境 | 動作湿度 | 5% <H<95% (結露しないこと) |
---|---|---|
動作温度 | -10°C~45°C | |
スイッチ | 電池付属 | 1 x CR2450 |
周波数帯 | 2400 – 2483.5 MHz | |
寿命 | 50000 clicks | |
スイッチ 1 個に接続可能な最大照明数 | 10 個 (Hue ブリッジにリンクしていない場合) | |
最小電池寿命 | 3 年 | |
ソフトウェアのアップグレード可能 | Hue ブリッジに接続されている場合 | |
スイッチの奥行き | 11 mm | |
スイッチの高さ | 92 mm | |
スイッチの幅 | 35 mm | |
壁面プレートの奥行き | 14 mm | |
壁面プレートの高さ | 115 mm | |
壁面プレートの幅 | 70 mm | |
壁面プレートを含む重量 | 67 g | |
スイッチの重量 | 37 g | |
Zigbee Light Link | protocol IEEE 802.15.4 | |
最小範囲 (屋内) | 500 in | |
外装寸法・重量 | SAP EAN/UPC – 個別 | 8718696752029 |
EAN/UPC – 事例 | 8718696752036 | |
SAP 総重量 EAN (個別) | 0.154 kg | |
正味重量 (個別) | 0.100 kg | |
SAP 高さ (個別) | 16.500 cm | |
SAP の長さ (個別) | 5.500 cm | |
SAP の幅 (個別) | 8.800 cm | |
保証 | 2年間 | |
同梱内容 | Hue Dimmerスイッチ x 1 |
開封の儀
さっそくパッケージを開封していこう。
中に入っているのは以下の3点のみ。DImmerスイッチ本体と、多国語対応説明書、日本語の簡易説明書という構成。
こちらが、Philips Hue Dimmerスイッチ本体の写真。Iボタンが電源ONボタン、Oボタンが電源OFFボタン、真ん中の2つのボタンが調光ボタン(上:明るくする、下:暗くする)となっている。
以下はDimmerスイッチ裏面の写真。上下に両面テープ、中央にはマグネット2つ、サイドに壁取付用ネジ穴がついており、粘着テープ、マグネット、ねじ止めの3種類の方法で壁に取り付けることが可能だ。
Hueディマースイッチは、以下のように3つに分解する事が出来る。
ボタン操作部はこのように取り外せるので、照明操作リモコンとしても利用できる。
壁にねじで取り付けたい場合は、真ん中のフレームを壁にねじで固定し、左のマグネット付きフレームと再度接合すれば取り付け完了だ。
Philips Hueディマースイッチを壁に取り付けるなら以下の方法がお勧め!
Hueブリッジへの登録方法
Philips HueランプをスマホアプリとDimmerスイッチの両方から操作するには、Hueブリッジに登録する必要がある。
登録にはPhilips Hueアプリが必要なので準備しておこう。
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以下より、Philips Hue DimmerスイッチをHueブリッジに登録する手順を解説する。
まず、Philipos Hueアプリを起動し、下部アイコンメニューから「設定」をタップする。
設定画面で「アクセサリーのセットアップ」をタップし、次の画面で「アクセサリーを追加」ボタンをタップする。
「アクセサリーを追加」画面で「Hue Dimmerスイッチ」をタップする。
「スイッチを追加」画面が表示されるので「オプション1」をタップする。
ここで、Dimmerスイッチ本体の下部から出ている透明なシートを引っ張りぬこう。スイッチ左上のLEDがオレンジ色に点滅していることを確認後、再度アプリの画面に戻ろう。
スイッチを追加画面で、「LEDの点滅」ボタンをタップする。
すると、「スイッチを検出しています」と表示されるのでしばらく待とう。
「Hue Dimmerスイッチは正常に接続されました。」と表示されたら、スイッチで操作したい部屋名をタップしよう。今回は、2階通路を選択した。
次の画面で「セットアップ」ボタンをタップする。
すると「アクセサリーのセットアップ」画面に「二階通路 スイッチ」という名前で新たにDimmerスイッチが登録される。
この時点で、DimmerスイッチからHueランプを操作する事が可能になっている。「アクセサリーのセットアップ」画面でスイッチ名をタップすれば、さらに詳細にDimmerスイッチの挙動を設定する事が可能だ。
Hue Dimmerスイッチ Iボタンのデフォルトの挙動
Philips Hue DimmerスイッチのIボタンを押すたびにライトの状態を変更することが可能になっている。
デフォルトでは以下のように動作する。
- 1回目:OFFにした直前のシーンを呼び出す。
- 2回目:「くつろぐ」シーンを呼び出す。
- 3回目:「本を読む」シーンを呼び出す。
- 4回目:「集中する」シーンを呼び出す。
- 5回目:「やる気を出す」シーンを呼び出す。
- 6回目以降:2回目~5回目を順番に繰り返す。
1~5回目でどのシーンを呼び出すかを、Hueアプリから変更する事が可能だ。
Hue Dimmerスイッチの設定方法
「アクセサリーのセットアップ」画面でスイッチ名をタップすれば、以下の設定画面が表示される。
この画面から、操作対象ルームの選択及び電源オンボタンが押された回数によってどのシーンやライトレシピを適用するのかを設定する事が可能だ。
以下は、電源ONボタンが押された時にどの状態にするのかを選ぶ画面。
「最後のON状態」を選べば、前回オフにする直前の状態でHueランプを点灯することが可能だ。
シーンは標準では4つ用意されているが、自分でシーンを作成する事も可能だ。
Hueブリッジがなくても使えるDimmerスイッチ
Philips Hueブリッジがなくても、HueランプとHue Dimmerスイッチを直接同期させることで最大10個までのHueランプをディマースイッチから操作する事が可能だ。
個人的にはあまり有効的な活用法をイメージできないのだが、部屋内に設置したHueランプをリモコンだけで操作したいといった人には便利なのかもしれない。
ただ、せっかくHueランプを使用するならHueブリッジを使ってアプリやスマートスピーカーから操作できるようにした方が絶対に便利だ。
Hue Dimmerスイッチを導入するメリット
Philips Hue Dimmerスイッチを導入するメリットがあるか?と聞かれれば私はまちがいなくYesと断言する。
家族と一緒に生活している場合はDimmerスイッチは必須と言っていい。
「電球をオン・オフするのにわざわざなぜスマホを持ち出して操作しないといけないのだ?スイッチで操作したほうが早いでしょ。」
家族と同居している家でスマート電球を導入すると大抵こういわれるはずだ。
確かにその通り。壁スイッチは究極に効率化された操作手段なのでそれに慣れているとどうしてもスイッチ操作からは離れられないのだ。
私の家の例でいうと、玄関の電球をスマート電球にしているのだが、家族がしょっちゅう壁スイッチの方で電源をOFFにしてしまうので、いろいろ設定していてもまったくスマート電球の役割を安定的に果たすのが難しくなっていた。
Philips Hue Dimmerスイッチを導入後は、家族も壁スイッチではなくDimmerスイッチで操作してくれるようになり、帰宅時自動点灯やスケジュールによるON・OFF等、Hueランプの便利な機能を安定的に活かせるようになった。
1人暮らしの場合、Philips Hue Dimmerスイッチは必ずしも必要ないかもしれないが、家族と同居しているなら是非導入されることをお勧めしたい。
まとめ
Dimmerスイッチはそこそこお値段が高いのがネックだ。スイッチごときにそんなに費用をかけたくないと思う人も多いのではないだろうか。
しかし、Philips Hue Dimmerスイッチを導入すれば、Hueランプの利便性が大きく向上することは間違いない。
Hueランプをこれまで壁スイッチで操作していた箇所で使用する事を考えているのであれば、同時にHue Dimmerスイッチも導入される事をお勧めする。
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